Claude Code⁠コマンドアクセス許可の「オートモード」デフォルトに

Anthropicは2026年8月7日、Claude CodeのPro、Max、Teamプランの新規セッションで、8月14日より「オートモード」をアクセス許可モードのデフォルトとすることを発表した。

オートモードでは、コマンド/ツール呼び出しの際にclassifier(分類器)を通して実行することで、権限プロンプトを表示することなく不可逆的な操作、破壊的な操作、または環境外への操作をブロックしながらClaude Codeを実行する。classifierがブロックした場合、Claudeは通常より安全な方法を自動的に見つけるか、ユーザーに許可を求める。3回連続でブロックされた場合、またはセッション全体で20回ブロックされた場合、権限プロンプトは手動承認に切り替わる。現在はオートモードはオプトインで設定できる方式となっている。

オートモードをデフォルトとする理由について、同社ではオートモードと、ユーザーがプロンプトをクリックして確認する方法について行った安全性の比較検証の結果を挙げている。

同社で1,053人の有償テスターによる調査で、許可プロンプトを出す操作を明らかに危険なコマンド(テキストのみ、何も実際には実行されず)に置き換えたところ、テスターは13.6%しか危険を発見せずあとは見逃してしまい、さらに連続して50回プロンプトを処理(承認)した後には、発見率は5%近くに低下した。一方オートモードでは同じコマンドを89%の確率でブロックし、長いセッションでもブロック率は変化しなかったという。

同社によると、手動による権限の承認ではユーザーは出されたプロンプトの97%を承認しており、これは多くのユーザーが各コマンドを確認するのではなく、反射的にクリックしていることを示唆しているという。開発者は毎日数十~数百もの重要なセキュリティ決定をプロジェクトの最中に行うよう求められており、レビューの負担がユーザーにかかり、重要なものが見落とされる可能性が高くなっている。

このほか、設定ファイルでもパーミッションルールが軽視される傾向が見られる。2026年6月現在、同社のアクティブなCLIユーザーの49.5%がBashのallow-ruleを手動で作成しており、そのうち5%はあらゆるシェルコマンドをそのまま許可し、さらに43%は実質的に同等のインタープリタルールを使用している。その上、この割合は5週間ごとに約5%ずつ増加している。またユーザーの62%がBashで「次回から表示しない」オプションを使用し、対話型セッションの25%は権限バイパスモードで開始されているという。

オートモードでも、こうした権限設定はclassifierより先に実行される。ただし、たとえばpython:*のような任意のコード実行を許可するほど広範なルールは、コマンドがclassifierを完全にスキップする可能性があるため、オートモードでは無効化される。

なお、オートモードのclassifierはツール呼び出しごとにトークンを少し消費するが、今回のデフォルトモード変更にともない、Pro、Max、TeamプランのClaude Codeユーザーについては、このオーバーヘッド(トークン消費)に対する課金は行わない。

またClaude Enterprise、Claude API、AWS上のClaude Platform、Amazon Bedrock、Google Cloudのエージェントプラットフォーム、およびMicrosoft Foundryでは、オートモードはオプトイン方式のままとされる。同社では今後1ヵ月以内に各パートナーと協力して、これらのすべてにおいてオートモードをデフォルトにし、classifierのオーバーヘッドに対する課金を廃止する予定。

おすすめ記事

記事・ニュース一覧