Block⁠キャラクター化したAIエージェントと作業するデスクトップアプリ「Berd」オープンソース化

Blockは2026年8月19日、社内で利用してきたデスクトップアプリBerdをオープンソース化したと発表した。Berdは、プロジェクトやツール、AIモデルなどを一つの作業環境にまとめ、役割やスキル、見た目の異なるエージェントを用途に応じて構成できる。ソースコードはApache License 2.0でGitHubに公開されている。

Berdは、AIエージェントと作業するためのデスクトップアプリで、チャットにファイルやフォルダーを添付し、利用するエージェントやモデルを選択できる。プロジェクト、スキル、拡張機能、オートメーション、モデルプロバイダーの設定、セッション履歴も同じアプリ内で扱う。現在のセッションで、どのプロジェクトやファイルを参照し、どのエージェントやモデルを使っているかを確認でき、セッション履歴から作業を再開しやすい設計になっている。

このうちモデル選択の設計について、BlockのLucas Isaza氏はXへの投稿で、Berdではモデルをインターフェースやスキル、エージェント、ツールから切り離していると説明した。同氏は、エージェントごとに異なるモデルを割り当て、作業環境を変えずにモデルを試せる点を利点として挙げている。

また、Berdでは各エージェントが役割やスキルに加え、異なる見た目を持つ。Blockはこれらのキャラクターを「Gloopies」と呼び、視覚的な個性によって複数のエージェントを見分けやすく、親しみやすい存在にしている。

Blockは、SquareやCash Appで培ってきたデザインの考え方をAIエージェントにも持ち込んだとしている。Berdの設計原則でも、親しみやすさだけでなく、読み込み中やモデルプロバイダーを利用できない状態、権限に関する境界などを隠さず示すことを重視している。

リポジトリによると、BerdはReact 19でUIを構築し、Tauri 2でデスクトップアプリとしてパッケージ化している。バックエンドにはローカルで動作するオープンソースの汎用AIエージェント「Goose」を採用している。アプリ本体は、goose serveのサイドカーが提供するAgent Client Protocol(ACP)のWebSocketを介して、このバックエンドと通信する。公開版は、非公開のパッケージレジストリや企業向けの認証情報に依存せずにビルドできる。

Blockは、Berdで得た知見を、人とエージェントが共同作業するオープンソースの共有ワークスペース「Buzz」の設計に活かすとしている。

おすすめ記事

記事・ニュース一覧