Blenderでリファレンス画像を配置してモデリングする方法を知ろう ②画像に設定できる細かな設定 深度とサイド⁠表示先〜

本連載では、Blenderの基本的な知識、機能についてイラストを交えながら紹介しています。第83回目は、モデリングをする際に画像を配置する際に行える細かな設定について見ていきます。

前回の振り返り

前回は、Blender内に画像を読み込み、モデリングをしていく方法について見ていきました。その際、画像の不透明度の変更や画像のロックの仕方などもあわせて確認しました。

今回は、画像を配置した際に行える細かな設定について見ていきます。

画像に設定できる細かな内容

画像を配置すると、⁠オブジェクトデータプロパティ]から、さまざまな設定を行うことができます。今回は、その中から「深度とサイド」「表示先」の2つについて見ていきます。

深度とサイドとは

まずは、深度とサイドについて見ていきましょう。⁠オブジェクトデータプロパティ]の深度の欄を見てみると、⁠デフォルト⁠⁠、⁠前⁠⁠、⁠後]の3つのボタンがあることがわかります。

これは、配置した画像がオブジェクトと重なった場合に、どのように表示するかの設定を行います。

  • [デフォルト]では、画像がオブジェクトより前にくれば画像が表示されて、オブジェクトより後ろにくれば画像は表示されません。
  • [前]では、オブジェクトの位置にかかわらず、常に画像が前面に表示されます。
  • [後]では、⁠前]と反対に常に画像が背面に表示されます。

[前]に設定すると常に画像が表示されるため、画像をもとにモデリングがしやすくなるでしょう。

次に、サイドについてです。サイドの欄を見てみると[両面⁠⁠、⁠前⁠⁠、⁠後]の3つのボタンがあります。

サイドでは、画像の表裏を表示する/しないを設定します。

  • [両面]では、画像の裏表どちらも表示します。
  • [前]では、画像の表のみ表示します。視点を動かして背面を見たとしても、画像は表示されません。
  • [後]では、⁠前]と反対に画像の裏のみ表示します。視点を動かして前面を見たとしても、画像は表示されません。

画像に対して前面と背面の2種類を配置する場合は、それぞれに[前][後]を設定すると、見やすくなるでしょう。

表示先とは

[オブジェクトデータプロパティ]を見ると、⁠表示先]という欄があるのがわかります。表示先では、どの表示方法で見ているときに画像を表示するのか、という設定を行うことができます。デフォルトでは[平行投影][透視投影]にチェックが入っています。つまり、常に画像が表示される設定というわけです。

では、試しに[透視投影]のチェックを外してみましょう。この状態で視点を動かすと、画像が消えてしまいました。これは、真正面、真後ろ、真横などから見ている状態から視点を動かすと、自動的に表示方法が[透視投影]に切り替わる設定になっているためです。

そのため、反対に[平行投影]のチェックのみ外すと、真正面や真後ろ、真横の視点の時のみ画像が表示されなくなります。また、⁠軸に平行なときのみ]含むすべての欄にチェックをいれると、真正面や真横などを向いている時のみ画像が表示されるようになります。

平行投影と透視投影の違い

では一体、平行投影と透視投影の違いはなんなのでしょうか。

平行投影の表示方法には、遠近感がありません。その代わりに、寸法が正確に表示されます。

反対に透視投影の表示方法には、遠近感があります。そのため、実際に見たままのイメージに近い形で作業できます。

現在の表示方法は、画面左上に表示されています。また、テンキーの[5]を押すと平行投影と透視投影を交互に切り替えることも可能です。

それぞれの言葉の意味を知っていると、よりモデリングをする際や検索をした際に理解しやすくなるでしょう。

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