VS Codeベースのエディターをターミナル内で使える「terminal-code」登場
—⁠—SSH経由でも利用可能⁠ターミナルの配色を反映

開発者のRob Pruzan氏は2026年8月19日、VS Codeベースのエディターをターミナル内で操作できるterminal-codeをXで紹介した。VS Code互換のCLIを備え、SSH接続先でも動作するほか、エディターの配色をターミナルのテーマに合わせられる。ソースコードはMITライセンスでGitHubに公開され、公式ビルドはmacOS(Apple Silicon)とLinux向けに提供されている。

terminal-browserとcode-serverを組み合わせてエディターを表示

terminal-codeは、ブラウザーをターミナル内で動かすterminal-browserと、クラウド開発環境向けプラットフォームを開発するCoderのcode-serverを組み合わせている。code-serverは、VS Codeのオープンソースコードに独自の変更を加え、Webブラウザーから利用できるようにしたソフトウェアだが、公式FAQではMicrosoftが配布するVS Codeと完全に同等ではないとしている。

terminal-codeは、code-serverの画面をterminal-browserのApp Modeで表示する。App Modeでは、タブバーやコンテキストメニュー、ウィンドウ枠などのブラウザーUIを省き、Web技術で構築したアプリをターミナル内に表示する。terminal-codeは、ターミナルの背景色や文字色、ANSIカラーパレットを取得し、その配色に合わせたVS Code用のテーマを生成する。

画面の描画には、先日紹介したterminal-browserと同じKitty graphics protocolを利用する。これは、実行中のプログラムがターミナルへ画像を表示するためのプロトコルで、表示先には対応するターミナルが必要になる。Pruzan氏は、SSH接続先でもterminal-codeを利用できるとしている。

todeコマンドでファイルやフォルダーを開く

2026年8月21日時点の最新バージョンはv0.1.13で、公式ビルドとしてApple Silicon向けのmacOS版と、Arm64およびx64向けのLinux版が提供されている。インストールコマンドは次のとおり。

curl -fsSL https://tode.sh/install | bash

インストール後は、VS Code互換のCLIであるtodeコマンドを使う。引数なしで実行すると現在のフォルダーを開き、パスを渡すと指定したファイルまたはフォルダーを開く。

tode
tode <folder>
tode <file>

ファイルを指定した行・列で開く--goto、2つのファイルを比較する--diff、ターミナルのペインを分割して開く--split、ソース管理パネルを表示する--reviewなどのオプションも利用できる。拡張機能のインストール、削除、一覧表示にも対応する。

また、tode --importを実行すると、VS Code互換エディターから設定、キーバインド、スニペット、拡張機能を取り込める。ターミナルとterminal-codeのキーボードショートカットが競合する場合は、tode --shortcut-setupの対話形式のウィザードで、ターミナルまたはterminal-code側の割り当てを変更できる。

Windows向けビルドは未提供⁠WSLで試す選択肢も

terminal-codeの公式READMEは、Windows向けの公式ビルドがなく、WindowsではKitty graphics protocolに対応するターミナルもまだ少ないと説明している。同プロトコルをWindowsで利用できるようにする関連プロジェクトのwinterm-ghosttyも、非公式な選択肢として挙げている。対応するターミナルを用意し、WSL内にLinux版をインストールすれば、Windowsでも実行できるという。

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