Vercel Labs⁠Zig製の小型コーディングエージェント「fx」オープンソースで公開

Vercel Labsは2026年8月18日、単一のネイティブバイナリとして動作するコンパクトなコーディングエージェントハーネス兼CLI「fx」をApache 2.0ライセンスのもと、GitHub上でオープンソースとして公開した

fx - Tiny, open, native coding agent.
https://fx.sh/

fxは、Zig言語で記述されたコーディングエージェントハーネスおよびCLI。macOSおよびLinux上で動作する6.39MiBのバイナリも提供され、単一のファイルで動作するため、ランタイムなどのインストールは不要。システムプロンプト、ツール、機能とも最小限に抑えられ、ベースラインで数MBのメモリしか使用しない。また入力を受け付けるまでに10µsでコールドスタートし、不必要な処理やI/Oを一切行わないなど,高速に動作するよう設計されている。リソースに制限のある研究用やより大規模なシステムへの組込み用途に最適とのこと。

fxのCLIはターミナル内のIDEよりUNIXシェルに近い使用感覚で、スクロール履歴を保持し、出力を最小限に抑え、複雑なTUIレンダリングは抑えられている。またACP(Agent Client Protocol)を使ってエディタや他のACPクライアントに接続したり、WebAssemblyを使ってエージェントコアをJavaScriptホストに埋め込み、ブラウザ内で実行することも可能。さらに、スキルを使用して再利用可能な操作を追加したり、MCPを介した外部ツールの接続やサブエージェントを使った作業委任が可能。

fx.shではfxのデモを試すことができる
fx.shではfxのデモを試すことができる

コンパイルされたfxバイナリにはデフォルトのモデルとしてZ.ai GLM-5.2 Fastが採用されているほか、Vercel AI Gatewayモデルカタログにあるモデルを使用できる。

詳しい使用法は公式ドキュメントを参照。

なお、同社によると現在公開されているfxは実験版という位置づけで、頻繁に変更が行われるため「利用については自己責任で」としている。

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