GitLab 19.4リリース ―目標指示でエージェントを自動実行させる「/goal」コマンドやGitLab運用のオープンウェイトモデルを提供開始

GitLabは2026年9月17日、GitLabの新バージョンGitLab 19.4をリリースした。

GitLab 19.4では開発者やチームがよりエージェントを活用しやすくするため、以下のような新機能が追加された。

目標を指示するだけでエージェントが実装と検証まで行う「/goal」コマンド
開発者がエージェントに作業させる際、作業をタスクに分解し、タスクごとに結果を確認する必要がある。目標をそのままエージェントに伝えることはできても、途中の判断に独立したチェックを行うことはできなかった。GitLab 19.4でパブリックベータ版として追加されたGitLab Duo CLIの/goalコマンドは、エージェントがプロジェクトのガードレール(守るべき制限事項)と背景情報を読み込むことで、目標が達成されるまで処理を自動で進める。また解決できなかった場合はその詳細な内容が報告される。実装はエージェントが担い、各ステップで独立したモデルが目標と実行成果を比較検証し、目標が達成されているか、うまく行かず反復回数の上限に達したかを判断する。開発者はいつでも実行を停止し、途中で目標を修正して再開することができる。
GitLabが運用するオープンウェイトモデルの提供
GitLab Duo Agent Platformでは、すでに利用可能な各社のフロンティアモデルに加えて、GitLabがホストし、運用するオープンウェイトモデルとしてKimi K3、MiniMax M3、GLM 5.3の3モデルが提供される。これらのオープンウェイトモデルを使用すると、同クラスのフロンティアモデルと比べ、GitLabクレジットあたりのコール数が最大4倍になるという。これによりユーザーは作業に応じてAIの品質、レイテンシー、コストを調整しながら開発を進めることができる。
外部クライアントからGitLab上の作業を自動化できるMCPサーバーツール
GitLab MCPサーバーのツールセットが拡充され、CI/CD、マージリクエスト、作業アイテム、脆弱性、プロジェクトツールがパブリックベータとして追加された。これにより、GitLab 以外のクライアントで動作するエージェントはGitLab MCPサーバーを介してGitLab上の一連の作業のうち、人間による確認が不要なタスクを自動で進めることができる。作業によってはパイプラインの実行や失敗したジョブのトレースの確認、マージリクエストの作成からレビュー、マージまでの実行、作業アイテムの検索と更新、脆弱性のトリアージなど、GitLab全体にわたって自動化できる。
ユーザーの使用状況を可視化
プラットフォームオーナーは、請求書の発行を待たずに組織のエージェントの使用状況を部門ごとに確認することができるようになった。ユーザーごとの利用上限も専用のページで設定、確認できる。使用状況は請求対象イベント単位で確認でき、GitLab FlexとFlex以外のサブスクリプションではメールで通知されるため、開発者自身が自分の使用量を確認できる。

このほか、GitLab PremiumおよびUltimateユーザーに、Slack向けGitLab Duo Agent Platformを実験的機能として提供開始した。チームメンバーがSlackのスレッド内で@GitLabとメンションするだけでGitLabを検索し、イシューを立てたり、プロジェクトに関する質問への回答を得られるようになる。

新機能の詳細はGitLab 19.4リリースノートを参照。

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