この連載はOSSコンソーシアム データベース部会のメンバーがオープンソースデータベースの毎月の出来事をお伝えしています。
OSC京都での「AIコーディングの普及で○○○は不要になる?」の報告
8月1日に開催されたオープンソースカンファレンス 2026 Kyoto
AI技術
〔ミニセミナー〕AIコーディングの普及でノーコードツールは不要になるか?
ノーコード開発ツールであるプリザンターを展開している株式会社インプリムの内田太志さんの発表です。昨今では
この点を実証するデモがセミナーの時間中にリアルタイムで実施されました。プリザンターはWebデータベース型のノーコード開発ツールに分類されます。そこで、プリザンターが持つ備品管理アプリをベースにして、まったく異なる分野ですが学校での授業出席データ管理アプリを作成することができました。
〔ミニセミナー〕AIコーディングの普及でSQLは不要になるか?
日本オラクル株式会社でMySQLやその他のOSSデータベースを担当している梶山隆輔の発表です。データベースを得意分野としているエンジニアには見過ごせない視点ですが、発表の冒頭で
〔クロストーク〕AIコーディングの普及で○○○は不要になる?
上記で紹介したミニセミナー講師2名の他に、OSSコンソーシアムのメンバーである、株式会社アックスの竹岡尚三さん、株式会社デジタル・
冒頭、情報処理推進機構
続いて、モデレータが設定した論点についてのディスカッションです。最初はミニセミナーでの発表に賛成か否かの観点です。
「SQLの学習は不要になる
上記以外の観点として、たとえば組み込み分野など他の分野でのAIコーディングの影響について話し合いました。また、そもそも人が集まって作業を分担しているOSSの開発コミュニティやユーザーコミュニティも、AIの影響でその役割や期待することが変わりそうだという点についても話し合いました。
資料などはOSSコンソーシアムのWebサイトで
以上は約1.
[MySQL]2026年8月の主な出来事
8月は、オラクルのOracle Critical Security Patch Update
- MySQL NDB Cluster 8.
0.48、8. 4.11 LTS、9. 7.2 LTS - MySQL Shell: 26.
7.1 - MySQL Connector ODBC: 26.
7.1
MySQL NDB Clusterは、イノベーション・
MySQL 26.7イノベーション・リリース
本連載の第132回の原稿締め切り後の7月28日に、MySQL 26.
このMySQL 26.
MySQL 26.
- 耐量子暗号
(PQC / Post-Quantum Cryptography) 通信のサポート - MySQLに同梱、またはMySQLが利用するOpenSSL 3.
5の機能を活用し、PQC対応のTLSの通信をサポート。PQC非対応のクライアントの通信は従来方式にフォールバック。 - レプリケーションのChange Stream Applier
(CSA) のサポート - 従来のマルチ・
スレッド・ アプライヤ (MTA) に対して、並列トランザクションのログ適用の最適化や、チャネルごとのリソース制御を可能とすることで、スループットの向上を狙う機能。デフォルトは従来のMTAのまま。 - グループ・
レプリケーションでのXCOMスタックの非推奨化 - MySQLの認証や暗号化をベースとしたMYSQL方式がデフォルトへ。
- コミュニティ版でもスレッド・
プール・ が利用可能にプラグイン - これまでMySQL Enterprise Editionのみで利用可能であった、同時接続数や同時実行トランザクション数が多い環境でのスループットを維持する仕組みが、コミュニティ版でも利用可能に。
その他の新機能や変更点はMySQL 26.
MySQL 26.
MySQLステアリング・コミッティのメンバー発表
MySQLコミュニティ・
第2回MySQLコントリビューター・サミット
MySQLコントリビューター・
本連載の著者も、最新のUnicodeのCollation
また、概要や提案に至った経緯は、MySQLコントリビューター・
今後、日本からの新機能の提案や議論への参加が進むことを期待しています。
[PostgreSQL]2026年8月の主な出来事
8月には予定通りにサポート中メジャーバージョンのマイナーリリースがありました。また同時に次期メジャーバージョン19の新しいベータ版も登場。今月はこれらの情報をお伝えします。
サポート中メジャーバージョン14~18で大量のセキュリティ脆弱性が修正される
8月13日、サポート中のメジャーバージョンであるバージョン14からバージョン18のマイナーバージョンがリリースされました。マイナーリリースは発見された不具合の修正が中心で、この点は通常通りですが、今回は少し様子が異なります。CVE番号
- 修正された脆弱性の概要
- 修正された28個の脆弱性の深刻度
(CVSS共通スコア) はさまざまです。低いものもありますが、深刻度の高いものも多数あります。今回の修正の中で最も高い深刻度は8. 8で、この高い深刻度8. 8のものが多数含まれています。また、対象となるPostgreSQLのバージョンは、多くの脆弱性がバージョン14から18までの全バージョンに影響しますが、全てではなく一部のバージョンにだけ関係するものもあります。一度に28個もの修正が出たため個別に説明をするのが困難ですので、修正された各脆弱性については内容と同時に深刻度や対象バージョンについてもリリースのお知らせを参照してください。 - 今回のマイナーリリースに伴うその他の注意点
- 今回のリリースではバージョン18.
5がスキップされています。18. 5は不具合のためリリースされませんでした。また、アップデート後に追加の手順が必要になる可能性のある問題があります。この詳細については、リリースのお知らせの 「Updating」 (更新) のセクションと、そこからのリンク先情報を参照してください。
次期メジャーバージョン19の3回目のベータ版がリリース
上記のマイナーバージョンリリースと同じお知らせで、次期メジャーバージョンであるPostgreSQL 19ベータ3のリリースも発表されました。ベータ2からの修正点・
2021年にリリースされたバージョン14がまもなくサポート終了
PostgreSQLのメジャーバージョンがサポートされる期間は、そのメジャーバージョンが最初にリリースされてから5年間です。今年の11月には、バージョン14がサポート終了となります。これも上記のマイナーバージョンリリースのお知らせの中でサポート終了の注意喚起がされています。
[Tsurugi]2026年8月の主な出来事
超高速というTsurugiの特性を活かした実証実験が進められています。
ワット・ビット構想実現に向けた次世代分散型AI処理インフラでの実証実験
国立研究開発法人新エネルギー・
この実証実験では、Tsurugiをはじめとしてエンジニアがワクワクするさまざまな最先端テクノロジーが使われるようです。
- 国産の超高速RDBであるTsurugi
- ローカル5G
- APN
(オールフォトニクスネットワーク) と光NIC - 車載テレメトリーと映像を時刻同期させる超低遅延AIスコアリング
- 空間と時間のデータとしてバーチャル上に再現する時空間データ基盤
なお、11月に開催予定のイベント
2026年9月以降開催予定のセミナーやイベント、ユーザ会の活動
イベントごとに利便性のあるオンライン開催や、従来通りのオンサイト
オープンソースカンファレンス(OSC)〔9月〜12月開催分〕
| 日程 | 〔Hiroshima〕2026年9月12日 〔Online〕2026年10月2日 〔Tokyo/ 〔Fukuoka〕2026年12月12日 |
|---|---|
| 場所 | 〔Hiroshima〕サテライトキャンパスひろしま 〔Online〕オンライン 〔Tokyo/ 〔Fukuoka〕福岡大学 A棟 7F |
| 内容 | オープンソースカンファレンス 〔Hiroshima〕プログラムが公開されています 〔Online〕9月上旬タイムテーブル公開予定 〔Tokyo/ 〔Fukuoka〕11月中旬タイムテーブル公開予定 OSSデータベース関連の発表の詳細は、公開される各回のプログラム詳細をご参照ください。 |
| 主催 | オープンソースカンファレンス実行委員会 |
57回 PostgreSQLアンカンファレンス@オンライン
| 日程 | 2026年9月3日 |
|---|---|
| 場所 | オンライン開催 (Zoom Meeting) |
| 内容 | 「PostgreSQLについてしゃべりたいことがある、聞いてほしいことがある!」
|
| 主催 | PostgreSQLアンカンファレンス |
PostgreSQL Conference Japan 2026
| 日程 | 2026年11月27日 |
|---|---|
| 場所 | AP東京八重洲 |
| 内容 | 毎年秋〜冬に開催されている日本PostgreSQLユーザ会 カンファレンスでの講演者を募集しています。 午後からの 12 セッションの内、通常セッション |
| 主催 | 特定非営利活動法人 日本PostgreSQLユーザ会 |