Advanced Server-side Programming JavaによるSOAP プログラミング パーフェクトガイド
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                      William(Bill)Brogden 著
沖林正紀 監訳
(株)スリー・エー・システムズ 翻訳 - 定価
 - 3,795円(本体3,450円+税10%)
 - 発売日
 - 2002.10.25[在庫なし]
 - 判型
 - B5変形
 - 頁数
 - 352ページ
 - ISBN
 - 4-7741-1599-1
 
サポート情報
概要
Webサービスの中でも最も注目度が高いSOAP(Simple Object Access Protocol)は、XMLベースのメッセージングサービスです。本書では、SOAPとの相性が良いJavaによるプログラミングをベースに、概要、アーキテクチャ解説からサーバアプリケーションの作成、.NETとの連携に至るまで、SOAPが現在もつ可能性すべてに言及します。
こんな方にオススメ
- Webサービスに興味があるSE/プログラマ
 - J2EEプログラマ
 
目次
- 謝辞
 - はじめに
 
1 XML メッセージングとは
- 1.1 メッセージングアーキテクチャ	
- 1.1.1 メンタルシフト
 - 1.1.2 メッセージングの多様性
 - 1.1.3 EDI-メッセージングのパイオニア
 - 1.1.4 アプリケーションとしてのメッセージングシステム
 - 1.1.5 JMSについて
 - 1.1.6 ディレクトリシステム
 
 - 1.2 オブジェクト通信	
- 1.2.1 CORBA もう一つのパイオニア
 - 1.2.2 COM
 - 1.2.3 RMI
 - 1.2.4 RMIとIIOP
 - 1.3 JavaプログラミングとXML
 - 1.3.1 DOM
 - 1.3.2 SAX
 - 1.3.3 Javaのパーサ用ツールキット
 
 - 1.4 XML関連の仕様
 - 1.5 XMLベースのメッセージ
- 1.5.1 XML-RPC SOAPの原型
 
 - 1.6 主な参加組織
 
2 SOAPの概論
- 2.1 SOAPの現状	
- 2.1.1 XMLプロトコルワーキンググループ
 
 - 2.2 SOAP1.1のコンポーネント	
- 2.2.1 JavaによるSOAPの実装
 - 2.2.2 SOAPの対象外
 - 2.2.3 SOAPと名前空間
 - 2.2.4 名前空間について
 - 2.2.5 SOAPエンベロープ
 - 2.2.6 SOAPヘッダ
 - 2.2.7 SOAPボディ
 - 2.2.8 HTTPによる転送
 - 2.2.9 SOAPのHTTPレスポンス
 
 - 2.3 添付ファイル付きSOAPメッセージ
 - 2.4 SOAPとWSDL,UDDI
 - 2.5 Sun MicrosystemsとSOAP	
- 2.5.1 JAXM(Java API for XML Messaging)
 
 - 2.6 SOAPの動向を知るには
 
3 SOAPサーバの例
- 3.1 Tomcatサーバのインストール	
- 3.1.1 Tomcatのインストール
 - 3.1.2 TomcatのWebアプリケーション
 - 3.1.3 Tomcatサーバの構成
 
 - 3.2 SOAP Webアプリケーションのインストール	
- 3.2.1 WARファイルの展開
 - 3.2.2 必要なライブラリの追加
 - 3.2.3 インストレーションのテスト
 
 - 3.3 サーバアプリケーションの配置	
- 3.3.1 AddressBookサービスの配置
 - 3.3.2 配置によって作成される情報
 - 3.3.3 クライアントクラスの実行
 
 - 3.4 配置の仕組み	
- 3.4.1 マッピングとSOAPのマッピングレジストリ
 - 3.4.2 配置リスト
 
 - 3.5 AddressBookでの処理
 - 3.6 サーバ側でのSOAPトラブルシューティング	
- 3.6.1 CLASSPATHの問題
 - 3.6.2 XMLパーサの問題
 - 3.6.3 不可解なエラー
 - 3.6.4 デバックツール
 
 
4 WSDLとUDDIの重要性
- 4.1 高水準の情報記述	
- 4.1.1 UDDI
 - 4.1.2 ebXML
 
 - 4.2 WSDL	
- 4.2.1 WSDLの概要
 - 4.2.2 WADL定義のまとめ
 
 - 4.3 WSDLの自動化	
- 4.3.1 クラスからのWSDL作成
 
 - 4.4 Webサービスの今後
 
5 SOAPのデータエンコード
- 5.1 SOAPの仕様	
- 5.1.1 スキーマの改良
 - 5.1.2 単純データ型
 - 5.1.3 サンプルコードについて
 - 5.1.4 Booleanデータ
 - 5.1.5 バイナリデータとバイト配列
 - 5.1.6 複合型
 - 5.1.7 配列
 - 5.1.8 多重参照
 
 - 5.2 Apache SOAP独自のエンコーディング	
- 5.2.1 リテラルXMLエンコーディング
 
 - 5.3 Beanシリアライザ	
- 5.3.1 BeanSerializerの処理
 
 - 5.4 カスタムのシリアライザ
 
6 SOAPサーバアプリケーションの作成
- 6.1 SOAPサーバのアーキテクチャ	
- 6.1.1 SOAPメッセージの転送
 
 - 6.2 サーバの違反コード	
- 6.2.1 定義済み違反コード
 - 6.2.2 Apache SOAPでの違反の処理
 
 - 6.3 サービスのアーキテクチャ	
- 6.3.1 出版物データベースの例
 - 6.3.2 サーバアプリケーションインターフェース
 - 6.3.3 サーバメソッドの例
 
 - 6.4 自作サーバ	
- 6.4.1 SOAPのXMLパーサ
 - 6.4.2 ベアボーンサーバ
 
 - 6.5 SOAPサーバの使用
 
7 SOAPクライアントアーキテクチャとHTTP
- 7.1 Apache SOAPクライアントのフレームワーク	
- 7.1.1 RPCクライアントアーキテクチャ
 - 7.1.2 Callクラス
 - 7.1.3 Parameterクラス
 - 7.1.4 HTTPヘッダの制御
 - 7.1.5 SAOPMappingRegistryクラス
 
 - 7-2 クライアント側でのデバック	
- 7.2.1 メッセージの監視
 - 7.2.2 例外情報の利用
 - 7.2.3 一般的な問題
 
 - 7-3 Publicationsサーバのクライアント	
- 7.3.1 テストとデバッグ
 
 - 7.4 SOAPクライアントの構築
 
8 メッセージを使用するSOAPアーキテクチャ
- 8.1 メッセージングシステムについて	
- 8.1.1 ポイントツーポイントモデル
 - 8.1.2 パブリッシュ/サブスクライブモデル
 - 8.1.3 メッセージングの利点
 - 8.1.4 メッセージングの欠点
 - 8.1.5 信頼性
 - 8.1.6 SOAPの標準とメッセージング
 
 - 8.2 JMS	
- 8.2.1 Messageの特性
 - 8.2.2 JMSメッセージの種類
 - 8.2.3 SwiftMQ実装
 - 8.2.4 ポイントツーポイントのSOAPメッセージングの例
 - 8.2.5 パブリッシュ/サブスクライブ型メッセージング
 
 - 8.3 JavaSpaces	
- 8.3.1 JavaSpacesのスペース内での処理
 - 8.3.2 JavaSpacesの特色
 - 8.3.3 JavaSpacesを使うにあたって
 - 8.3.4 スペース内のSOAPメッセージの例
 
 - 8.4 その他のSOAPメッセージ転送
 
9 SOAPとe-mail
- 9-1 これまでのSOAPとe-mail
 - 9-2 JavaMail API	
- 9.2.1 JavaMailのアーキテクチャ
 - 9.2.2 PartインターフェースとMessageクラス
 - 9.2.3 セッションの役割
 - 9.2.4 メッセージの管理
 - 9.2.5 JAF
 
 - 9-3 JavaMailを使ったSOAPの例	
- 9.3.1 SOAPのDataSource
 - 9.3.2 メールの作成と送信
 - 9.3.3 メールメッセージの受信
 
 - 9.4 e-mailを利用したSOAPの可能性
 
10 SOAPと.NET
- 10.1 .NETのビジョン	
- 10.1.1 問題
 - 10.1.2 .NET My Servicesソリューション
 - 10.1.3 Mycrosoft Passport
 
 - 10.2 提案されているMy Services	
- 10.2.1 My Serviceを使うユーザ
 - 10.2.2 収益の方法
 
 - 10.3 .NETツール	
- 10.3.1 Visual Studio.NET
 - 10.3.2 開発者向けの最新情報
 
 - 10.4 SOAPの互換性の問題	
- 10.4.1 報告されている互換性の問題
 
 - 10.5 .NETの競争相手	
- 10.5.1 Sun ONE(Sun Open Network Environment)
 - 10.5.2 HP Web Services
 - 10.5.3 IBM Web Services
 - 10.5.4 Oracle Dynamic Services
 
 - 10.6 SOAPとWebサービス
 
11 SAOPとデーターベースアクセス
- 11.1 Javaとデータベース	
- 11.1.1 JDBCのバージョン
 - 11.1.2 JDBC,SQL,SOAPのデータ型
 
 - 11.2 JDBCドライバ	
- 11.2.1 タイプ1のドライバ
 - 11.2.2 タイプ2のドライバ
 - 11.2.3 タイプ3のドライバ
 - 11.2.4 タイプ4のドライバ
 
 - 11.3 DriverManagerクラス	
- 11.3.1 データベース接続
 - 11.3.2 SQL文
 - 11.3.3 検索結果を使った作業
 
 - 11.4 SOAPとJDBCの例	
- 11.4.1 Hypersonic SQLデータベース
 - 11.4.2 Hypersonicサーバの起動
 - 11.4.3 ErrataQuery SOAPサービス
 
 - 11.5 SOAPとJDBC
 
12 ワイヤレスでSOAP
- 12.1 ワイヤレスデバイスでのSOAPのアーキテクチャ	
- 12.1.1 クライアントデバイス上のSOAP
 - 12.1.2 接続性が増しつつある環境
 - 12.1.3 SOAPはワイヤレスデバイスにふさわしいのか?
 
 - 12.2 J2MEの仕組み	
- 12.2.1 構成とプロファイル
 
 - 12.3 J2ME向けの開発	
- 12.3.1 ソースコードからミドレットへ
 - 12.3.2 J2MEWTK
 - 12.3.3 J2MEWTKのインストール
 - 12.4 小型システムでのSOAP
 - 12.4.1 kXMLパーサ
 - 12.4.2 kSOAPのクラス
 - 12.4.3 プロジェクトの作成
 - 12.4.4 コンパイルとビルド
 - 12.4.5 携帯電話エミュレータでの実行
 - 12.4.6 Palmエミュレータでの実行
 
 - 12.5 ワイヤレスに理想的なJava
 
13 コンピューティング環境全般におけるSOAPの位置づけ
- 13.1 SOAPの現在の利用状況	
- 13.1.1 標準のフレームワーク
 - 13.1.2 パフォーマンスの問題
 - 13.1.3 SOAPとWebサービス
 
 - 13.2 Webサービスの将来	
- 13.2.1 標準化作業
 - 13.2.2 発表されているWebサービスプロジェクト
 - 13.2.3 評価が確立しているXML
 - 13.2.4 SOAPの当面の競争相手
 
 - 13.3 SOAPの将来
 
付録A SOAP関連のソース
- A.1 標準	
- A.1.1 XPワーキンググループ
 - A.1.2 XML Schema
 
 - A-2 W3Cのその他のリソース
 - A-3 関連標準	
- A.3.1 WSDL
 - A.3.2 UDDI
 - A.3.3 IETF
 
 - A-4 Sun,OASIS,UN/CEFACT,およびebXML	
- A.4.1 SunのJAXM API
 
 - A-5 XMLのツールキット	
- A.5.1 Apache XML
 - A.5.2 SunのJAXPパッケージ
 - A.5.3 JDOM
 - A.5.4 Perl言語
 - A.5.5 Oracleデータベースとの統合
 
 - A-6 SOAPについての一般的な記事
 - A-7 SOAPの実装と、関連するその他の実装	
- A.7.1 UDDIの実装
 - A.7.2 相互運用性についてのサイト
 - A.7.3 SOAPを使ったWebサービス開発
 
 - A-8 業界のニュースソース
 
付録B オンラインのSOAPサービス
- B.1 通貨換算サービス
 - B.2 テキスト音声変換サービス
 - B.3 地理情報サービス(GIS)
 
付録C UtilSnoopを使ったSOAPのデバック
- C.1 UtilSnoopの使い方	
- C.1.1 パラメータの設定
 - C.1.2 クライアント/サーバ間のローカル通信のスヌーピング
 - C.1.3 UtilSnoopからのSOAPメッセージの送信
 - C.1.4 クライアントメッセージのキャプチャ
 
 - C.2 UtilSnoopのコード
 - C.3 修正版
 
用語集
INDEX
プロフィール
沖林正紀
SE/プログラマを経て、WebアプリケーションやXMLなどについて雑誌記事や書籍の執筆活動を始める。大手メーカで製品資料の作成や、セミナーの講師を担当したこともある。現在は、取材記事や製品レビューなどに執筆活動の幅を広げる一方、プログラミング教材の開発も手がけている。