これだけでわかる!初歩のUMLモデリング
- 萩本順三 著
- 定価
- 2,508円(本体2,280円+税10%)
- 発売日
- 2004.2.27[在庫なし]
- 判型
- B5変形
- 頁数
- 248ページ
- ISBN
- 4-7741-1970-9
サポート情報
概要
設計段階においてイメージを共通化し,誤解なく協同作業ができるようにするための強力な手段がUML(標準言語)であり,モデリングです。すでに諸外国では普及しており,日本でも今後はいっそう重要なものとなることは明白です。UMLとはどういうものか? どうしたら最もよくイメージを他人に伝えられるのか?本書は,斯界の第一人者が,そういったテクニックまで含めて,余すところなくお伝えします。
こんな方にオススメ
- UMLを学習したい方
- UMLの実践的な知識を身に着けたい方
- 仕事でUMLの知識が必要になった方
目次
第1章 UMLとオブジェクト指向
- UMLって何?
- なぜオブジェクト指向なの?
- なぜUMLなの?
- 予備知識
第2章 まずはUMLのクラス図を書いてみよう
- クラス図とは
- 関連の多重度表記
- オブジェクト図の役割
- 関連名とロール名
- 関連名とロール名の必要性
- 関連の方向性について
- 集約はモデルの読み方にヒントを与える
- 集約の必要性
- 限定子は相手のオブジェクトを特定する
- モデルを詳細化する目的は何か?
- 2章 UMLクラス図を書いてみよう−演習問題
第3章 モデリングにおける「汎化」と「特化」
- 分析とは
- オブジェクト指向による分析とは
- 汎化-特化とは
- オブジェクトで考察する
- 「汎化アプローチ」と「特化アプローチ」
- 3章 モデリングにおける「汎化」と「特化」−演習問題
第4章 クラス間の関係の詳細
- 関連クラス(社員と会社,関連クラスの実装)
- モデリングの目的を考える
- 集約の利用パターンを考える
- コンポジション(コンポジット集約)とは
- 依存関係(Dependency)とは
- 実現関係(Realization)とは
- Javaで表現する実現関係
- 4章 クラス間の関係の詳細−演習問題
第5章 「関連」の理解をさらに深める
- クラス間の関連の数は1つ?
- 再帰的な関連
- 制約による意味付けとノートによる補足解説
- 対象問題をしっかりと分析する
- 操作を割り付けてみよう
- 5章 「関連」の理解をさらに深める−演習問題
第6章 オブジェクトの動的側面を見極める
- オブジェクト図
- シーケンス図
- シーケンス図のモデル要素
- 並行処理におけるシンプルなシーケンス図の例
- コラボレーション図
- クラス図の詳細化
- 6章 オブジェクトの動的側面を見極める−演習問題
第7章 顧客の要求をユースケースに反映させる
- ユースケースモデルはなぜ必要か
- ユースケースモデルとは
- ユースケースモデル,だれのため,何のため?
- 開発者から見たユースケース
- オブジェクト技術から見たユースケース
- テストから見たユースケース
- ユースケースモデルの描き方
- ユースケースモデルは機能要求をとらえる
- 7章 顧客の要求をユースケースに反映させる−演習問題
第8章 UMLベース開発プロセスの流れ
- 順平君の開発体験記
- 開発フェイズの基本
- 8章 UMLベース開発プロセスの流れ−演習問題
第9章 開発プロセスの上手な組み合わせ
- 開発フェイズとUMLモデリング
- フェイズ戦略
- 繰り返し型開発にすべきか否か?
- 繰り返し型開発プロセスにおけるフェイズの考え方
- RUP,UPにおけるフェイズの考え方
- ウォーターフォール型と何が変わったのか?
- 9章 開発プロセスの上手な組み合わせ−演習問題
第10章 UML モデリングの開発過程(ビジネスモデリング編)
- モデルは進化する
- フェイズの説明
- 10章 UMLモデリングの開発過程(ビジネス・モデリング編)−演習問題
第11章 UML モデリングの開発過程−開発編(要求分析・システム分析)
- UPによる反復開発
第12章 UML モデリングの開発過程(アーキテクチャ確立・設計,実装)
- UPによる反復開発
- 12章 UMLモデリングの開発過程(開発編)−演習問題
第13章 UML モデリングオブジェクト指向言語マッピング
- 関連(集約)の実装
- 双方向関連の実装
- 依存関係の実装
第14章 UML モデリング Q&A
- オブジェクト指向関連Q & A
- UMLモデリング関連Q & A