セオリー・オブ・スタイルシート  
                    
                  
                  
                  - 技術評論社 編
 - 定価
 - 3,520円(本体3,200円+税10%)
 - 発売日
 - 2006.5.19[在庫なし]
 - 判型
 - B5変形
 - 頁数
 - 280ページ
 - ISBN
 - 4-7741-2783-3
 
概要
ウェブデザインの手段としてすっかり定着したスタイルシート。レイアウトテクニックやブラウザ別の対応法などTIPS的なテクニックはずいぶん普及しましたが、一方で意外に遅れていたのが、そのメカニズムの理解です。
本書はそこに焦点をあてました。「情報と機能の組織化」をキーワードに、スタイルシートはどんな役割を果たすべきか、どのようなしくみでスタイルシートによる表現が実現するのか、そして、どのように記述すればより効果的で効率的であるのか。実例をまじえながら、これまでにないくわしさで解説します。
Part1(神崎正英氏執筆)では、セレクタ、カスケーディング、継承、ボックスと視覚整形モデルについて、CSS2.1に基づき詳説します。
後半部の「Part2 スタイルシートの実践」(執筆は関拓也氏)では実例を取り上げます。
こんな方にオススメ
- CSSの原理やメカニズムをじっくり学びたい方
 - CSSでデザインをしていて「なぜ思い通りにならないのか」と悩んでいる方
 - CSSへの理解を深めて、より高度なデザインに挑戦したい方
 
目次
■Part1 スタイルシートの理論 (執筆:神崎正英)
第1章 情報の組織化とマークアップ
- 1.1 コミュニケーションと情報ブロック
- 1.1.1 情報の組織化と理解
 - 1.1.2 タスク/目的に対する機能
 - 1.1.3 情報の組織化、認知を助けるためのデザイン
 
 - 1.2 XHTMLと情報の組織化
- 1.2.1 XHTMLの基本ブロック要素型
 - 1.2.2 機能ブロックとXHTML
 - 1.2.3 インラインレベルの要素型
 
 
第2章 CSSの基本
- 2.1 CSSの基本処理モデル
- 2.1.1 CSSの意味と役割
 - 2.1.2 文書ツリーと整形モデル
 - 2.1.3 キャンバス、表示域、ドキュメント
 
 - 2.2 CSSの記述
- 2.2.1 スタイルシートの構文
 - 2.2.2 XHTML文書への組み込み
 - 2.2.3 プロパティ値のデータ型と単位
 - 2.2.4 @規則
 - 2.2.5 CSSでの文字の扱い
 
 - 2.3 セレクタ
- 2.3.1 名前をセレクタとして用いる
 - 2.3.2 名前を組み合わせる
 - 2.3.3 属性セレクタ
 - 2.3.4 疑似クラスと疑似要素
 - 2.3.5 機能ブロックとセレクタ
 
 - 2.4 カスケーディングと継承
- 2.4.1 値の計算と継承
 - 2.4.2 カスケードと優先順位
 
 
第3章 ボックスと視覚整形モデル
- 3.1 ボックスモデルとブロックの表現
- 3.1.1 ボックスモデル
 - 3.1.2 パディング
 - 3.1.3 枠
 - 3.1.4 マージン
 - 3.1.5 ボックスと背景
 - 3.1.6 ボックスのタイプと包含ブロック
 
 - 3.2 通常フローと浮動化
- 3.2.1 通常フローと整形コンテクスト
 - 3.2.2 浮動化
 - 3.2.3 浮動化と周囲のボックス
 - 3.2.4 浮動化とクリア
 - 3.2.5 テーブルセルと浮動化
 
 - 3.3 ポジショニングと重ね合わせ
- 3.3.1 positionプロパティと位置決め
 - 3.3.2 絶対配置
 - 3.3.3 固定配置
 - 3.3.4 相対配置
 - 3.3.5 重ね合わせとレイヤ配置
 
 - 3.4 ボックスのサイズ
- 3.4.1 ブロックボックスと置換要素の幅と高さ
 - 3.4.2 幅と高さの最大値、最小値
 - 3.4.3 行ボックスの高さと配置
 - 3.4.4 浮動化とwidth、displayプロパティ
 
 - 3.5 コンテンツの溢れと切り抜き
- 3.5.1 overflowと切揃えボックス
 - 3.5.2 overflowと位置決めと整形コンテクスト
 - 3.5.3 領域の切り抜き
 - 3.5.4 画像のクローズアップ
 
 
■Part2 スタイルシートの実践 (執筆:関拓也)
チュートリアルの前に
- 1 チュートリアルで作成するサイト
 - 2 作成するファイルとディレクトリ構成
 - 3 XHTML文書とスタイルシートの準備
 
第4章:サイト/プロジェクト共通のテンプレートの作成
- イントロダクション 必要な機能ブロックの設計
 - ステップ1 キャンバス、body、文章の基本設定
 - ステップ2 ヘッダブロック
 - ステップ3 ナビゲーションブロック
 - ステップ4 メインコンテンツブロック
 - ステップ5 フッタブロック
 
第5章:トップページの作成
- イントロダクション トップページに必要な機能ブロック
 - ステップ1 メインテーマブロック
 - ステップ2 メインブロック
 - ステップ3 サブブロック
 
第6章:本文ページの作成
- イントロダクション 本文ページの構成
 - ステップ1 見出しと要約
 - ステップ2 本文と図
 - ステップ3 表
 - ステップ4 サブメニュー
 - ステップ5 印刷用スタイル
 
■Appendix(執筆:神崎正英)
- 1 CSS2仕様書プロパティ定義の読み方
 - 2 CSS2.1プロパティ一覧
 - 3 CSS2.1のHTML4.0デフォルトスタイルシートを読む
 - 4 テキスト方向とUnicode双方向アルゴリズム