技評SE新書 いちばんやさしいPMBOKの本
- 深沢隆司 著
 - 定価
 - 924円(本体840円+税10%)
 - 発売日
 - 2007.9.14[在庫なし]
 - 判型
 - 新書
 - 頁数
 - 184ページ
 - ISBN
 - 978-4-7741-3198-6
 
サポート情報
概要
プロジェクトマネジメントの世界標準であるPMBOKについては、「難解である」「アメリカ向けで、日本では使えない」という声を聞くことも少なくない。しかし、それはいずれも誤解であって、真実ではない。SE・プロジェクトマネジャーを経て、現在はPMBOKの人気講師としても活躍する著者が、いちばんやさしく解説する、PMBOK入門の決定版。
こんな方にオススメ
- これからプロジェクトマネジャーになろうと考えているSE・プログラマー
 - プロジェクトマネジャーに転職しようと考えている人
 - プロジェクトマネジャーになりたての人
 - プロジェクトマネジャーとして楽しく仕事をしていきたい人
 
目次
【Part1】PMBOKとは何か〜ものごとを成功裏に成し遂げるための基礎知識
- PMBOKとは/PMBOKの目的/プロジェクトマネジメント・プロセス/WBS作成の例/
 - PMBOKのエディション(版)/PMBOKの構成/第1部/第2部/
 - フェーズとプロジェクトマネジメント・プロセス群は別/
 - プロジェクトの二層構造/第3部/PMBOK関連情報/PMI/PMP資格
 
【Part2】第1部 プロジェクトマネジメント・フレームワーク〜PMBOK第1章〜第2章
- 第1章 序論
- PMBOKの目的/PMBOKの対象読者/プロジェクトの定義/
 - プロジェクトマネジメントの定義/専門領域/プロジェクトマネジメントのコンテキスト/
 - プロジェクトマネジメント・オフィス(PMO)/プロジェクト・マネジャーとPMOの違い
 
 - 第2章 プロジェクト・ライフサイクルと組織
- プロジェクト・ライフサイクル/プロジェクト・ステークホルダー/
 - プロジェクトマネジメント・チーム/影響力者/組織構造/機能型とプロジェクト型/
 - マトリックス型/強いマトリックス型/弱いマトリックス型/
 - コーディネーターと促進人/バランス・マトリックス型/複合型組織
 
 
【Part3】第2部 単一プロジェクトのプロジェクトマネジメント標準〜PMBOK第3章
- 第3章 単一プロジェクトのプロジェクトマネジメント・プロセス
- 第3版で格上げになる/図の表現の変更/立上げプロセス群/計画プロセス群/
 - PMBOKの基本的な考え方/計画に対する無理解が失敗を招く/
 - 未然に防ぐと評価されないという現実/全体のほぼ半分のプロセス/
 - 実行プロセス群/監視コントロール・プロセス群/終結プロセス群
 
 
【Part4】第3部 プロジェクトマネジメント知識エリア〜PMBOK第4章〜第12章
- 第4章 プロジェクト統合マネジメント
- プロジェクトの調整が対象/統合マネジメントの基本的な流れ/
 - 重要な変更/プロジェクトは全体で一つ
 
 - 第5章 プロジェクト・スコープ・マネジメント
- プロジェクトの範囲が対象/成果物スコープとプロジェクト・スコープ/
 - 軽視されがちなプロジェクト・スコープ/スコープ・マネジメントで行うこと/
 - 失敗プロジェクトにありがちなケース/責任感と驕り/以降のコントロール
 
 - 第6章 プロジェクト・タイム・マネジメント
- スケジューリングが対象/スケジュール・マネジメント計画書は統合マネジメントで作成/
 - タイム・マネジメントで行うこと/計画の作成方法/最初の計画を作る際の注意点/
 - 本当の計画活動とは/ずさんな計画が失敗を招く/第3版での変更点
 
 - 第7章 プロジェクト・コスト・マネジメント
- コストが対象/コスト・マネジメントで行うこと/アーンド・バリュー法(EVT)
 
 - 第8章 プロジェクト品質マネジメント
- 品質が対象/品質の定義/品質大国/マネジメントが弱い日本企業/
 - いい加減なほうが 儲かる仕組み/よりわかりやすく表現する/品質保証と品質管理/
 - プロジェクトの品質/不要な仕事を減らせ!/減点主義では逆になる/
 - 失敗するほど文書を作成する/バランス感覚が重要/思い込みを排除する/品質マネジメント
 
 - 第9章 プロジェクト人的資源マネジメント
- チームが対象/人的資源マネジメントの流れ/バーチャル・チーム/
 - チームの育成/チームのマネジメント/二人以上の上司が存在する場合/
 - 繰り返される失敗/開発担当者のやり方を理解して実現する
 
 - 第10章 プロジェクト・コミュニケーション・マネジメント
 
- プロジェクト情報が対象/コミュニケーション・マネジメントの流れ/
 - 教訓(Lessons Learned)/実績報告/ステークホルダー・マネジメント/
 - 失敗の原因はコミュニケーション/コミュニケーションの基本モデル/「コード化」と「解読」
 
- 第11章 プロジェクト・リスク・マネジメント
- リスクが対象/好機にも脅威にもなりうる/リスクは好機?/
 - 三通りの計画を立てる/「ほめてやらねばやってもらえぬ」/重要な「リスク識別」/
 - 影響力者の潜在的な要求/リスク分析/第3版での変更点
 
 - 第12章 プロジェクト調達マネジメント
- 外部からの調達が対象/調達マネジメントの流れ/難しいところは少ない
 
 - その遅れのお値段は?/PV、EV、AC/将来の予測情報
 
Appendix アーンド・バリュー法(EVT)〜プロジェクトの進捗を金額で表現する
プロフィール
深沢隆司
(株)イマジンスパーク代表取締役。陸上自衛隊少年工科学校第25期生。PMP。対空戦闘指揮装置の修理要員として自衛隊に勤務。退職後、SEとしてソフトウェア開発に携わり、一部上場企業や官庁での基幹システム開発等で仕様策定、プロジェクトマネジメントに従事。独自の手法で成功に導く。「使いやすさ、作りやすさの両立と仕様変更ゼロの実現」がモットー。著書に、『SEの教科書 成功するSEの考え方、仕事の進め方』『デスマーチよ! さようなら!』(いずれも技術評論社)がある。