ThinkMap ゲームデザイン脳 ―桝田省治の発想とワザ―
- 桝田省治 著
- 定価
- 1,738円(本体1,580円+税10%)
- 発売日
- 2010.3.12[在庫なし]
- 判型
- 特殊判型
- 頁数
- 192ページ
- ISBN
- 978-4-7741-4192-3
サポート情報
概要
毒舌全開、桝田節炸裂のゲームデザイン発想法。「リンダキューブ」「俺の屍を越えてゆけ」などを手がけた奇才ゲームデザイナー、桝田省治は何をかんがえているのか!?支離滅裂な編集者との対話から、<平凡な日常を企画に変える視点><使えるネタを選別する方法><システムからゲームを組み立てる手法>をはじめ、独特ながらもじつは緻密に計算されたゲームデザイン思考が解き明かされていく!ゲーム業界人、クリエイター志望者はもちろん、企画・発想にドン詰まりのアナタも必読。
こんな方にオススメ
- テレビゲームが好きな人
- ゲームクリエイター志望者
- 企画職に就く人
目次
1.みつける 着想/加工
- 日常の中の個人的な欲求
- 他人の欲求を探る
- 自分ならどう作るか?
- 父の死さえネタにする
- ゲームにするはずが……
- 見込みがありそうなネタの選別方法
- 神経衰弱とババヌキの比較、藤子不二雄作品
- ボリショイサーカスから学ぶ
- 1コインでできる分解の演習
- たとえば百円ショップ
2.つくる 設計/調整
- 着想を企画書に落とす その①
- システムでドラマを生成する
- 戦闘の意味づけ
- 着想を企画書に落とす その②
- 着想を企画書に落とす その③
- 未知なるものを体感させる
- イメージを数字や式に落とす
- ゲームにおけるシナリオの役割
- キャラを立てる
- 珠玉のメッセージ
- 原因を探る ――調整作業――
- 欠点や失敗を活かす
- 失敗することについて
3.かんがえる 信条/哲学
- テレビゲームとは何か? その① 初めてのテレビゲーム
- テレビゲームとは何か? その② それは偶然か?
- テレビゲームとは何か? その③ しょせんはゲームだ
- テレビゲームとは何か? その④ 小説や調査との比較
- 思考のレッスン その① 幻の天外魔境Ⅲとハルカ
- 思考のレッスン その② 最近気になってるテーマ“揺らぎ”
- 思考のレッスン その③ 面白いと感じる戦闘の条件
- 遊びのルールを創造する
- あとがき
コラム
- 僕は、こうしてゲームデザイナーになった <前編> <後編>
プロフィール
桝田省治
1960年、兵庫県生まれ。ゲームデザイナー。有限会社マーズ代表取締役。武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒業後、広告会社に就職。ゲーム広告を手がけたことがきっかけとなり、「桃太郎伝説」「桃太郎電鉄」などの製作に携わる。PCエンジン「天外魔境II 卍MARU」ではシナリオ、監督を担当し、本格的にゲーム製作に参加した。その後、フリー。「リンダキューブ」、「ネクストキング 恋の千年王国」、「俺の屍を越えてゆけ」、「勇者死す。」ほか独特の世界観を持つゲームデザインで人気を博す。近年は、小説家としても活動中。著書に『鬼切り夜鳥子』シリーズ、『ハルカ 天空の邪馬台国』『ハルカ 炎天の邪馬台国』(以上エンターブレイン)、『ジョン&マリー ふたりは賞金稼ぎ』(ハヤカワ文庫JA)などがある。