ポケットリファレンス
                    vi/Vimコマンドポケットリファレンス  
                    
                  
                  
                  - 山森丈範 著
 - 定価
 - 2,618円(本体2,380円+税10%)
 - 発売日
 - 2010.10.22[在庫なし]
 - 判型
 - 四六
 - 頁数
 - 304ページ
 - ISBN
 - 978-4-7741-4396-5
 
概要
viはEmacsと共にUNIX環境で人気がある、キーボード操作が主体のテキストエディタであり、Linuxの世界でもviクローンである「vim」が広く使われています。本書はviを本格的に使いこなすための、各種コマンドや操作方法について解説したポケットリファレンスです。古くからのvi愛好家はもちろん、仕事や趣味でLinuxを活用する多くのユーザーに利用していただけます。
こんな方にオススメ
- vi、Vimを愛用している人
 - UNIX系OS上で、vi/Vimを使ってプログラムを開発している人
 
目次
- 1章 viの起動と終了
 - 2章 基本カーソル移動
 - 3章 スクロール(改ページ)
 - 4章 高度なカーソル移動
 - 5章 文字列の検索
 - 6章 マーキング
 - 7章 文字入力
 - 8章 文字の削除
 - 9章 文字を書き換える
 - 10章 コピー&ペースト
 - 11章 左右シフト
 - 12章 再実行とコマンドの取り消し
 - 13章 文字列の検索と書き換え/削除
 - 14章 外部コマンドを実行
 - 15章 複数のファイルに渡る編集
 - 16章 viのカスタマイズ
 - 17章 そのほかのexコマンド
 - Appendix
 
プロフィール
山森丈範
大学時代に触ったUNIXでviを使い始めて以来、C言語もシェルスクリプトもメールなどの日本語の文章もすべてviを使って書いているというプログラマ。もちろん、この本の原稿テキストもviを使って書かれた。古くなってしまったUNIXワークステーションに代わり、自作PCにインストールしたLinux上でviを使うのがメインになっているが、viが使いやすいように、キーボードの[Ctrl]キーは[A]の左、[ESC]キーは[1]の左に設定して使っている。
著者の一言
viはLinux/FreeBSD/SolarisなどのUNIX系OSにおいて、標準で利用可能なテキストエディタです。OSの設定ファイルの編集はもちろん、ホームディレクトリ以下の個人的な設定ファイルの編集、C言語やシェルスクリプトなどのプログラムの記述から、電子メールを書いたり、個人的な文章を作成したりすることまで、あらゆるテキストファイルの編集にviを使うことができます。
もっとも、vi以外のテキストエディタも多数存在しており、ユーザによってはvi以外のエディタの方が好みかも知れません。しかし、vi以外のエディタはOSに標準ではインストールされていなかったり、X Window Systemを起動しないと使えないものであったりするなど、常に利用可能とは限らないという制約があります。
OSの設定ファイルの編集時のみviを使う人も、あらゆるテキストファイルの編集作業をviだけで行なう人も、UNIX系OSを使う人は必ずviとの関わりを持っています。本書はviを使うために必要になる、さまざまなノウハウを解説します。