rsyslog 実践 ログ管理入門
- 鶴長鎮一 著
- 定価
- 3,278円(本体2,980円+税10%)
- 発売日
- 2011.4.22[在庫なし] 2017.5.12
- 判型
- B5変形
- 頁数
- 288ページ
- ISBN
- 978-4-7741-4622-5 978-4-7741-9006-8
概要
syslogは,Linux/UNIX系OSで標準的に使われているログ管理のしくみです。古くからsyslogdが使われてきましたが,現在ではrsyslogやsyslog-ngといった新世代のログ管理システムに置き換えられつつあります。本書では,Fedora,Ubuntu,Debianなどといった主要なLinuxディストリビューションにも標準採用されているrsyslogを取り上げ,その導入・基本設定から応用までを解説します。Linux/UNIXサーバーのユーザー・管理者にとって必ず役立つ,実運用に即したログ管理のノウハウが満載の1冊です。
こんな方にオススメ
- Linuxサーバー,UNIXサーバーの運用・管理に携わる方
- ネットワークシステムの運用・管理に携わる方
目次
1章 rsyslogの基礎
- 1.1 Syslogの基本を知る
- 1.2 BSD syslogdの基本を知る
- 1.3 なぜrsyslogが必要なのか
2章 rsyslogのインストール
- 2.1 Linuxにおけるrsyslogの採用状況を知る
- 2.2 導入・設定作業の前に知っておくべき基礎知識
- 2.3 パッケージ管理システムを使ったrsyslogの導入方法
- 2.4 ソースファイルを使ったrsyslogの導入方法
3章 rsyslogの基本設定
- 3.1 rsyslog.confの基礎を学ぶ
- 3.2 rsyslog.confの構成を学ぶ
- 3.3 対象ログメッセージの抽出
- 3.4 保存・出力方法の指定(アクション)
4章 テンプレートの活用
- 4.1 テンプレートの基本
- 4.2 Syslogデータの構造
- 4.3 プロパティ
- 4.4 定義済みテンプレート
- 4.5 デフォルトテンプレート
- 4.6 ログファイルの動的な作成
5章 拡張モジュールの利用
- 5.1 rsyslogの拡張モジュール
- 5.2 拡張モジュールの導入と利用
- 5.3 拡張モジュールの利用例
6章 ログファイルの分割とローテーション
- 6.1 ログファイルの分割とローテーション
- 6.2 rsyslogによるログファイルの分割
- 6.3 logrotateを使ったローテーションの実施
7章 キューの活用
- 7.1 rsyslogのキュー
- 7.2 キューモードの活用
- 7.3 キューを活用するためのノウハウ
8章 ログメッセージのメール送信
- 8.1 ログメッセージをメールで送信する
- 8.2 メールサーバー停止対策を実施する
- 8.3 メール送信の実践テクニック
9章 データベースサーバーとの連係
- 9.1 データベースサーバーの利用
- 9.2 MySQLとrsyslogの連係
- 9.3 PostgreSQLとrsyslogの連係
- 9.4 データベースサーバー連係のテクニック
10章 ログ転送の活用
- 10.1 ログメッセージの転送
- 10.2 ログメッセージの集中管理
- 10.3 TLSによるセキュアなログ転送
- 10.4 RELPによる信頼性の向上
- 10.5 ログメッセージ転送のテクニック
11章 rsyslogを便利に使うツール
- 11.1 コマンドラインツールを利用する
- 11.2 GUIツールを利用する
プロフィール
鶴長鎮一
現在はソフトバンク(株)に勤務。突出した知識やスキルを持つトップエンジニアとして「Technical Meister」に社内認定される。サイバー大学での講師をはじめ、幅広い業務に従事。Software Design(技術評論社)や日経Linuxへの寄稿をはじめ、著書多数。