Software Design plus_養成読本 AWSエキスパート養成読本 [Amazon Web Servicesに最適化されたアーキテクチャを手に入れる!]
- 吉田真吾,今井智明,大瀧隆太 / takipone,松井基勝,冨永善視,藤原吉規,大栗宗 著
- 定価
- 2,178円(本体1,980円+税10%)
- 発売日
- 2016.2.26[在庫なし] 2016.3.4
- 判型
- B5
- 頁数
- 112ページ
- ISBN
- 978-4-7741-7992-6 978-4-7741-8021-2
概要
クラウドサービスの代名詞とも言えるAWS(Amazon Web Services)。いまや、Web業界だけでなく基幹系システムや業務システムでも合理的な選択肢として避けて通ることのできない存在になりました。しかし実際のところはまだ、ホスティングの代わりにAWSを利用しているに過ぎないようなケースも多く見られます。
本書では、AWSのメリットである「スケーラビリティ」、「アジリティ(俊敏性)」、「マネージドプラットフォーム」を享受する、クラウドのポテンシャルを120%活かした「クラウドネイティブ」なアーキテクチャを実現するにはどうすればよいのか、実案件で実践してきたエンジニア陣が解説します。
本書のキーワード「New Normal」(ニューノーマル)について
AWSの最大のメリットは上述のように「スケーラビリティ」「アジリティ(俊敏性)」「マネージドプラットフォーム(AWS側に隠蔽され、サービスとして運用保守された仮想サーバやOSを意識せずに使えるプラットフォーム)にあります。こうしたAWSの特徴を考慮した、クラウドネイティブなアーキテクチャは最近、「ニューノーマル」と呼ばれ、AWS上に構築するシステムの指針として今後、広く一般的になっていくと考えられています。本書では、こうしたニューノーマルなクラウドアーキテクチャの構築を日々実践している著者陣が、そのさまざまなノウハウをわかりやすく解説しています。
こんな方にオススメ
- AWSエンジニア
- サーバ/インフラエンジニア
目次
第1章
〜キーワードは「ニューノーマル」
エンジニアの[新]常識 Amazon Web Services アーキテクチャ入門
- 1-1:進化を続けるAWSのサービス
デファクトスタンダードなクラウドサービスの概要 - 1-2:AWSサービス活用のススメ
「クラウド・ニューノーマル時代」を生き抜くために
第2章
〜AWSに最適化された設計はこうなる
[実践!]「ニューノーマル」なアーキテクチャ
- 2-1:モバイルサービス編
サーバレスで作る写真共有サービス
- 2-2:IoTバックエンド編
センサーネットワークのバックエンド
- 2-3:APIサービス編
マネージドサービスだけでスケーラブルなアプリケーションバックエンドを
- 2-4:機械学習編
Amazon Machine Learningで作るリアルタイム予測API
- 2-5:Webサービス編
Amazon Elasticsearch Serviceでお手軽全文検索システム
第3章
〜今のアプリのまま、旧来の設計でAWSのメリットを享受するには
「ニューレガシー」なAWS アーキテクチャ
- 3-1:「ニューレガシーシステム」のアーキテクチャ
セキュリティ、信頼性、性能効率、コスト最適化 - 3-2:オンプレミスからニューレガシーへの移行手順
レガシーなAWSシステム改善のポイント
付録
- 〜AWSアカウントの作成方法/AWS無料利用枠/AWSサービスの一覧AWS 活用ガイド
プロフィール
吉田真吾
株式会社セクションナイン代表取締役社長。AWS Elastic BeanstalkでEnvironmentをダイナミックに切り替えられることに感動して以来、AWS好きに。フリーランスやエバンジェリストを経て、現職ではAWSをより活用するための組織づくり、DevOps 定着化、設計・構築など幅広く支援している。
今井智明
SIerから株式会社東急ハンズに転職して、オンプレミスデータセンターからAWSへの移行に取り組む。現在は、ハンズラボ株式会社に所属して、AWSとiOSを用いたPOSの開発に取り組んでいる。
大瀧隆太 / takipone
クラスメソッド株式会社 シニアソリューションアーキテクト。AWSプレミアコンサルティングパートナー兼SORACOMインテグレーションパートナーとして、事業会社の顧客理解を助ける「実用するIoT」の導入支援を行っている。好きなAWSサービスは、個人でも手の届く価格のRoute 53とACM(AWS Certificate Manager)。
松井基勝
ゲームプログラマー、インフラエンジニアを経て、2010 年、Amazon Data ServicesJapanに入社。日本語による技術サポートのエンジニアとして立ち上げから約5年間、所謂“中の人”として経験を積んだ後、昨年独立して今度はAWSを使う側に。現在は株式会社SORACOMにてAWSをフルに活用したIoTプラットフォームの開発・運用を行っている。
冨永善視
2013 年、TIS株式会社に入社。SDI(Software Defined Infrastructure)の研究開発に従事し、AWSやオープンソースソフトウェアの活用を支援。開発の傍ら、自称エバンジェリストとして社内外への情報発信や勉強会の企画を行っている。現在は学生時代より興味のあった機械学習の技術研究を進めている。
藤原吉規
ChatWork 株式会社 CTO 室所属。AWS エンジニアとして、2011年のサービス開始当初から、AWSをフル活用したアーキテクチャの開発・運用に従事している。
大栗宗
クラスメソッド株式会社 ソリューションアーキテクト。前職でAWSに触れて夢中になり、AWS導入支援が専門の現職へジョイン。現在は日本時間の早朝に発表されるAWSのアップデート情報をチェックする日々。業務では会社の技術ブログ(http://dev.classmethod.jp/author/oguri-hajime/)を書く傍らで事業会社へのAWS導入コンサルティングを行っている。