Aruba無線LAN設定ガイド
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安原一順,平田賀一 共著
左門至峰 監修 - 定価
- 3,938円(本体3,580円+税10%)
- 発売日
- 2016.11.19[在庫なし] 2016.12.25
- 判型
- B5変形
- 頁数
- 240ページ
- ISBN
- 978-4-7741-8600-9 978-4-7741-8608-5
サポート情報
概要
製品力に定評があり、大手企業や有名大学をはじめとしたさまざまな企業や団体で導入実績が豊富なアルバネットワークス(Aruba Networks)の無線LAN機器を使ったネットワーク設計および設定のガイド本です。
今後も普及が見込まれるAruba無線LANの設計の基本から設定の詳細のほか、トラブルシューティングなど現場で役立つ実践的な内容を盛り込んだ本書は、Aruba製品による無線LAN構築を行うネットワークエンジニア必携の一冊です。
サポートページのご案内
本書は最新の情報を提供するように努めておりますが、今後ソフトウェアのバージョンアップの際に、新機能の追加や設定の見直しにより本書の内容と違いが生じる可能性があります。
アルバ製品やソフトウェアの情報は、Web上の以下のサポートページにて提供しております。
http://support.arubanetworks.com>
サポートページ内に、Release NotesやUser Guideが新バージョンリリース時にアップロードされます。
もし今後新しいバージョンでの設定をされる際に本書の内容と異なる画面・設定がある場合には、該当ページのResease NotesやUser Guideをご確認いただけますと幸いです。
本書が出版された後に誤りが判明した場合、以下のページにある「日本語フォーラム」に掲載して情報をご提供します。
http://community.arubanetworks.com/t5/World-Languages/ct-p/WorldLanguages
こんな方にオススメ
- 無線LAN構築に携わるネットワークエンジニア
- 社内の情報システム担当者
- Aruba製品販売ベンダー
目次
第1章 無線LANの基礎
1-1 有線LANと無線LANの違いとは?
- 1-1-1 無線LANを取り巻く環境と課題
- 1-1-2 無線LANのメリット
1-2 無線LANの特性を理解しよう
- 1-2-1 IEEE 802.11規格について
- 1-2-2 2.4GHz/5GHz帯の違い
- 1-2-3 レーダを優先させるDFS機能とは
- 1-2-4 MIMOとは
- 1-2-5 Gigabit Wi-Fi、IEEE 802.11acってホントに必要?
- 1-2-6 暗号化と認証方式の特徴
1-3 無線LANの注意点(よくある勘違い)
- 1-3-1 無線LANとWi-Fiは同じ?
- 1-3-2 100台繋がるアクセスポイントは
- 1-3-3 パスワードが必要なゲストアクセスは安全?
第2章 Arubaで始める無線LAN
2-1 Aruba無線LANの特徴
- 2-1-1 アルバネットワークスって?
- 2-1-2 規模に応じた製品ラインナップ ~AP1台から数万台、クラウドまで
- 2-1-3 有線LANよりもセキュアな無線LAN
- 2-1-4 豊富な無線LAN機能
2-2 要件定義 ~導入前のチェックリスト
- 2-2-1 無線LANの要件定義
- 2-2-2 利用シーンの定義
- 2-2-3 用途の明確化
2-3 基本設計 ~最適な機種を選んでみよう
- 2-3-1 端末の種類とOS
- 2-3-2 接続端末の台数
2-4 詳細設計 ~Arubaの機能を使いこなす
- 2-4-1 SSID設計
- 2-4-2 セル設計
- 2-4-3 アクセス制御設計
第3章 Aruba無線LANの設定 ~コントローラ型~
3-1 コントローラの設定概要
- 3-1-1 Profile構造について
3-2 コントローラとAPの初期設定~電波を出力するまで
- 3-2-1 コントローラとAPの初期設定
- 3-2-2 電波出力するまで(PSKの設定)
- 3-2-3 AP NameとAP Groupの設定
3-3 コントローラの基本設定
- 3-3-1 ネットワークの基本設定
- 3-3-2 管理系の設定(SNMP、Syslog、NTP)
- 3-3-3 設定の保存、初期化、再起動
3-4 無線LANの設定
- 3-4-1 IEEE 802.1xの設定(WPA2-Enterprise)
- 3-4-2 MAC認証の設定
- 3-4-3 Captive Portal(Web認証)の設定
第4章 Aruba無線LANの高度な機能と設定 ~コントローラ型~
4-1 Aruba無線LANのアーキテクチャ
- 4-1-1 Thin APアーキテクチャ
- 4-1-2 コントローラとAP間の通信
- 4-1-3 Control Plane Security
- 4-1-4 Aruba OSのアップグレード
- 4-1-5 Aruba OSのライセンスの追加
- 4-1-6 apbootを使ったAPの設定
4-2 RFの設定
- 4-2-1 RF設定のProfile
- 4-2-2 ARM(電波自動調整機能)
- 4-2-3 チャネルの固定設定とRadio Profile
- 4-2-4 スティッキー端末対策とClientMatch
4-3 Remote AP
- 4-3-1 Remote APとは
- 4-3-2 コントローラとRAPの通信
- 4-3-3 RAPの転送モード
- 4-3-4 Bridge RAPのオペレーションモード
4-4 マルチコントローラデザイン
- 4-4-1 Master-Local構成
- 4-4-2 コントローラ冗長構成のパターン
- 4-4-3 Masterコントローラの冗長化
- 4-4-4 Localコントローラの冗長化
- 4-4-5 Centralized Licensingについて
4-5 コントローラのファイアウォール機能
- 4-5-1 Roleベースのアクセス制御の概要
- 4-5-2 ステートフルファイアウォールとRoleの設定
- 4-5-3 認証サーバを使った動的なRole割当
- 4-5-4 端末のOSを識別するDHCP Fingerprint
- 4-5-5 Webアプリケーションを可視化するAppRF
4-6 QoSとマルチキャストの最適化
- 4-6-1 WMMの設定
- 4-6-2 End-to-EndのQoS
- 4-6-3 マルチキャスト最適化設定
4-7 無線LAN通信の最適化
- 4-7-1 AirTimeとAirTime Fairness
- 4-7-2 PHYレートとSNR
- 4-7-3 Transmit Rateの低レート削除
- 4-7-4 Basic Rate、Beacon Rateの設定
4-8 Air Monitorと不正AP対策
- 4-8-1 APとAir Monitor
- 4-8-2 APを使ったパケットキャプチャ
- 4-8-3 不正APの分類
- 4-8-4 不正AP対策
- 4-8-5 テザリングWi-Fi対策
- 4-8-6 その他のIDSの機能
第5章 無線LANの設定 ~Instant AP型~
5-1 コントローラ不要のInstant AP
5-2 工場出荷状態からSSIDを出力するまで(PSKの設定)
5-3 IAPの基本設定
- 5-3-1 コンソールアクセスによる初期設定
- 5-3-2 SSIDの設定とVLANの設定
- 5-3-3 認証方式の設定
- 5-3-4 アクセス制御の設定
5-4 SSIDの詳細設定
- 5-4-1 SSID設定項目における詳細設定
- 5-4-2 利用チャネルの設定
5-5 IAPの便利な機能
- 5-5-1 IAPの追加
- 5-5-2 コントローラ型APへの変換
- 5-5-3 IAPの初期化
- 5-5-4 管理設定(Syslog/SNMP/Logレベル)
- 5-5-5 OSのアップグレード
- 5-5-6 設定のバックアップ/復元
第6章 無線LANの管理・トラブルシューティング
6-1 コントローラの無線LAN管理機能
- 6-1-1 Dashboardで無線LANの状態を簡単調査
6-2 無線LANのよくあるトラブルと対応方法
- 6-2-1 無線LANのトラブルへの向き合い方
- 6-2-2 端末が無線LANに繋がらない
- 6-2-3 通信が切れる
- 6-2-4 通信速度が遅い
6-3 トラブルシューティングを効率化するAirWave統合監視ツール
- 6-3-1 AirWave統合監視ツールとは
- 6-3-2 AirWaveの初期設定
- 6-3-3 AirWaveを使った簡単トラブルシューティング
- 6-3-4 AirWaveの便利機能 ~予兆を検知してトラブルを削減!
プロフィール
安原一順
日本ヒューレット・パッカードのネットワーク事業部に所属するシステムエンジニア。新卒で入社した前職からネットワークエンジニアとして大手企業を担当し、HPEとの合併前はアルバネットワークスのSEとして西日本エリアを担当。現在は技術的かつソリューション的な観点で顧客企業やパートナー企業をサポートする役割を担う。HPE Arubaが提唱するモビリティファーストの躍動力と可能性を実感しながら日々提案活動を行う。
平田賀一
システムエンジニア。著書に『ITサービスマネージャ「専門知識+午後問題」の重点対策』(アイテック)など。保有資格は技術士(情報工学部門、電気電子部門)、第一級陸上無線技術士など多数。
左門至峰
監修。 システムエンジニア。ネットワークスペシャリスト試験対策『ネスペ』シリーズ(技術評論社)の執筆、日経NETWORKや@ITでの連載、講演などを数多く行う。近著に『やさしくわかるセマネの教科書』(日経BP社)がある。保有資格はネットワークスペシャリスト、技術士(情報工学)など多数。