C言語による PICプログラミング大全

著者
後閑哲也 著
定価
3,520円(本体3,200円+税10%)
発売日
2018.4.14[在庫なし]
判型
B5変形
頁数
584ページ
ISBN
978-4-7741-9649-7 978-4-7741-9783-8

概要

2002年に初版,2009年に第2版を発売した名著「C言語によるPICプログラミング入門」が大幅リニューアルし「大全」として生まれ変わりました。CコンパイラはMicrochip Technology社純正のXC8に,統合開発環境もMPLAB X IDEに変更。さらに,GUI画面の操作で内蔵モジュール設定用の関数が自動的に生成される新プラグイン「MCC(MPLAB Code Configurator)」についても大きく取り上げています。 C言語でPICマイコンのプログラミングを始めたい方から,最新のPICマイコンの機能をとことん使い倒したい方まで,必ず役に立つ1冊です。

補足情報

なお本書にて作成する演習ボード用のプリント基板を,以下のWebサイトにて頒布しています。

こんな方にオススメ

  • C言語でPICマイコンの開発をしたい方
  • MPLAB X IDEやMCCの使い方を知りたい方
  • PICマイコンの内蔵モジュールを使い倒したい方

目次

第1部 PICマイコンの概要と開発環境の使い方
第1章 マイコンとプログラミング

  • 1-1 マイコンとは
  • 1-2 マイコンのプログラムとは
  • 1-3 2進数と16進数
  • 1-4 マイコンの動かし方

第2章 PICマイコンの概要

  • 2-1 マイクロチップ社のマイコンファミリとF1ファミリの位置付け
  • 2-2 PIC16F1ファミリの種類と特徴
  • 2-3 コアインデペンデントペリフェラル

第3章 演習用ハードウェアの製作

  • 3-1 デジタル演習ボードの製作
  • 3-2 アナログ演習ボードの製作

第4章 開発環境とMPLAB X IDEの使い方

  • 4-1 開発環境概要
  • 4-2 MPLAB X IDEの入手とインストール
  • 4-3 MPLAB X IDEの使い方
  • 4-4 ソースファイルの作成とエディタの使い方
  • 4-5 コンパイルと書き込み実行
  • 4-6 実機デバッグの仕方
  • 4-7 シミュレータの使い方
  • コラムA コンパイルエラーの原因発見のコツ
  • コラムB エディタの便利機能

第2部 C言語プログラミングの基礎
第1章 C言語プログラムとは

  • 1-1 C言語の歴史
  • 1-2 C言語プログラムの構造と書式
  • 1-3 コンパイル処理の流れ
  • 1-4 プログラム実行時の環境
  • コラム 第2部用のプロジェクトの作り方

第2章 プリプロセッサ

  • 2-1 プリプロセッサ指示命令の使い方
  • 2-2 デバイスヘッダファイルの役割
  • 2-3 pragma指示命令の使い方

第3章 データ型

  • 3-1 変数のデータ型
  • 3-2 定数の書式と文字定数
  • 3-3 変数の宣言位置とスコープ
  • 3-4 変数の型変換

第4章 演算子の使い方

  • 4-1 演算子の使い方
  • 4-2 標準算術ライブラリ関数

第5章 フロー制御関数の使い方

  • 5-1 構造化プログラミングと3種類の基本構造
  • 5-2 if文の使い方
  • 5-3 while文とdo while文の使い方
  • 5-4 for文の使い方
  • 5-5 switch文の使い方

第6章 モジュール化と関数

  • 6-1 プログラムのモジュール化
  • 6-2 関数の作り方と書式
  • 6-3 関数のプロトタイピング
  • 6-4 アセンブリ言語との共存

第7章 配列とポインタ

  • 7-1 配列(array)とは
  • 7-2 文字列の扱い
  • 7-3 ポインタの使い方
  • 7-4 複雑なポインタの使い方
  • コラム ポインタのメカニズム

第8章 構造体,共用体,列挙型の使い方

  • 8-1 構造体(structure)の使い方
  • 8-2 共用体(union)
  • 8-3 列挙型(enum)

第9章 割り込み処理関数

  • 9-1 割り込み処理の流れとメリット
  • 9-2 割り込みの要因と許可禁止
  • 9-3 割り込み処理の記述方法
  • コラム PIC18Kファミリのベクタ割り込みとDMA

第10章 標準関数と標準入出力関数

  • 10-1 標準C関数ライブラリ
  • 10-2 標準入出力関数の使い方
  • 10-3 標準入出力によるデバッグ方法

第3部 MCCと周辺モジュールの使い方
第1章 MCCの概要

  • 1-1 MCCとは
  • 1-2 MCCのインストール
  • 1-3 MCCを使ったプログラミング手順

第2章 コンフィギュレーションとクロックの設定

  • 2-1 コンフィギュレーションと設定方法
  • 2-2 クロックの設定

第3章 入出力ピンの使い方

  • 3-1 入出力ピンのハードウェアとレジスタの関係
  • 3-2 ピン割り付け機能
  • 3-3 状態変化割り込みの使い方
  • 3-4 例題 フルカラーLEDの点滅

第4章 タイマモジュールの使い方

  • 4-1 タイマ0の使い方
  • 4-2 タイマ1/3/5の使い方
  • 4-3 タイマ2/4/6/8/10の使い方
  • 4-4  SMTの使い方

第5章 シリアル通信モジュールの使い方

  • 5-1 EUSARTモジュールの使い方
  • 5-2 MSSPモジュール(I2Cモード)の使い方
  • 5-3 MSSPモジュール(SPIモード)の使い方

第6章 パルス出力関連モジュールの使い方

  • 6-1 CCP/ECCPモジュールの使い方
  • 6-2 10ビット PWMモジュールの使い方
  • 6-3 CWGモジュールの使い方
  • 6-4 NCOモジュールの使い方
  • 6-5 16ビットPWMモジュールの使い方
  • 6-6 COGモジュールの使い方
  • 6-7 CLCモジュールの使い方

第7章 メモリの使い方

  • 7-1 データEEPROMメモリの使い方

第8章 アナログモジュールの使い方

  • 8-1 10/12ビットADコンバータと温度インジケータの使い方
  • 8-3 5/8/10ビットDAコンバータとFVRモジュールの使い方
  • 8-4 アナログコンパレータの使い方
  • 8-5 オペアンプの使い方