問題地図
マネージャーの問題地図
~「で、どこから変える?」あれもこれもで、てんやわんやな現場のマネジメント
- 沢渡あまね 著
- 定価
- 1,738円(本体1,580円+税10%)
- 発売日
- 2018.8.7 2018.8.1
- 判型
- 四六
- 頁数
- 240ページ
- ISBN
- 978-4-7741-9874-3 978-4-7741-9875-0
概要
累計18万部突破の問題地図シリーズ最新作!
「昨年以上の成果を出せ」
「生産性を上げろ」「雑談力も上げろ」
「チームの一体感やモチベーション向上も管理職の責任だ」
「ただし予算は増やせない」「人も増やせない」
「残業はさせるな」
そんなプレッシャーと制約で悩む中間管理職の問題,どこから,どう手をつけていけばいいか?
マネージャー1人で抱え込まず,チームプレイでともに成長しながら乗り切る! そのための方法を教えます。
【巻頭付録】マネージャーの問題 全体マップ
こんな方にオススメ
- 上司と部下の板挟みになりつつ,残業削減や少ないリソースなどの制約の下,成果を出せないといけない中間管理職
目次
はじめに 「残業させるな」「予算目標は達成しろ」「部下のモチベーションも上げろ」いったいどうすりゃイイんですか!?
1丁目 モヤモヤ症候群
- 組織の最大の敵,それは「モヤモヤ」
- 「目的を明確にする」それがマネジメントの第一歩!
- 不安が不満を生み,不信に変わる
- 意識合わせより「景色合わせ」
- 上位ビジョンやポリシーを理解する
- チームのビジョンやポリシーをメンバーに示す
- ビジョニングの場を設ける
- ニュースレターをビジョン・ポリシー伝達手段として活用する
- 仕事を振ったら,必ず情報を与える/アップデートする
- コラム 課長の景色,部下の景色
2丁目 何でも自分でやってしまう
- 何でもかんでもマネージャーが抱えてしまう背景5つ
- マネージャーの仕事抱え込みは,組織も個人も幸せにしない
- まずは,マネージャーの仕事のたな卸しを!
- マネージャーとしての仕事を部下に任せてみる
- マネジメントを外注するのもあり
- 仕事を任せるために心がけたい5つのこと
- マネージャーは「ピンチヒッター要員」にすぎないと心得る
3丁目 コミュニケーション不全
- コミュニケーション不全は万病の元
- 「コミュニケーション」「情報共有」は2大思考停止ワード
- コミュニケーションは設計8割,スキル2割
- 「情報共有」よりも「情報発信」,その指針を示す
- マネージャーやリーダーが背中をみせるための7つのコツ
- 非対面のコミュニケーション機会も設けよう
- コミュニケーション活性やムードメーキングは若手に任せる
- 遊びの要素も取り入れてみる
- コミュニケーション活性のポイントは「手を変え」「品を変え」「景色を変え」
4丁目 モチベートできない・育成できない
- 中堅社員,若手社員はこう思っている! 生の声を一挙公開
- あなたの何気ない行動や無思慮が,部下のモチベーションを下げている!
- 本音を言えない4つの背景
- 経営層やマネージャーが言ってはいけない「滅びの言葉」5つ
- とにかく,マネージャーはこの4つをやってください!
- マネージャーの常識=部下の非常識。常識をアップデートしよう
- チームで「やりたいことリスト」「苦手なことリスト」「好きなことリスト」「得意なことリスト」を作ってみる
- 1割だけ,その人の好きな仕事や得意な仕事を任せる
- 本音を「言える化」するには,「手を変え」「品を変え」「景色を変え」よう
- 部下は本音を言わない。だから上司から本音を言うのだ
- チームのスキルマップを書いてみよう
- 部署名やチーム名をわかりやすくする
5丁目 削減主義
- 「コスト削減」「時間削減」がこんな不幸をもたらす
- なぜ起こる? 行きすぎた削減主義
- 生産性に対する大きな誤解2つ
- 会社のお金は使ってなんぼ! ケチな組織で人は育たないし,優秀な人も集まらない
- 「コスト削減にモチベートされる人はいない」この事実と向き合おう
- めんどくさい仕事を削減するための3つのアクション
- しょせん会社のお金。賢く正しく使う!
6丁目 気合・根性主義/目先主義
- 気合&根性カルチャーがもたらす悲しき近未来
- とにかく,管理職の仕事のたな卸しを!
- スキルマップを作って,見直す!
- 本来業務/割り込み業務を分類して定量化する
- 計画を立てるクセをつけよう
- 外を知る
- これまでとは異なるバックグラウンドの人を入れる
- メンバーの特性を分類してみる
- 改善の方向性を明確に示す
- 定義→測定→ふりかえり→改善→ふりかえりのサイクルを回す
7丁目 チャレンジしない
- こうしてチャレンジしない風土が醸成される
- なんていうか,「勇者待ち」「勇者頼み」なんです
- 「チャレンジする大義名分,空気を作る」そのための4つのコツ
- 「成功事例」よりも「先行事例」を
- チャレンジや改善は,最高の人材育成活動なり
おわりに 能力と余力と協力を作る――それがマネージャーの仕事
プロフィール
沢渡あまね
1975年生まれ。あまねキャリア工房 代表。業務改善・オフィスコミュニケーション改善士。
日産自動車,NTTデータ,大手製薬会社などを経て,2014年秋より現業。企業の業務プロセスやインターナルコミュニケーション改善の講演・コンサルティング・執筆活動などを行っている。NTTデータでは,ITサービスマネージャーとして社内外のサービスデスクやヘルプデスクの立ち上げ・運用・改善やビジネスプロセスアウトソーシングも手がける。
現在は複数の企業で「働き方見直しプロジェクト」「社内コミュニケーション活性化プロジェクト」「業務改善プロジェクト」のファシリテーター・アドバイザーなどを行う。
著書に『職場の問題地図』『仕事の問題地図』『働き方の問題地図』『システムの問題地図』『職場の問題かるた』(技術評論社),『チームの生産性をあげる。』(ダイヤモンド社),『新人ガールITIL使って業務プロセス改善します!』(C&R研究所)などがある。趣味はダムめぐり。
ホームページ:http://amane-career.com/
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