Software Design plus 失敗から学ぶ RDBの正しい歩き方
- 曽根壮大 著
- 定価
- 3,014円(本体2,740円+税10%)
- 発売日
- 2019.3.6 2019.2.27
- 判型
- A5
- 頁数
- 288ページ
- ISBN
- 978-4-297-10408-5 978-4-297-10409-2
概要
「データベースがよく落ちる」「前任者が残したテーブル,SQLが読み解けない」「RDBMSを入れ替えたら予期せぬバグが」――MySQLやPostgreSQLといったRDBMS(リレーショナルデータベース管理システム)を使った業務システム,Webサービスを設計・運用していると,こういった問題によく直面するのではないでしょうか。
本書はRDB(リレーショナルデータベース)の間違った使い方(=アンチパターン)を紹介しながら,アンチパターンを生まないためのノウハウを解説します。それぞれの章では,問題解決に必要なRDBやSQLの基礎知識も押さえるので,最近RDBMSを触り始めた新人の方にもお勧めです。
こんな方にオススメ
- MySQLやPostgreSQLを使ったシステム・サービスを設計・運用していて,原因のわからない障害によく出くわす人,そしてそれを改善したい人
目次
第1章 データベースの迷宮
第2章 失われた事実
第3章 やり過ぎたJOIN
第4章 効かないINDEX
第5章 フラグの闇
第6章 ソートの依存
第7章 隠された状態
第8章 JSONの甘い罠
第9章 強過ぎる制約
第10章 転んだ後のバックアップ
第11章 見られないエラーログ
第12章 監視されないデータベース
第13章 知らないロック
第14章 ロックの功罪
第15章 簡単過ぎる不整合
第16章 キャッシュ中毒
第17章 複雑なクエリ
第18章 ノーチェンジ・コンフィグ
第19章 塩漬けのバージョン
第20章 フレームワーク依存症
プロフィール
曽根壮大
Twitter:@soudai1025株式会社オミカレ副社長兼CTO。数々の業務システム,Webサービスなどの開発・運用を担当し,2017年に株式会社はてなでサービス監視サービス「Mackerel」のCRE(Customer Reliability Engineer)を経て現職。コミュニティ活動としては,Microsoft MVPをはじめ,日本PostgreSQLユーザ会の理事兼勉強会分科会座長として勉強会の開催を担当し,各地で登壇もしている。そのほか,岡山Python勉強会を主催し,オープンラボ備後にも所属。「builderscon 2017」「YAPC::Kansai 2017」などのイベントでベストスピーカーを受賞するなど,わかりやすく実践的な内容のトークに定評がある。『Software Design』誌ではデータベースに関する連載「RDBアンチパターン」などを執筆。