Software Design plus 改訂新版 IoTエンジニア 養成読本
- 片山暁雄,松下享平,大槻健,大瀧隆太 / takipone,鈴木貴典,竹之下航洋,松井基勝 著
- 定価
- 2,068円(本体1,880円+税10%)
- 発売日
- 2019.6.19
- 判型
- B5
- 頁数
- 144ページ
- ISBN
- 978-4-297-10690-4 978-4-297-10691-1
サポート情報
概要
IoTシステムは我々の身近なところでも活用されるようになりました。また,新しい技術やデバイス,センサを活用した事例も,日々ニュースなどでも取り上げられています。
そこで,本書ではIoTシステムの構成要素である「センサ&デバイス」「ネットワーク」「クラウド」「アプリケーション」「セキュリティ」を個別にひもとくことで,その全体像が理解できる構成になっています。さらにPart 3では「実践編 IoTデバイス実践講座」として,Raspberry Piを使ったIoTシステムをハンズオン形式で実装していきます。
こんな方にオススメ
- IoTの全体像や構成要素を知りたい方
- IoT案件に携わる技術者
- IoTビジネスで必要な知識を知りたい方
目次
Part 1
基礎編
- Chapter 1:IoTシステムの今 ~取り巻く環境と複雑な全体像を紐解く
- IoT(Internet of Things)とは
- デジタルツインとは
- IoTを取り巻く動向
- IoTの活用例
- Chapter 2:IoTシステムの全体像 ~IoTを実現するシステムとは
- IoTシステムのオーバービュー
- センサデバイス
- ネットワーク
- クラウド
- アプリケーション
- セキュリティ
Part 2
技術要素編 ~IoTシステムの全体像をつかむ
- Chapter 3:センサ&デバイス 電子部品の基礎から選定のポイント
- はじめに~最初に確認しておきたいこと
- IoTエンジニアとして知っておきたいデバイスのあれこれ
- デバイス選定ガイド
- デバイスのこれから
- Chapter 4:ネットワーク ~IoTに最適な通信規格とは
- 無線PAN
- セルラーシステム
- LPWAとは
- アンライセンス系LPWA
- ライセンス系LPWA
- 各システムの選定と実装のポイント
- Chapter 5:バックエンド/クラウド ~クラウドサービスの設計/運用のポイント
- IoTバックエンドとは
- クラウドとは
- クラウドマネージドサービスの活用
- クラウドの設計
- Chapter 6:アプリケーション ~IoTで生み出す価値を何倍にもできる
- 広がるIoTアプリケーションの活用
- IoTの成熟度モデル
- 成熟度レベルとビジネス領域の変化
- IoTで変わるデータ利活用
- IoTアプリケーション設計時のポイント
- IoTアプリケーションの実際
- Chapter 7:セキュリティ ~脅威の現実と防御へのアプローチ
- IoTのセキュリティリスクは現実のものとなっている
- セキュリティ対策の基礎
- IoTのセキュリティ防御アプローチ
Part 3
実践編~IoTデバイス実践講座
- Chapter 8:Raspberry Piの基本動作 ~事前準備からLED制御まで
- デバイス(マイコン)
- 電子部品
- ネットワーク
- 3G/LTE接続モジュール
- クラウド
- Raspberry Piをセットアップする(Raspbian OSの設定)
- LEDとスイッチを使ってみる
- Chapter 9:Raspberry Piを外部サービスと連携 ~センサの値をクラウドに!
- Raspberry Piを3G接続する
- メタデータサービスを使ってみる
- 計測データの記録
- 距離センサの利用
- 距離センサの応用:トイレセンサを外部サービスと連携
Part 4
ビジネス編
- Chapter 10:IoTシステムをビジネスに活かす ~技術者が持つべき視点とは
- IoTシステムの今後
- IoTシステムの技術者として必要な技術/スキル
プロフィール
片山暁雄
現職は株式会社ソラコムで,自社サービス用のソフトウェア開発/運用に携わる。前職はAWSにて,ソリューションアーキテクトとして企業のクラウド利用の提案/設計支援活動を行う。好きなプログラミング言語はJava。
松下享平
ソラコムのエバンジェリストとして,SORACOMおよびIoTを活用していただくための講演活動を行う。2000年にぷらっとホーム株式会社にてネットワークインフラやEC事業を担当し,2015年から同社でIoTソリューションをリード。2017年より現職で年間の登壇回数は140を超える。
大槻健
株式会社ソラコムにてSIMカードの開発,セルラー向けコアシステムの設計,およびLoRaWANを始めとする新規無線通信技術の事業・技術開発を担当。前職は大手通信キャリアにて各種デバイス,SIMカードの仕様策定・開発に従事。毎日SIM焼いてます。
大瀧隆太 / takipone
2013年にクラスメソッド株式会社に入社し,年間数十件のAWS環境構築・運用プロジェクトに携わりクラウド導入のプリセールス,コンサルティング業務のほか,IoT事業,Alexa事業の立ち上げにも関わる。2018年に株式会社ソラコムに入社し,ソリューションアーキテクトとしてユーザやパートナーへのIoTシステム導入支援を行う。
鈴木貴典
アクロクエストテクノロジー株式会社にて,ビッグデータやIoTに関するプラットフォーム開発やコンサルティングに従事。最近は,IoTに関連して,サーバレスアーキテクチャやリーン思考などに興味を持っている。
竹之下航洋
株式会社ウフルにてIoTイノベーションセンター所属IoTアーキテクトとして市場啓発活動やセキュリティリスクに関する啓もう活動を行う傍ら,プロダクト開発本部でIoTデバイス向けプラットフォーム製品開発のテクニカルリードも行う。好きな言葉は「普通のやつらの下を行け」。
松井基勝
プログラマ,インフラエンジニア,クラウドエンジニアを経て,現在は株式会社ソラコムでサービスでさまざまなエンジニアリング領域を担当。共著書に『AWSエキスパート養成読本』(2016年 技術評論社)など。最近は自宅の家電のコントロールを自動化することに挑戦中。趣味はお酒を飲みながらアナログゲームを遊ぶこと。