【改訂5版】図解でよくわかる ネットワークの重要用語解説 
                    
                  
                  
                  - きたみりゅうじ 著
 - 定価
 - 2,310円(本体2,100円+税10%)
 - 発売日
 - 2020.4.16 2020.4.29
 - 判型
 - A5
 - 頁数
 - 288ページ
 - ISBN
 - 978-4-297-11171-7 978-4-297-11172-4
 
サポート情報
概要
ネットワーク用語集の超定番書「図解でわかる ネットワークの重要用語解説」の改訂5版です。フルカラーとして5年ぶりの大改訂版となります。ネットワークの用語がすべてイラストで解説されているため、かんたんに仕組みからしっかり理解することができます。初級エンジニアや学生の学習用としてはもちろん、現場で活躍するSEやPMの「あんちょこ」としても利用することができると大変好評です。今回の版から、インタネット編は「基礎編」と「技術編」の2つにわかれ、また新たに「セキュリティ編」が追加されました。
こんな方にオススメ
- 一目みてわかるようなネットワークのキーワード集を求めている方
 - ネットワーク技術をしっかり勉強したい初級者
 
目次
1章 ネットワーク概論
- LANとWAN
 - クライアントとサーバ
 - ネットワークを構成する装置
 - ネットワーク上のサービス
 - インターネット技術
 
2章 OSI参照モデルとTCP/IP基礎編
- ネットワークプロトコル
 - OSI参照モデル
 - TCP/IP
 - IP (Internet Protocol)
 - TCP (Transmission Control Protocol)
 - UDP (User Datagram Protocol)
 - パケット
 - ノード
 - IPアドレス
 - サブネットマスク
 - ポート番号
 - ドメイン
 - IPv6 (Internet Protocol Version6)
 
3章 ローカル・エリア・ネットワーク編
- LAN (Local Area Network)
 - ネットワークトポロジー
 - スター型LAN
 - バス型LAN
 - リング型LAN
 - Ethernet
 - Token Ring
 - 無線LAN
 - PLC (Power Line Communications)
 - Bluetooth
 - グローバルIPアドレス
 - プライベートIPアドレス
 - ワークグループネットワーク
 - ドメインネットワーク
 
4章 ワイド・エリア・ネットワーク編
- WAN (Wide Area Network)
 - 専用線
 - VPN (Virtual Private Network)
 - ISDN (Integrated Services Digital Network)
 - xDSL (x Digital Subscriber Line)
 - ADSL (Asymmetric Digital Subscriber Line)
 - 光ファイバ接続
 - WiMAX (Worldwide Interoperability for Microwave Access)
 - IP電話
 
5章 ハードウェア編
- NIC (Network Interface Card)
 - LANケーブル
 - リピータ
 - ブリッジ
 - ルータ
 - ハブ
 - スイッチングハブ
 - モデム
 - bps (bits per second)
 - ゲートウェイ
 - コリジョン
 - MACアドレス (Media Access Control Address)
 - QoS (Quality of Service)
 - UPnP (Universal Plug and Play)
 - NAS (Network Attached Storage)
 
6章 サービス・プロトコル編
- DNS (Domain Name System)
 - DHCP (Dynamic Host Configuration Protocol)
 - NetBIOS (Network BIOS)
 - PPP (Point to Point Protocol)
 - PPPoE (Point to Point Protocol Over Ethernet)
 - PPTP (Point to Point Tunneling Protocol)
 - ファイアウォール
 - プロキシサーバ
 - パケットフィルタリング
 - NAT (Network Address Translation)
 - IPマスカレード (NAPT: Network Address Port Translation)
 
7章 インターネット基礎編
- インターネット (the Internet)
 - ISP (Internet Services Provider)
 - JPNIC (JaPan Network Information Center)
 - WWW (World Wide Web)
 - Webサイト
 - WWWブラウザ (Webブラウザ)
 - ホームページ
 - URL (Uniform Resource Locator)
 - 電子メール (e-mail)
 - ネットニュース (Net News)
 - ポータルサイト
 - 検索サイト
 - ブログ (Blog)
 - SNS (Social Networking Site)
 
8章 インターネット技術編
- HTTP (HyperText Transfer Protocol)
 - SMTP (Simple Mail Transfer Protocol)
 - POP (Post Office Protocol)
 - IMAP (Internet Message Access Protocol)
 - NNTP (Network News Trancefer Protocol)
 - FTP (File Transfer Protocol)
 - SSL (Secure Sockets Layer)
 - HTTPS (HyperText Transfer Protocol over SSL)
 - NTP (Network Time Protocol)
 - MIME (Multipurpose Internet Mail Extensions)
 - ICMP (Internet Control Message Protocol)
 - HTML (HyperText Markup Language)
 - CSS (Cascading Style Sheets)
 - JavaScript
 - CMS(Contents Management System)
 - Cookie
 - XML (eXtensible Markup Language)
 - RSS (RDF Site Summary)
 - Dynamic DNS
 - クラウド
 
9章 モバイルネットワーク編
- 携帯電話 (Cellular Phone)
 - PHS (Personal Handyphone System)
 - スマートフォン
 - マクロセル方式
 - マイクロセル方式
 - ハンドオーバー
 - ローミング
 - パケット通信
 - テザリング
 - 輻輳
 - SIMカード
 
10章 セキュリティ編
- コンピュータウイルス
 - 不正アクセス
 - ソーシャルエンジニアリング
 - 秘密鍵暗号方式
 - 公開鍵暗号方式
 - デジタル署名
 - CA (Certification Authority)
 
プロフィール
きたみりゅうじ
もとはコンピュータプログラマ。本職のかたわらホームページで4コマまんがの連載などを行う。この連載がきっかけで読者の方から書籍イラストをお願いされるようになり、そこからの流れで何故かイラストレーターではなくライターとしても仕事を請負うことになる。
本職とホームページ、ライター稼業など、ワラジが増えるにしたがって睡眠時間が過酷なことになってしまったので、フリーランスとして活動を開始。本人はイラストレーターのつもりながら、「ライターのきたみです」と名乗る自分は何なのだろうと毎日を過ごす。
自身のホームページでは現在も4コマまんがや1コマ絵日記などを連載中。
ホームページ:https://oiio.jp
著者の一言
本書「はじめに」より
コンピュータ用語というものは、誰に聞いても「難しい」と言われます。専門用語ばかりというのもありますが、略称を使うことが多いのも大きな要因でしょう。中でもネットワークに関するものといえば、とにかく略称ばかりで意味が推測できません。しかも困ったことに似たようなスペルのものが多いんですよね。DNSとDHCPって自分もはじめは区別できなかったですもの。
ところが技術屋さんの常として、こういった言葉の意味を聞くと、さらに専門用語で切り返してきたり、「そもそも〜」などと難しい講釈を垂れだすことが多いのです。ちょっと聞いただけなのに、難しい言葉が返ってくる、頭が痛くなっちゃう、もう嫌だ。そんな感じで苦手意識を刷り込まれてしまった人も、不幸なことに少なくはないでしょう。
でも、そうした苦手意識を持った人でも、身の回りのものに置き換えてみたり、絵を描いて教えたりすると、案外すんなりとわかってしまうものです。結局のところ、わからないというのは「頭の中でイメージ化できない」ことなんですよね。どんな動きをするものなのか、どんな役割のものなのか、イメージさえ浮かんでしまえばこっちのものなのに、その「イメージ化する」ってことがなかなか大きな壁なわけです。
では、その頭の中にあるイメージをそのまま伝えましょう。
本書はそうした考えから生まれました。
言葉では難解なことでも、「ああ、こんなイメージだったなぁ」と絵が浮かべば、だいたい意味は推測できるものです。「概略がつかめて話をあわせることができれば良い」のだけれどそれさえ覚束ない人たちに、本書がひとつの救いとなってくれれば幸いです。
2002年 11月 きたみりゅうじ