Blender グリースペンシル イラストテクニック 3D空間にイラストを描く!
- りょーちも,川越崇弘 著
 - 定価
 - 2,970円(本体2,700円+税10%)
 - 発売日
 - 2022.10.24 2022.10.21
 - 判型
 - B5
 - 頁数
 - 272ページ
 - ISBN
 - 978-4-297-12934-7 978-4-297-12935-4
 
概要
Blenderがペイントソフトに!?
線画だけで描いてみたり、ちょっとアニメーションを作ってみたり。進化真っ最中、グリースペンシルの世界へようこそ。
3D空間にイラストを描く『球体作画』、グリースペンシル機能を生かした『キャラクターメイキング』異端のマッドクリエーター・りょーちもが描く新しいイラスト表現の技法書が登場!!
こんな方にオススメ
- Blenderのグリースペンシル機能を学びたい人、使いこなしたい人
 - 無料ソフトで絵を描きたい人
 - 3Dの技術を2Dイラストに取り込みたい人/3D空間に絵を描きたい人
 
目次
- 本書を読み進めるにあたっての注意
 - はじめに
 - ファイルのダウンロードについて
 
Chapter0 Blender 準備と設定
- 0-1 Blender ダウンロードとインストール
 - 0-2 おすすめ環境設定
- COLUMN 「新規データ」のオン・オフ
 
 - 0-3 ワークスペースを調整する
- COLUMN ギズモを使用する
 
 - 0-4 グリースペンシルに関する初期設定
 - 0-5 テンプレートファイルについて
- COLUMN 3Dの素材より前に描かれたグリースペンシルの線がうまく表示されないとき
 
 - 0-6 グリースペンシルを使って絵を描く
 
Chapter1 らくがきからはじめよう
- 1-1 描きながらツールの使い方を覚える
- COLUMN 「ドロー平面」について
 
 - 1-2 絵のコピーを活用する
 - 1-3 レイヤーとグリースペンシルを使いこなす
 - 1-4 親子づけを活用する
- COLUMN 位置がズレるとうまくコピーできない
 - COLUMN 「トランスフォーム座標系」とは
 - COLUMN 「ストロークの再投影」でグリースペンシルを再配置するには
 
 - 1-5 後ろが透けないよう塗りつぶす
- COLUMN 塗りの間違いを直す
 - COLUMN 「カメラの位置」を意識する
 
 - 1-6 マスクを利用する
 - 1-7 ちょっとだけアニメーション
- COLUMN 「ファイルフォーマットの設定」とは
 
 - ESSAY 2D(絵)と3D(空間)を一緒に考えるようになったワケ、そして苦悩する日々
 - Blender実験開始! 出会ったグリースペンシル機能/グリースペンシルの描き心地について
 
Chapter2 360°展開の球体作画.
- 2-1 球体世界の特徴と描き方
- COLUMN グリースペンシルの絵をすべて削除する
 - COLUMN グリッドの解像度を上げる
 
 - 2-2 主題を描く
 - 2-3 素材を描く
 - 2-4 ディテイールを描く
 - 2-5 360°の世界を仕上げる
- COLUMN 「ストローク」と「フィル」
 
 
Chapter3 キャラクターメイキング
- 3-1 キャラクターデザインと設定
- COLUMN 「オニオンスキン」を活用する
 
 - 3-2 ラフモデリング1  頭と上体.
- COLUMN 選択モードと[G][R][S]キーのショートカット
 - COLUMN 「ループカット」と「押し出し」
 
 - 3-3 ラフモデリング2  足と指先
- COLUMN 面の「裏」とは?.
 
 - 3-4 モデルの微調整と親子づけの準備.
 - 3-5 親子づけとポーズの記録.
- COLUMN ドープシートは2つある
 
 - 3-6 カメラ位置と各種表示調整.
 - 3-7 ガイドモデルを活かして、キャラクターを描く
 - 3-8 三面図を作成する
 - 3-9 色塗りのコツを知り、調整する
- COLUMN ホールドアウトを使ったレイヤーだけ穴をあける方法
 - COLUMN フィルツール(塗りつぶしツール)の詳細機能
 
 - 3-10 影とハイライトで陰影を作る
 - 3-11 表情集を作成する
 - 3-12 [応用] 仕上げに特殊効果を入れる
- COLUMN 瞳のハイライト
 
 - 3-13 [応用] デザイン表現とレイヤーとマテリアル整理
 
- おわりに
 - Index
 
プロフィール
りょーちも
アニメーター・キャラクターデザイナー・アニメーション監督・CGディレクター。
商業アニメーションで2Dアニメーターとして活動開始。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』『時をかける少女』などで原画を担当、『鉄腕バーディー DECODE』キャラクターデザイン・総作画監督、『夜桜四重奏』シリーズではキャラデザイン、総作監、監督を兼任。『亜人』『正解するカド』『GODZILLA 怪獣惑星』『映画 HUGっと!プリキュア♥ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ』など3Dアニメーションにも演出や絵コンテなどで参加し、独自の方法で2D3Dのミックスのアニメ制作方法を開発。『夜の国』では制作方法から開発、監督を行うなど、デジタル最新技術をアニメーションワークフローにいち早く取り入れる活動が業界内外でよく知られている。
近年ではこれまでの経験を活かし、商業作品と個人作家間での技術を共有できるように、アドバイス、ナレッジ紹介なども発信している。
Twitter
https://twitter.com/ryo_timo
川越崇弘
アニメーション演出家。制作進行から演出へ転向し、さまざまな作品で活躍。関わった作品に『STEINS;GATE〈シュタインズ・ゲート〉』『アイカツ!』『フルーツバスケット』『ゴールデンカムイ』『冴えない彼女の育てかた』『青い羽みつけた!』『すいぞくかんのペイコン』ほか多数。
現在では演出/監督業のみならず、プロデュースやアニメ制作会社へのデジタル導入アドバイザーなども手がける。アシスタント背景美塾「Blender 基礎のキソ講座」担当講師。