その仕事、AIエージェントがやっておきました。 ――ChatGPTの次に来る自律型AI革命
- 西見公宏 著
 - 定価
 - 1,760円(本体1,600円+税10%)
 - 発売日
 - 2023.12.16
 - 判型
 - A5
 - 頁数
 - 176ページ
 - ISBN
 - 978-4-297-13901-8 978-4-297-13902-5
 
サポート情報
概要
細かく指示を出さなくても、自分で考えて動くAI。
「AIエージェント」というSF世界のような技術が、今まさに花開こうとしています。本書では、ChatGPTに代表される「チャット型AI」との違いに注目しながら、AIエージェントが私たちの仕事にもたらすであろうインパクトを明らかにしていきます。さらに、AIエージェントの技術的なしくみについても、前提知識がなくても理解できるようにわかりやすく解説。生産性が爆上がりする、新時代の技術と働き方を垣間見ることのできる一冊です。
こんな方にオススメ
- AIの利活用について最先端の情報を仕入れたいビジネスパーソン
 - 自身の生産性の向上に関心のあるビジネスパーソン
 - AIエージェントについて知っておきたいITエンジニア
 
目次
- はじめに
 
第1章 あなたの仕事がAIエージェントで変わる
- 新人不要、AIエージェントが研修なしで即戦力になる
 - 人間と同じ仕事の進め方をするAIエージェント
 - 自社データベースとの接続によって生まれる競争力
 - AIエージェントと人間との協働
 - AIエージェント以降の人間の役割
 - <まとめ>
 
第2章 AIエージェントとは何か
- チャット型AIとしての「ChatGPT」
 - 「指示待ち」チャット型AIの限界
 - チャット型AIの課題を解決するAIエージェント
 - なぜ大規模言語モデルをベースにするのか
 - AIエージェントブームの火付け役「AutoGPT」
 - 第二の火付け役となった「BabyAGI」
 - 複数のAIエージェントによる社会シミュレーション「Generative Agents」
 - AIエージェントが経営するソフトウェア開発会社「ChatDev」
 - <まとめ>
 
第3章 AIエージェントの仕組み
- AIエージェントを構成する4つの要素
- 個性(Profile)
 - 記憶(Memory)
 - 計画(Planning)
 - 行動(Action)
 
 - それぞれの要素はどのように相互作用するのか
- 「個性(Profile)」と「記憶(Memory)」の相互作用
 - 「記憶(Memory)」と「計画(Planning)」の相互作用
 - 「計画(Planning)」と「行動(Action)」の相互作用
 - 「行動(Action)」と「個性(Profile)」の相互作用
 
 - 個性(Profile):AIエージェントのキャラ付け
- 個性を決める3つの観点:「属性」「性格」「社会的立場」
 - 「個性(Profile)」を定義づけるためのアプローチ
 - 「個性(Profile)」のバリエーションをビジネスの意思決定に活用する
 
 - 記憶(Memory):AIエージェントの頭の中
- 人間の記憶プロセスからのインスピレーション
 - AIエージェントに文脈を与える短期記憶
 - AIエージェントの行動の質を高める長期記憶
 - リレーショナルデータベースをデータベース記憶として活用する
 - 意味による検索を可能にするベクトルデータベース
 
 - 計画(Planning):AIエージェントの戦略的思考
- 「思考」と「行動」を組み合わせるReAct(①)
 - プロンプトによるタスク分解(②)
 - リフレクションとタスク分解を組み合わせて計画を続けるAutoGPTの例(①+②)
 
 - 行動(Action):AIエージェントの道具箱
- BabyAGIで利用できるスキル
 - AutoGPTで利用できるコマンド
 - AIエージェントが呼び出せる行動によって可能性が広がる
 - エージェントがエージェントを呼び出す
 
 - <まとめ>
 
第4章 AIエージェントを体験する
- 自動的なリサーチを支援してくれる「Cognosys」
- Cognosysの利用方法
 - 事前設定されたエージェントの利用
 
 - 顧客調査を自動化する「aomni」
- aomniの利用方法
 - aomniにより生成される営業プラン
 
 - <まとめ>
 
- おわりに
 - 参考資料一覧
 
プロフィール
西見公宏
1983年生まれ。Web制作フリーランスを経て、大学卒業後TIS株式会社に入社。大手企業の業務基幹システム開発や、海外でのソリューション開発を経験した後、2011年に株式会社ソニックガーデンへ入社。クライアント先への顧問CTOとしてRuby on Railsを活用したWebアプリケーション開発に企画から運用まで携わる一方で、年間100件以上の新規相談に対応しながらプロジェクトの立ち上げを支援。2015年に同社取締役就任。2022年からは有限会社エッジドエッジ代表として、ChatGPTの利活用を中心に大規模言語モデルを活用したアプリケーション開発ならびにアドバイザリーを提供している。