最短突破
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LinuCレベル1 バージョン10.0合格教本[101試験,102試験対応]改訂新版
- 河原木忠司 著
- 定価
- 3,960円(本体3,600円+税10%)
- 発売日
- 2024.6.19
- 判型
- A5
- 頁数
- 528ページ
- ISBN
- 978-4-297-14236-0 978-4-297-14237-7
概要
LinuCは,LPI-Japanが提供するLinux技術者認定資格試験です。日本の大手IT企業などを中心に採用・導入が進んでいます。本書はこのLinuC試験のうち,2020年4月に試験が改定されたLinuCレベル1バージョン10.0(101試験,102試験)の出題範囲をカバーする教科書です。実績ある講師によるわかりやすい解説で,資格取得に必要な確かな力を身につけることができます。改訂新版では,学習用OSとして仮想環境で動作するAlmaLinuxおよびDebian GNU/Linuxのイメージをダウンロード提供します。学習用環境を利用することで,コマンドの実行や設定ファイルの編集など,実際に手を動かしながら学ぶことが可能です。
こんな方にオススメ
- LinuCレベル1の取得を目指す人
目次
基礎編 Linuxの基本
- Linuxカーネルとディストリビューション
- 仮想化環境の利用
- Linuxのディレクトリ構造
- Debian(CUI)環境へのログインとrootユーザー
- AlmaLinux(GUI)環境へのログインと端末の起動
- コマンド端末の使い方
- 主な基本コマンド
1章 Linuxのインストールと仮想マシン・コンテナの利用
- 1.1 Linuxのインストール/起動/接続/切断/停止
- 1.2 仮想マシン・コンテナの概念と利用
- 1.3 ブートプロセスとsystemd
- 1.4 プロセスの生成/監視/終了
- 1.5 デスクトップ環境の利用
2章 ファイルとディレクトリの操作と管理
- 2.1 基本的なファイル管理の実行
- 2.2 ファイルの所有者とパーミッション
- 2.3 ハードリンクとシンボリックリンクの作成
- 2.4 ファイルの配置と検索
3章 GNUとUnixのコマンド
- 3.1 コマンドラインの動作
- 3.2 フィルタを使ったテキストストリームの処理
- 3.3 ストリーム,パイプ,リダイレクトの使用
- 3.4 正規表現を使用したテキストファイルの検索
- 3.5 エディタを使った基本的なファイル編集の実行
4章 リポジトリとパッケージ管理
- 4.1 アプリケーション管理
- 4.2 aptコマンドによるパッケージ管理
- 4.3 Debianパッケージ管理
- 4.4 yumコマンドによるパッケージ管理
- 4.5 RPMパッケージ管理
5章 ハードウェア,ディスク,パーティション,ファイルシステム
- 5.1 ハードウェアの基本知識と設定
- 5.2 HDD/SSDのレイアウトとパーティション
- 5.3 ファイルシステムの作成/管理/マウント
101試験模擬問題
6章 シェルおよびスクリプト
- 6.1 シェル環境のカスタマイズ
- 6.2 シェルスクリプト
7章 ネットワークの基礎
- 7.1 インターネットプロトコルの基礎
- 7.2 基本的なネットワーク構成
- 7.3 基本的なネットワークの問題解決
- 7.4 クライアント側のDNS設定
8章 システム管理
- 8.1 アカウント管理
- 8.2 ジョブ管理
- 8.3 ローカライゼーションと国際化
9章 重要なシステムサービス
- 9.1 システム時刻の保守
- 9.2 システムのログ
- 9.3 メール配送エージェント(MTA)の基本
10章 セキュリティ
- 10.1 セキュリティ管理業務の実施
- 10.2 ホストのセキュリティ設定
- 10.3 暗号化によるデータの保護
- 10.4 クラウドセキュリティの基礎
11章 オープンソースの文化
- 11.1 オープンソースの概念とライセンス
- 11.2 オープンソースのコミュニティとエコシステム
102試験模擬問題
プロフィール
河原木忠司
北海道小樽市出身。合同会社優来屋代表。サーバーエンジニア,講師として活動してきた。現在は講師業を中心に,研修コースの提案,開発や書籍の執筆といった業務に従事。LinuCバージョン10.0の試験開発にも協力。LinuxなどのOSやセキュリティに関する研修コースを中心に,企業や官公庁職員様向けの研修を担当している。主な著書に『基礎からしっかり学ぶLinux入門』(技術評論社),『標準テキストCentOS 8構築・運用・管理パーフェクトガイド [CentOS Stream 対応]』(SBクリエイティブ,共著)。