図解即戦力
図解即戦力
ITインフラのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書
- 鶴長鎮一,山本尚明,山根武信,北崎恵凡 著
- 定価
- 2,420円(本体2,200円+税10%)
- 発売日
- 2024.11.9
- 判型
- A5
- 頁数
- 304ページ
- ISBN
- 978-4-297-14592-7 978-4-297-14593-4
サポート情報
概要
本書では,インターネットやモバイル通信を支えるITインフラのしくみと技術をフルカラーの図解で解説します。この解説を通して,初学者が押さえておきたいネットワークやサーバ,クラウドサービスについての基礎知識を習得できます。これからITインフラの基本を学びたい人やITインフラエンジニアを目指している人におすすめの1冊です。
こんな方にオススメ
- ITインフラの基本を学習したい人
- ITインフラエンジニアを目指している人
目次
Chapter1 ITインフラの基礎知識
- 01 ITインフラとは
- 02 ITインフラの構成要素
- 03 ITインフラの形態
- 04 ITインフラ選択のポイント
- 05 ITインフラエンジニアの歴史と現状
- 06 ITインフラエンジニアの仕事
Chapter2 ネットワークの基礎知識
- 07 ネットワークとは
- 08 ネットワークの種類
- 09 ネットワークの接続構造
- 10 ネットワークの構成要素
- 11 ネットワークプロトコルと標準化
- 12 各層の役割と関連するプロトコル
- 13 イーサネット
- 14 IPアドレスとサブネットマスク
- 15 ポート番号
- 16 主要なアプリケーションプロトコル
- 17 TCPとUDPの基本
- 18 ネットワーク通信の仕組みと技術
- 19 クラウド・仮想化時代のネットワーク
- 20 モバイルネットワーク
- 21 ネットワークのセキュリティ
Chapter3 サーバー・OS・ミドルウェアの基礎知識
- 22 サーバーの基礎知識
- 23 マザーボードとCPU/GPU
- 24 記憶装置~ストレージとメモリ
- 25 NIC:ネットワークインターフェースカード
- 26 サーバーを構成するその他のハードウェア
- 27 BIOSおよびUEFIの役割
- 28 OSの役割
- 29 ミドルウェアの役割
- 30 サーバー仮想化技術
Chapter4 ITインフラのクラウド化
- 31 クラウドコンピューティングとは
- 32 クラウドサービスの提供モデル
- 33 IaaSでITインフラを構築する
- 34 パブリッククラウドのメリットとデメリット
- 35 プライベートクラウドのメリットとデメリット
- 36 サーバーレス
- 37 オンプレミス環境からクラウド環境へ
- 38 オンプレミスへの回帰
- 39 クラウドネイティブ ~進化するITインフラとアプリケーション
- 40 マイクロサービス
- 41 コンテナ仮想化技術 Docker/LXD
- 42 マイクロサービス開発とDocker
- 43 コンテナオーケストレーション Kubernetes/Docker Swarm
- 44 OpenStackで実現するプライベートIaaS
- 45 主なパブリッククラウド
Chapter5 Webシステムの基礎知識
- 46 ITインフラを支えるWebシステム
- 47 Webシステムの構成
- 48 Webシステムのプロトコル「HTTP」
- 49 Webアクセスをセキュア化する「HTTPS」
- 50 スケールアップ/スケールアウトによる高速化
- 51 プロキシ(代理応答)による高速化
- 52 キャッシュによる高速化
- 53 CDNシステムによる高速化
- 54 ロードバランサー(負荷分散)による高速化
Chapter6 ITインフラの構築・運用・監視
- 55 ITインフラの設計
- 56 ハードウェアの選定
- 57 ソフトウェアの選定
- 58 サーバー構築の基本
- 59 ネットワーク設定の基礎
- 60 セキュリティ対策の基礎
- 61 インフラ管理の日常業務
- 62 ソフトウェアの更新とパッチ管理
- 63 バックアップとリカバリー
- 64 監視システムの設計
- 65 ログ管理と分析
- 66 アラートと通知システム
Chapter7 障害対策とセキュリティ
- 67 障害対応プロセス
- 68 障害復旧計画の策定
- 69 データ復旧計画
- 70 フォールトアボイダンスとフォールトトレランス
- 71 コンプライアンス
- 72 脆弱性管理とセキュリティ監査
- 73 アクセス制御と認証
- 74 暗号化とデータ保護
- 75 インシデントレスポンスとリカバリー
プロフィール
鶴長鎮一
大学院在学中よりインターネット接続サービス事業に携わり,その後M&Aを経て現在は大手通信事業者に勤務。卓越した技術力と豊富な経験を認められ,社内最高峰の技術者称号を取得。Webシステムやサーバー管理の分野で幅広い知見を持ち,実践的かつ教育的な技術書の執筆でも高い評価を得ている。主な著書に,『サーバ構築の実際がわかる Apache[実践]運用/管理』『図解即戦力 Web技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書』(技術評論社),『作りながら学ぶ Webシステムの教科書』(日経BP)など。
山本尚明
2005年より通信事業者にて,DNSおよびメールシステムのサーバーやネットワークを中心に,電気通信事業に関連するシステム監視,運用,設計および内製開発を経験。チームリードやプロジェクトマネージャー・プロジェクトリードを多数務め,データセンターでの物理作業からシステム構築・設定の論理作業まで幅広い領域を担当。現在は,事業会社にて,関連企業全体のパブリッククラウド活用推進などを行うCCoE(Cloud Center of Excellence)を担当し,クラウド分野を中心に携わる。
山根武信
ソフトウェアハウスでUNIXアプリケーションの開発および,開発環境管理を経験。次に,通信事業者にてISP系サーバー(認証/DNS/メール等)の開発業務に従事し,外製化されたシステムの内製化のためにOSSを積極採用し内製インテグレーションを実施。その後,サーバー基盤に特化し,オンプレミス環境におけるサーバー基盤開発およびインフラ自動化開発,パブリッククラウド環境におけるDevOps推進のための基盤開発を経験。現在はオンプレミス環境の複数サーバー基盤のアーキテクチャ統一や基盤統合を推進中。
北崎恵凡
20年以上にわたってISPと携帯電話事業にてメッセージングサービス,システムの設計・開発・運用・保守に携わる。社外では迷惑メール対策委員会,迷惑メール対策推進協議会,インターネット協会 客員研究員,JPAAWGメンバーなど,安心・安全なコミュニケーションが提供されるために精力的に活動。趣味でモノづくり,コミュニティ活動「野良ハック」や技術書の執筆や月刊誌への寄稿を行う。