はじめに

この本を手にとってくださり、ありがとうございます。きっと、あなたはゲーム作りに興味を持っていることでしょう。もしかしたら、「⁠ゲームを作ってみたい」という強い想(おも)いを持っているかもしれません。

コンピュータが今のように一般(いっぱん)に広く普及(ふきゅう)する前ですが、筆者も含(ふく)めて多くの人が「自分のゲームを作りたい!」という思いでプログラミングを覚(おぼ)え、独自のゲームを作って仲間内で披露(ひろう)しあっていた時代がありました。ゲームプログラムのソースコードを集めた雑誌もあり、そのソースコードを自分のコンピュータで打(う)ち込(こ)んでゲームを遊んでいました。そのうちに、ゲームプログラムを独自に改造することを覚えて、その過程で少しずつプログラミングを覚えていったのです。そのようにゲーム制作からプログラミングを学んだ大勢の人が、今もコンピュータ業界の第一線で大活躍(だいかつやく)しています。

この本は、ゲームをゼロから作る過程をすべてお見せして、初心者の方でもゲームを最後まで作れるように書かれています。まったくプログラミングを知らない方でも、本書に沿ってプログラムを書いていただければ、少しずつゲームが完成する感覚を味わうことができて、最終的にはしっかりと遊べる「ぷよぷよ」を自分一人で作り上げることができます。

ぜひこの本と一緒(いっしょ)に、自分で少しずつ作っていく過程を楽しんでください。少しずつ自分のゲームが動き、遊べるようになるワクワク感を楽しんでください。そして、完成したあとも、さらに改造する楽しさを味わってみてください。本書を通じて、みなさんがゲームを作る楽しみを感じていただければ何よりです。そして、その過程で「プログラミングは楽しいんだ」と実感してもらえれば、著者にとってこれにまさる喜びはありません。ぜひ一緒にゲーム開発・プログラミングの第一歩を踏(ふ)み出してみましょう!

著者 紀平 拓男(きひら たくお)