ランキング設計からはじめるスポーツデータ分析 ―― MATLABであなたも予測できる
- 小中英嗣 著
- 定価
- 3,520円(本体3,200円+税10%)
- 発売日
- 2025.10.1
- 判型
- B5変形
- 頁数
- 296ページ
- ISBN
- 978-4-297-15138-6
概要
MATLABであなたも試合結果が予測できる!
本書には、手を動かして学べる実習が満載、章末課題も充実。
必要な数学の知識をひと通り復習する、手厚い付録も収録。
実際のデータを使ってデータサイエンスを学びたい方に、大変おすすめです。
こんな方にオススメ
- 実際のデータを使ってデータサイエンスを学びたい方
目次
はじめに
- 0.1 本書の位置づけ
- 0.2 本書の構成
- 0.3 バスケットボール・National Basketball Association(NBA)
- 0.4 サッカー・Jリーグ
- 0.5 サッカー・国際試合(各国代表)
- 0.6 その他球技
第1章 MATLABプログラミングの準備
- 1.1 MATLAB Online利用の準備
- 1.2 本書で使うプログラムの取得
- 1.3 MATLABライブスクリプト
- 1.4 MATLAB公式! オンライントレーニングコース
- 1.5 グラフ作成時に心がけると良いこと
- 1.6 データ取得と整理
第2章 素朴なランキング:勝敗や得失点
- 2.1 「ランキング」と「レーティング」
- 2.2 試合結果データをさわってみよう
- 2.3 実際のスポーツリーグの結果を使う ―― NBA
- 2.4 最小二乗法と相関係数
- 2.5 予測に挑戦する
第3章 対戦相手を考慮する:一対比較法
- 3.1 均一/不均一な日程
- 3.2 Masseyの方法
- 3.3 Colleyの方法
- 3.4 Markovの方法
- 3.5 Eloの方法
- 3.6 一対比較法の一般化
- 3.7 日付ごとの予測性能を比較する
第4章 予測勝率を出力するモデル
- 4.1 Eloレーティングと予測勝率
- 4.2 予測勝率の評価指標
- 4.3 レーティングの変換
- 4.4 線形回帰とロジスティック回帰
- 4.5 多値予測モデル
第5章 競技間の共通な性質/競技ごとの特別な性質に着目する
- 5.1 ホームアドバンテージ
- 5.2 複数競技に対する統一的なモデル
- 5.3 得点が少ないことを活用する
第6章 予測の腕試し:様々なスポーツの予測に挑戦!
- 6.1 オリンピックの球技
- 6.2 サッカー・Jリーグ
- 6.3 サッカーの各種国際大会
- 6.4 発展的な話題
- 6.5 読書案内
付録A 数学の補足
- A.1 微分と偏微分
- A.2 ベクトルの表記方法とその理由
- A.3 確率・統計
- A.4 グラフ
- A.5 数学をもっとしっかり勉強したい方へ
付録B 章末課題の解説
おわりに
参考文献
索引
プロフィール
小中英嗣
名城大学情報工学部准教授。博士(工学、名古屋大学)。
専門分野はシステム制御理論と、その知識を活用したスポーツデータ分析。特にランキング・大会制度設計、チーム・選手の定量的評価、および試合結果予測。
趣味はスタジアム、美術館・博物館めぐり。最近はクイズや言語学も。名古屋生まれ名古屋育ちでサポートするのは名古屋グランパス。
著書は『Javaで学ぶオブジェクト指向プログラミング入門』(2008年、共著。サイエンス社)、『現象を解き明かす微分方程式の定式化と解法』(2016、単著。森北出版)、『科学で迫る勝敗の法則 ―― スポーツデータ分析の最前線』(2024、単著。技術評論社)。