まずは手を動かしてみよう!
「まずは動かしてみる」「 理屈より体験」ということを重視し、ステップ・バイ・ステップで学習を進められる構成にしました。難しく考えず、まず手を動かしてみましょう。本書に沿って動くアプリを作り進めるうちに、必要な知識が少しずつつながっていくはずです。
私自身、専門学校の教員としてソフトウェアの開発を教えています。AndroidアプリのUIを組む方法として、Jetpack Composeが主流になってきており、特にここ数年で関連する記事を見かけることが増えました。そこで、Jetpack Composeのキャッチアップが不可欠だと思い立ち、学び始めました。
学習教材には、Googleが提供している「Composeを用いたAndroidアプリ開発の基礎」を使いました。私はJavaを使ったAndroidアプリ開発の経験があります。これまでの経験から、まずは手を動かしてみよう、理解は後からついてくると考え、学習を進めました。最初につまずいたのは、宣言的UIと入力内容を保持する状態変数の考え方でした。例えば、入力した文字が消える原因がわからず、理解するのに時間がかかりました。それでもコンテンツをいくつかやり切るころには、理解度も高まっていました。
一方で、この教材を使った学び方は初心者には少し難しいと感じました。個人的な感想ですが、内容はややハードルが高く感じました。そこで、Jetpack Composeを主題にした初心者向けの教材や書籍も探しましたが、私が探した範囲では、よい入門教材に出会えませんでした。こうした経験から、初心者がもう少しスムーズにステップアップできる教材があればいいな、と思ったことが、本書を執筆するに至った経緯です。
この本が、Jetpack Composeを学び始める読者の皆さんにとって、最初の一歩を踏み出す助けになれば幸いです。