DXで経営戦略を仕組み化する技術 AI・デジタル時代の成長ロードマップ

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著者
田村昇平 著
定価
2,640円(本体2,400円+税10%)
発売日
2026.2.13
判型
A5
頁数
344ページ
ISBN
978-4-297-15422-6 978-4-297-15423-3

概要

近年、情シスの役割が大きく変化し、DXを求められるようになりました。

著者はこれまで情シスの立場からDXをサポートしてきましたが、情シスはデジタル技術に明るい一方、変革推進が苦手です。経営層と距離が遠く、経営戦略とDXを融合させるのは至難の業でした。

そこで「ボトムアップ」のアプローチをやめて「トップダウン」に変えたところ、事態はウソのように好転していきました。経営層を中心にDX戦略を練り込む。情シスをDX推進できる戦闘集団に変えていく。これらを試行錯誤することで、DX戦略の策定と推進の成功ポイントが見えてきました。

本書は現場の苦労や実際の失敗もふまえ、具体的なノウハウをお伝えします。

こんな方にオススメ

  • 経営層(社長・役員・経営幹部)
  • ビジネスリーダー層、将来の幹部候補
  • IT・DX責任者、情シス部長

目次

はじめに

  • あなたの業界もデジタルで破壊される
  • 自動車業界におけるデジタルディスラプション
  • 淘汰の歴史
  • DX戦略こそ未来を切り拓く鍵

第1章 DX戦略こそ最強の経営戦略

DX戦略とは何か?

  • 最近の経営戦略のトレンド
  • IT戦略とDX戦略の違い
  • 経営戦略≒DX戦略

DX戦略で得られるもの

  • IT予算に紐づくIT年間計画
  • IT年間計画だけに依存することの落とし穴
  • 中長期だからこそ、大きなDXを描ける
  • トップダウンだからこそ変革は進む
  • 「受け身のIT部門」から「攻めのIT部門」へ

DX失敗の根本原因

  • ペーパーレス化のボトルネック
  • DXが進まないと嘆く経営者が一番生成AIを使っていない
  • ソフトバンク孫代表は、生成AIを使い倒している

DX戦略は誰がつくるべきなのか?

  • IT部門長が作るとどうなるか?
  • 経営トップが作るとどうなるか?
  • 二人三脚が現実解

第2章 DX戦略の策定

現状を把握する

  • 現状把握が先か? ビジョンが先か?
  • 内部環境と外部環境は、どちらを先に押さえるか?
  • 最新のテクノロジートレンドを押さえる
  • デジタル社会における業界動向・経営環境を分析する
  • 前期のDX戦略を振り返る
  • DXの現在地を可視化する
  • 自社のシステム全体を可視化する
  • システム・アプリ一覧で棚卸しする
  • IT・システム課題を出し切る
  • IT部門長を当事者に変える
  • 各部門の課題をヒアリングする

DX戦略を策定する

  • 全員で戦略をつくるとどうなるか
  • 少人数で戦略をつくるとどうなるか
  • 戦略は密室で作られる
  • 未来にどれだけ臨場感を持てるか(ビジョン)
  • ある経営者のビジョン策定プロセス
  • ビジョンでワクワクする未来を描く
  • デジタル技術こそがチェンジドライバーとなる
  • リソースは有限だからこそ戦略を立てる(戦略骨子)
  • ビジョンからバックキャストする
  • トップ自らが変革の旗を掲げる
  • 戦略はトップの「熱量」と「言葉」で動き出す

DX施策を定義し、プロジェクトへつなげる

  • 戦略を戦術に落とし込む(施策=プロジェクト)
  • リソースを加味して現実的な道筋をつける(ロードマップ)
  • 財務数値は戦略ではなく目標(投資計画)
  • 戦略実行とは、権限を行使すること(体制図)
  • 戦略はトップ次第

第3章 DXグランドデザイン

DXを体系的に捉える

  • アマゾンのDXを紐解く
  • DXグランドデザインで自社のDXを体系的に描く

第1ステップ:デジタイゼーション

  • ペーパーレス化はDXの大大大前提
  • テレワーク対応は働き方改革の大前提
  • 情報セキュリティ強化は守りのDX
  • セキュリティは4つの観点から対策する
  • リスクを前提とした最後の備え
  • 内部脅威のリスクを見過ごさない
  • 基幹システムはDXの「心臓部」
  • 基幹システムとデジタイゼーション

第2ステップ:デジタライゼーション

  • 基幹システムとデジタライゼーション
  • 基幹システムの後に何をやるか?
  • BIによるデータドリブン経営
  • データドリブン環境のグランドデザイン
  • SFA/CRMで顧客満足度を高める
  • IoT、デジタルツインで現場とデジタルを接続する
  • 現場による内製の必要性
  • ノーコードによる現場DXの環境を整える
  • 生成AIの環境を整える

第3ステップ:デジタルトランスフォーメーション

  • いよいよ第3ステップ、デジタルトランスフォーメーション
  • 既存ビジネスの深堀り
  • 深堀り① 既存ビジネスのオンライン化
  • 深堀り② デジタルマーケティング
  • 深堀り③ 生成AIによるサービス品質向上
  • 深堀り④ ビッグデータとAIによるデータ分析
  • 深堀り⑤ 画像データや音声データのAI活用
  • 深堀り⑥ IoTの現場実装
  • 深堀り⑦ VR/AR/MRによるサービス向上
  • 深堀り⑧ デジタルツインのフィードバックループ
  • 深堀り⑨ その他の技術活用
  • 新規ビジネスの創出
  • 創出①デジタルプラットフォームビジネス
  • 創出②データドリブンビジネス
  • 創出③サブスクリプションモデル
  • 創出④プロダクト+サービス(IoT化)
  • 創出⑤その他のデジタル技術を活用した新サービス
  • だからこそDX戦略が重要となる

第4章 DX戦略の組織設計

IT部門がなぜ機能しないのか?

  • DX戦略とIT部門の関係
  • IT部門とは別の新組織
  • 「攻めのIT」と「守りのIT」」の分断
  • IT統制の崩壊
  • IT部門の悪循環
  • IT部門の構造的な問題
  • IT部門長の責務

攻めのIT部門組織設計

  • IT部門の役割は会社ごとに異なる
  • 情シスの現状を可視化する
  • IT部門のコア業務とは何なのか
  • IT部門のロードマップを描く
  • 現有戦力を受け入れる
  • ノンコアのマニュアル化を徹底する
  • マニュアルが必要となる環境づくり
  • 攻めのIT部門でもっとも重要なスキル
  • PMOの配置転換は簡単ではない
  • PMOの外部人材活用
  • ユーザー部門からの異動で即戦力化

攻めのIT部門強化戦略

  • IT部門の増員を計画する
  • IT部門長アサインの選択肢
  • アウトソーシングのメリットを最大化する
  • システム内製のメリットとデメリット
  • IT部門のハイブリッド戦略
  • IT部門こそAIを得意にし、味方にし、武器とする
  • 経営者が「攻めのIT部門」を期待し、宣言する

第5章 DXで成長を仕組み化する

DX実行の仕組み化

  • 経営層が関与する仕組みをつくる
  • DXは、結果が出るまでトップが守らないといけない
  • DX戦略を作り直すタイミングは、平時と戦時で異なる

DXはトップダウン

  • なぜ日本のDXは進まないのか
  • RPAの示唆
  • なぜ中国のDXは急激に進むのか
  • 経営者自身がまずDXする