図解即戦力 図解即戦力
水処理のしくみとビジネスがこれ1冊でしっかりわかる教科書

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著者
原田篤史はらだあつし 著
定価
1,980円(本体1,800円+税10%)
発売日
2026.4.27
判型
A5
頁数
232ページ
ISBN
978-4-297-15608-4

概要

私たちの生活に水は欠かせません。キッチンや風呂、トイレなど、暮らしの中で使う直接的なものから、食べ物を生産するために必要な農業用水、様々な製品製造で使われた工業用水など、ありとあらゆるところに水が関わっています。こうした水はどのように作られるのか、そして、使ったあとはどのように処理され綺麗になるのか。本書では、これら水処理のしくみを、図解を交えて丁寧に解説します。さらに、半導体製造に必要な超純水、水処理におけるAIの活用など、最先端の技術まできちんと学べます。これから水処理を学んでいくにあたり、一番初めに読みたい1冊です!

こんな方にオススメ

  • 水処理技術を学びたい人
  • 水処理関連企業で働く人
  • 技術士(上下水道部門)、浄化槽管理士など、水道関係の資格を取りたい人

目次

Chapter 1 なぜ水処理を学ぶのか?

  • 01 私たちの暮らしと水
  • 02 地球は水の惑星、でも使える水はごく僅か
  • 03 地球の中での水循環
  • 04 自然の浄化能力とその限界
  • 05 自然界から、借りて使ってきれいに還す
  • 06 生活を支える水
  • 07 産業を動かす水
  • 08 現代社会の基本インフラ
  • 09 インフラ老朽化の警鐘
  • 10 水を知ることは、環境と産業の未来を知ること
  • 11 水処理の世界と書籍の構成
  • COLUMN 1 水は大切と昔から言われてきているが……

Chapter 2 水の基礎

  • 01 H2Oが持つユニークな性質
  • 02 水に溶けているもの
  • 03 水の健康診断、水質分析の目的
  • 04 見た目の汚れの指標
  • 05 含有有機物の指標
  • 06 水の性格の指標:pH(酸性・アルカリ性)
  • 07 純度が高いことを示す指標
  • 08 健康に有害な物質の指標:重金属、揮発性有機化合物
  • 09 その他の重要な水質項目
  • 10 新しい対象物質:PFAS
  • COLUMN 2 ない事を証明する分析の世界

Chapter 3 水処理のしくみ

  • 01 大きな夾雑物を取り除く
  • 02 薬品の力で分離する凝集沈殿
  • 03 浮かせて分離する加圧浮上
  • 04 ろ過や吸着による除去
  • 05 膜による物質除去
  • 06 水に溶けたガスを除去するストリッピング
  • 07 水に溶けたイオンを取り除くイオン交換
  • 08 有機物を微生物で除去する生物処理
  • 09 酸化の力で有機物分解
  • 10 固体と液体を分ける脱水機
  • COLUMN 3 技術は知っても技術におぼれず

Chapter 4 用水/ 純水処理

  • 01 用途ごとに求められる純度
  • 02 水源によって異なる処理
  • 03 水道水のできるまで
  • 04 浄水場での高度処理
  • 05 各種洗浄用水として使われるろ過水
  • 06 カルシウムを除いた軟水
  • 07 様々な用途で使われる純水
  • 08 さらに純度の高い超純水
  • 09 分析の限界を超えた超々純水
  • 10 産業用途ごとの必要水質
  • COLUMN 4 本当にその水質、必要ですか?

Chapter 5 排水処理

  • 01 排水処理の歴史
  • 02 生活で発生する下水の処理
  • 03 含油排水の処理
  • 04 生物処理(好気・嫌気処理)
  • 05 生物処理の各種方式
  • 06 生物による窒素除去
  • 07 重金属の処理
  • 08 揮発性有機化合物の処理
  • 09 超難分解物質の処理
  • 10 排水処理の最終仕上げ
  • COLUMN 5 水質結果だけでなく生産工程の理解が必要

Chapter 6 その他の水処理/水利用

  • 01 水で冷やすクーリングタワー
  • 02 水で空気を洗うスクラバー
  • 03 水で熱を伝えるボイラー
  • 04 水を再利用する
  • 05 水を場内から出さないZLD
  • 06 排水からのエネルギー回収
  • 07 水流からのエネルギー回収
  • 08 空気から水を創り出す
  • 09 無重力での水処理
  • 10 汚泥の再利用
  • COLUMN 6 技術だけ知っていれば良い時代の終焉

Chapter 7 水処理に必要な構成要素

  • 01 送水ポンプ
  • 02 パイプ、バルブ
  • 03 送風機
  • 04 攪拌装置
  • 05 固液分離装置
  • 06 ろ過装置
  • 07 ろ過膜
  • 08 吸着装置
  • 09 消毒装置
  • 10 水処理薬品
  • COLUMN 7 水処理は「総合格闘技」である

Chapter 8 水処理計画時の注意点

  • 01 関連法令の確認
  • 02 原水水質と要求水質の確認
  • 03 生産工程の用力リストの確認
  • 04 生産工程での使用薬品等の確認
  • 05 類似工場の実態調査
  • 06 地域特性の確認
  • 07 各種水質の確認
  • 08 事前試験の実施
  • 09 仕様にない運用への対応
  • COLUMN 8 水処理とはプロジェクトマネジメント

Chapter 9 水処理プラント運用の注意点

  • 01 整理整頓清掃の徹底
  • 02 巡視点検
  • 03 自動洗浄
  • 04 CIP洗浄とCOP洗浄
  • 05 薬品補充
  • 06 簡易分析と計量証明
  • 07 各種データの統合管理
  • 08 メンテナンス計画
  • 09 流入源との情報共有
  • 10 管理ノウハウと技術伝承
  • COLUMN 9 経験と勘の運用からデータドリブンへ

Chapter 10 進化する水処理技術

  • 01 超微量分析の進化
  • 02 排水からの資源回収
  • 03 専属生物種での生物処理
  • 04 下水処理水の有効活用
  • 05 極限までの水再利用
  • 06 小規模分散型水循環システム
  • 07 水処理へのAI活用
  • 08 水処理OS の統一化
  • 09 時代に即した次世代水処理
  • COLUMN 10 AIが急速に進化する時代の水処理

プロフィール

原田篤史はらだあつし

ウォーターデジタル合同会社代表社員。技術士(衛生工学部門)。大学卒業後、カジマアクアテック(現:鹿島環境エンジニアリング)に入社し、水処理関連業務に従事する。その後、クボタ環境サービス株式会社(現:クボタ環境エンジニアリング)、オルガノ株式会社を経て独立。noteやNewspicksへの寄稿を通じて、水処理に関する技術解説および発信を行っている。