著者の一言

2026年のISO 14001は、ISOマネジメントシステム規格共通の改善を取り入れ、環境マネジメントで要求される主要な活動を明確にする工夫が盛り込まれました。環境マネジメントシステムを構築するときには、要求事項の意図をよく理解して取り入れることによって、より有効なマネジメントシステムにすることができるでしょう。

事業を取り巻く環境は常に変化していますので、変化によって生じる内外の課題を常に把握し、的確に対応していく必要があります。ISO 14001の要求事項を骨格として環境マネジメントシステムを確立した後は、それを有効に動かすための筋肉としてのしくみを鍛えていくことが必要です。たとえばプロセスを構成する人の教育訓練、設備・環境の整備、技術や知識の蓄積、手順の見直しなど、環境マネジメントシステムのリスクや機会に取り組むことによって、環境マネジメントシステムを継続的に改善することが望まれます。

環境マネジメントシステムを導入し、有効に活用しながら改善していくことによって、組織の成長にお役立てください。

(⁠⁠おわりに」より)

福西義晴(ふくにしよしはる)

株式会社テクノソフト 倉敷事業所 所長・コンサルティング統括,コンサルタント
JRCA登録 品質マネジメントシステム審査員補
JRCA登録 環境マネジメントシステム審査員補
IRCA登録 労働安全衛生マネジメントシステム審査員補

1986年に株式会社クラレに入社後,合成樹脂の研究開発,活性炭の研究開発・商品開発・原料調達・品質保証,工場の安全衛生に従事。2015年より株式会社テクノソフトでマネジメントシステム(品質,環境,労働安全衛生)の認証取得・維持支援やセミナーに従事。