カンブリア原寸大ワールド ― トゥルーサイズ古生物図鑑

「カンブリア原寸大ワールド」のカバー画像
著者
土屋健つちやけん 著
服部雅人はっとりまさと イラスト
田中源吾たなかげんご 監修
定価
4,400円(本体4,000円+税10%)
発売日
2026.7.1
判型
B5
頁数
160ページ
ISBN
978-4-297-15757-9

概要

アノマロカリスは、あなたが思っている通りの大きさだっただろうか。オパビニアは、実際にはどれほどのサイズだったのだろうか。

古生物図鑑を眺めていても、その生物の「本当の大きさ」を実感することは意外と難しいものです。

本書『カンブリア原寸大ワールド』は、エディアカラ紀およびカンブリア紀の古生物を、化石・CG復元ともに原寸大で掲載した、新しい体験型図鑑です。

押しつぶされた状態で発見されることの多い化石は、その姿のまま掲載。さらに最新研究に基づくCG復元を同じスケールで並べることで、「化石として発見された姿」と「生きていた頃の姿」を見比べながら、本当のかたちとサイズ感を直感的に理解できます。

「こんなに小さかったのか!」

「こんな姿で海を泳いでいたのか!」

そんな驚きがページをめくるたびに待っています。

小型種は複数方向から復元図を掲載し、小さな体に秘められた精巧な構造まで徹底的に紹介。エディアカラ紀からカンブリア紀にかけて、生命が劇的な進化を遂げた時代の生きものたちを、かつてないリアリティで体感できます。

見るだけではわからない。
読むだけでもわからない。

原寸大だからこそ見えてくる、生命進化のリアルを存分にお楽しみください。

こんな方にオススメ

  • 古生物ファン
  • 古生物およびその化石の実際の大きさを体感してみたい方
  • 公共図書館

目次

1章 カンブリア生物の象徴――ラディオドンタ類

  • アノマロカリス・カナデンシス
  • レニシカリス・ルパタ
  • アノマロカリス・デレイエ
  • アムプレクトベルア・シンブラキアタ
  • アムプレクトベルア・ステフェネンシス
  • ライララパックス・ウングイスピナス
  • ホウカリス・サロン
  • エキダナカリス・ブリッグシ
  • モスラ・フェントニ
  • スタンレイカリス・ヒルペックス
  • カンブロラスター・ファルカトゥス
  • ペイトイア・ナトルスティ
  • フルディア・ビクトリア
  • ティタノコリス・ガイネシ
  • コーダティカリス・ストリアタス
  • ラミナカリス・キメラ
  • イノヴァティオカリス・マオティアンシャネンシス
  • コラム 世界で栄えたフルディア類

2章 “軟組織の生物”たち――クラゲからサカナまで

  • バージェソメドゥーサ・ファスミフォルミス
  • コラム 生命史の「窓」となる保存的化石鉱脈
  • セラトシスティス・ペルネリ
  • ジャルツェングロースス・セニス
  • ピカイア・グラシレンス
  • ミロクンミンギア・フェンジアオア
  • オルソロザンクルス・エロンガタ
  • ハルキエリア・エヴァンゲリスタ
  • ハプロフレンティス・カリナトゥス
  • ネクトカリス・プテリクス
  • アミスクウィア・サギッティフォルミス
  • オドントグリフス・オマルス
  • ウィワクシア・コルガタ
  • プレクトロノセラス・カンブリア
  • オットイア・トリクスピダ
  • アイシェアイア・ペドゥンクラータ
  • コリンゾバーミス・モンストルオスス
  • ディアニア・カクティフォルミス
  • ハルキゲニア・スパルサ
  • ハルキゲニア・フォルティス
  • ハルキゲニア・ホンメイア
  • オヴァティオバーミス・クリブラタス
  • カナディア・スピノサ
  • クマムシ様動物
  • コラム カンブリア爆発と眼の誕生

3章 多様な節足動物

  • ケリグマケラ・キエルケガーディ
  • パルヴィベルス・アタヴス
  • オパビニア・レガリス
  • カナダスピス・パーフェクタ
  • フクシアンフイア・プロテンサ
  • イソキシス・アクタンギュルス
  • キリンシア・ツァンギ
  • ナラオイア・コムパクタ
  • サロトロセルクス・オブリタ
  • シドネイア・インエクスペクタンス
  • チュゾイア・バージェセンシス
  • ワプティア・フィエルデンシス
  • プティカグノストス・プラエクレンス
  • ベックウィチア・タイパ
  • カンブロパキコーペ・クラークソニ
  • ゴティカリス・ロンギスピノサ
  • マレラ・スプレンデンス
  • アラルコメナエウス(種未定)
  • レアンコイリア・スペルラタ
  • バルフティカリス・ボルタエ
  • オダライア・アラタ
  • ハベリア・オプタータ
  • カンブロピクノゴン・クラウスミュラーリ
  • サンクタカリス・アンカタ

4章 化石の王様・三葉虫類と、謎の生物

  • コラム 三葉虫のからだのつくり
  • アカドパラドキシデス・ブリアレウス
  • バルコラカニア・デイリイ
  • ブリストリア・インソレンス
  • エルラシア・キンギ
  • カンブロパラス・テレスト
  • オギゴプシス・クロッツィ
  • ガブリエルス・ランケアタス
  • キンガスピス(種未定)
  • ピアチェラ・アイディンシ
  • ファンタスピス・アウリトゥス
  • オレノイデス・セラタス
  • パラドキシデス・グラシリス
  • レドリキア・レックス
  • ザカントイデス・グラバウイ
  • ディノミスクス・アイソラトゥス
  • エルドニア・ルドウィギ
  • シファッソークタム・グレガリウム
  • ハーペトガスター・コリンズィ
  • バンフィア・コンストリクタ

5章 エディアカラ生物――カンブリア紀直前の生き物たち

  • ディッキンソニア・コスタータ
  • トリブラキディウム・ヘラルディカム
  • キンベレラ・クアドラタ
  • パルヴァンコリナ・ミンカミ
  • カルニア・マソニ

Appendix

プロフィール

土屋健つちやけん

著者

オフィス ジオパレオント代表。サイエンスライター。埼玉県生まれ。金沢大学大学院自然科学研究科で修士号を取得(専門は地質学、古生物学)。その後、科学雑誌『Newton』の編集記者、部長代理を経て独立、現職。2019年にサイエンスライターとして史上初めて日本古生物学会貢献賞を受賞。

古生物に関する著書多数。近著に『史上最大の大量絶滅では何が起きたのか?』(講談社)、『おうちで飼える! 恐竜・古生物図鑑』(幻冬舎)など。

服部雅人はっとりまさと

イラストレーター

古生物CG 復元画家。国内外の研究機関・博物館・科学誌などへ復元画を提供。古生物から現生生物まで、「生命」をテーマに多様な表現で作品制作を続けている。

田中源吾たなかげんご

監修

島根大学卒業後、静岡大学大学院で博士(理学)を取得。日本学術振興会特別研究員、レスター大学研究員、京都大学研究員、群馬県立自然史博物館主任学芸員、海洋研究開発機構研究技術専任スタッフ、熊本大学合津マリンステーション特任准教授、金沢大学国際基幹教育院助教を経て、熊本大学くまもと水循環・減災研究教育センター教授。