著者の一言

第1章

ネットワークに関する用語は膨大かつ難解なうえ、ただ用語を覚えただけではなかなか実務に活かすことができません。そのため「言葉はわかるけど具体的なしくみはわからない」という人も少なくないのではないでしょうか?本章では、基本的なネットワーク用語を押さえるだけではなく、⁠ICMPパケットによるpingコマンドの自作」⁠TCP、UDPによるソケットプログラミング」を通して、実際にネットワーク通信を体験します。自分の手を動かすことで、RFCを見るだけでは読み取れないプロトコルの流れをつかみ、TCP/IPへの理解をさらに深めましょう。

第2章

ネットワークのしくみは、その長い歴史のなかで変化を繰り返しながらも、その根底は変わらないまま現在でも利用され続けています。本章は、そんなネットワークについて基礎からしっかり解説します。重要なネットワーク技術を厳選して紹介していますので、これからネットワークを学びたい人はもちろん、Web開発者やプログラマーなど、幅広い分野の ITエンジニアにとって役立つ知識が得られるはずです。TCP/IPから、ネットワーク構築に役立つイーサネットの基礎、ネットワークのセキュリティまで、本稿で一挙に理解しましょう。

第3章

ネットワーク技術の進化が進み、仕事であれプライベートであれ、今やネットワークを介した通信を行わない日はありません。一方で、サイバー攻撃も日に日に進化を遂げています。攻撃対象も個人や企業、業種や企業規模などによりません。つまりネットワーク上で情報を取り扱うということは、高度化・巧妙化が進むサイバー攻撃の脅威にさらされるリスクを併せ持つということなのです。脅威から守ったりリスクを最小化したりするには、何よりもまず、敵の手口と防御手段を知ることが重要です。本特集でネットワークセキュリティ対策の全体像を把握して、サイバー攻撃の脅威に備えましょう。

小俣光之(こまたみつゆき)

日本シー・エー・ディー株式会社 代表取締役社長。

1989年新卒で入社後,プログラマとして仕事を続け,2005年11月から社長となるがプログラマも兼務している。以前はCADシステムやWEB,データベースなどのプログラミングもしていたが,最近はネットワーク関連の製品・特注品の開発を中心に仕事をしている。

UNIX系のネットワークプログラミングにこだわり,プログラミングの著書を7冊執筆。また,プログラマの仕事のすばらしさを啓蒙することに目覚め,『プログラミングでメシが食えるか!?』(秀和システム 刊)を執筆。さらに技術者を活かすリーダーの心得をまとめた記事をITmedia エンタープライズに連載し,著書としてまとめた『ドジっ娘リーダー奮闘記』(秀和システム 刊)を執筆。メンバーとの共著『Linuxネットワークプログラミングバイブル』(秀和システム 刊)に続き,本書は11冊目の著書となる。

【Blog】プログラマー社長のブログ(ITmediaオルタナティブ・ブログ)

【Twitter】@mkomata