著者の一言

第1章……技術や市場の変化が激しい現在でも、シェルスクリプトは相変わらず重要な技術であり続けています。シェル クリプトは非常に汎用性の高い技術ですので、⁠基本」となる部分だけでも知っておけば、コンテナやクラウド開発などさまざまな場面で活用できることでしょう。同時に、長く使われ続けてきたシェルスクリプトには、知っておかないとバグの原因になったり、環境を壊したりする「罠」が存在します。本稿では、このシェルスクリプトの「基本」「罠」に焦点を当て、シェルスクリプトの基本的な知識から、普段の開発プロセスを便利にするシェルスクリプトの使いどころ、そして罠を避けつつ安全に使うための方法まで解説します。

第2章……プログラマーでもインフラエンジニアでも、ITエンジニアであれば何かしらCLI(コマンドラインインターフェース)からシェルを使います。簡単なファイル操作や設定ファイルの編集くらいはサッとこなしたいものです。また、シェルは多少の違いこそあれ、LinuxにもmacOSにもWindows(WSL)にも、今やどのOSにも入っています。自分のPC以外で作業することになってもシェルの環境設定を熟知していれば、その違いを認識したうえでハマることなく作業できますし、自分のPCと同じ設定にカスタマイズしたうえで使うことも可能です。本稿では、シェルの基本機能と設定に関する知識を学ぶことで、どの環境でも通用するCLI力の習得をめざします。シェルとターミナルの基本の使い方「黒い画面」でコマンドが実行できるように準備しよう!

第3章……Git、Docker、Kubernetes……開発・運用で使うソフトウェアの多くは、基本的な操作をCLI(Command Line Interface)で行います。IT技術者にとってCLIは避けては通れないものであると同時に、使いこなせれば強力な武器にもなる存在です。CLIの基本といえば、bashなどのシェルです。シェルへの抵抗感をなくし便利さを実感してもらうため、本特集では「試してみたい!」と思える題材を多数用意しました。動かすだけでもおもしろいジョークコマンドや、定型作業を劇的に効率化するワンライナーやシェルスクリプトのコード例。本特集を読めば、日常のあらゆる業務で「これシェルでできるかも……」というアイデアがひらめくこと間違いなしです。

滝澤隆史(たきざわたかし)

株式会社サードウェアに所属。

OSSの活動としては,メールシステム全般に興味があり,TTYベースのメーラMuttの開発に参加したり,qmailのアドオンパッケージを開発したり,SpamAssassinの日本語対応パッチの開発をしてきた。メールだけではなく,DNSにも興味があり,先日,日本Unboundユーザ会を立ち上げた。

山田泰宏(やまだやすひろ)

鶴長鎮一(つるながしんいち)

現在はソフトバンク(株)に勤務。突出した知識やスキルを持つトップエンジニアとして「Technical Meister」に社内認定される。サイバー大学での講師をはじめ、幅広い業務に従事。Software Design(技術評論社)や日経Linuxへの寄稿をはじめ、著書多数。

くつなりょうすけ(沓名亮典)

中島雅弘(なかじままさひろ)

上田隆一(うえだりゅういち)

 

今泉光之(いまいずみみつゆき)

中村壮一(なかむらそういち)

田代勝也(たしろかつや)