Why Machines Learn ―⁠―現代AIを支える、美しき数学の物語

「Why Machines Learn」のカバー画像
著者
アニル・アナンサスワーミーAnil Ananthaswamy 著
小林裕亨こばやしひろたか 訳
定価
3,300円(本体3,000円+税10%)
発売日
2026.9.9
判型
A5
頁数
496ページ
ISBN
978-4-297-15826-2 978-4-297-15827-9

概要

AIの数学は、ここまで面白く読める
2024年ノーベル物理学賞受賞 ジェフリー・ヒントン氏絶賛!

  • 「学習する機械」というアイデアは、どこからやってきたのか?
  • 一度は忘れ去られた技術が、なぜ現代のAIで復活したのか?
  • 人工知能の能力に、限界はあるのか?

<ニューラルネットワーク、勾配降下法、誤差逆伝播法、ディープラーニング……>
本書では、現代AIを生み出した画期的なアイデアの数々を、数学の基礎と研究の歴史から解き明かしていきます。

<線形代数、微積分、確率・統計、最適化理論……>
一見無関係な数学が、機械に「学習」を与えるために、どのように結びついてきたのか。ベクトルや行列の基礎から丁寧にたどることで、AIを支える数学の美しさを垣間見ることができます。

本書の魅力は、数学の解説だけにとどまりません。

<イリヤ・サツケヴァー、ジェフリー・ヒントン、 ジョン・ホップフィールド……>
著者は、研究者たちの証言を丹念に拾い上げ、機械学習の発展を当事者の視点から描き出します。一次情報に裏打ちされた語りによって、現代AIを支える数学が臨場感あふれる「知の物語」として立ち上がります。

<AIを使う人、AIを作る人、そしてAIの正体を知りたい人へ……>
現代のAIを本質から理解するための、知的興奮に満ちた一冊です!

こんな方にオススメ

  • 情報系の学科に所属する大学生、情報工学に興味がある高校生
  • AIを支える数学について面白く学びたいエンジニア

目次

プロローグ

Chapter 1 パターンに焦がれて(Desperately Seeking Patterns)

Chapter 2 ここでは誰もが、ただの数……(We Are All Just Numbers Here ...)

Chapter 3 お椀の底へ(The Bottom of the Bowl)

Chapter 4 すべては確率しだい(In All Probability)

Chapter 5 類は友を呼ぶ(Birds of a Feather)

Chapter 6 行列には魔法が宿る(There's Magic in Them Matrices)

Chapter 7 カーネルトリック、その大いなる手品(The Great Kernel Rope Trick)

Chapter 8 物理学が、そっと手を貸す(With a Little Help from Physics)

Chapter 9 ディープラーニングを後退させた男(いや、彼のせいではない)(The Man Who Set Back Deep Learning(Not Really))

Chapter 10 しつこい神話に終止符を打ったアルゴリズム(The Algorithm that Put Paid to a Persistent Myth)

Chapter 11 機械の眼(The Eyes of a Machine)

Chapter 12 テラ・インコグニタ――未知なる地(Terra Incognita)

エピローグ

後記 トランスフォーマーさえあればよい?(Are Transformers All We Need?)

プロフィール

アニル・アナンサスワーミーAnil Ananthaswamy

科学誌『ニュー・サイエンティスト』の元副ニュース編集長で、現在は同誌のコンサルタントを務める。カリフォルニア大学サンタクルーズ校の科学ライティング・プログラムで客員編集者を務めるほか、インドのバンガロールにある国立生命科学センターで、科学ジャーナリズムのワークショップを毎年担当している。また、『米国科学アカデミー紀要(PNAS)』の「Front Matter」欄で、フリーランスのフィーチャー記事編集者を務め、『ナショナル ジオグラフィック・ニュース』『ディスカバー』『マター』誌などに寄稿してきた。PBSの科学番組「NOVA」のブログ「The Nature of Reality」では、コラムニストも務めた。英国物理学会の物理ジャーナリズム賞、および英国科学作家協会の最優秀調査報道賞を受賞。処女作『最果ての物理学(The Edge of Physics)』は、2010年に『フィジックス・ワールド』誌のブック・オブ・ザ・イヤーに選ばれた。

小林裕亨こばやしひろたか

上智大学応用データサイエンス学位プログラム教授。アクセンチュア、アーサー・D・リトルにて経営戦略策定や業務変革に従事。米国マイクロソフト本社ではアジア市場(日本・中国・韓国・台湾)の事業開発を担当。その後、経営コンサルティング会社ジェネックスパートナーズを共同創業し企業変革に多くの支援実績を積む。そして、プロセスインテリジェンスのリーダーであるCelonisの日本法人を初代社長として立ち上げ、市場開拓を推進した。現在は、AI・データサイエンスによる経営戦略や意思決定の高度化、AI時代における企業や社会の変革について研究・教育を行っている。東京大学工学部卒業、米国カーネギーメロン大学MBA修了。