図解即戦力 図解即戦力
ゼロトラストのしくみと導入がこれ1冊でしっかりわかる教科書

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著者
株式会社イストリア 長谷川丈一はせがわじょういち 著
定価
2,860円(本体2,600円+税10%)
発売日
2026.9.7
判型
A5
頁数
256ページ
ISBN
978-4-297-15840-8 978-4-297-15841-5

概要

ゼロトラストとは、「Never trust, always verify(決して信頼せず、常に検証せよ)」という考え方のもと、「何も信頼しない」ことを前提にしたネットワークセキュリティのアプローチです。今までのような、自社ネットワークの外部と内部の境界を防御するだけでは、ランサムウェア攻撃や内部漏えいには対処できません。これからは、すべてのネットワークトラフィックとデバイスに対して信頼を前提とせず、常に検証を行うという原則に基づいてネットワークセキュリティを考えていく必要があります。本書では、そういったゼロトラストの基本的な考え方から、しくみと技術、導入方法、今後の課題や展望などをわかりやすいフルカラー図解で解説します。キーワードベースの構成なので、これから学び始める方でもやさしく理解できます。

こんな方にオススメ

  • ゼロトラストについて詳しく知りたい、ネットワーク管理者、若手エンジニア、管理職など

目次

1章 ゼロトラストの基本

  • 01 ゼロトラストとは~境界防御に依存しないという考え方
  • 02 ゼロトラストの歴史~胎動から混迷期、そして標準化へ
  • 03 ゼロトラストが必要とされる背景~システム環境の変化と攻撃の高度化
  • 04 ゼロトラストの定義~概念を理解するための指針
  • 05 NISTによる7種類の基本原則~ゼロトラスト化で従うべき理念
  • 06 7種類の基本原則の意味~ゼロトラストの理念を深く理解
  • 07 ゼロトラストアーキテクチャ~ゼロトラストを実現する論理構造
  • 08 ゼロトラストのアクセス制御プロセス~分散型アーキテクチャの動作原理
  • 09 ZTXフレームワークの機能要件~ゼロトラストを実現する7つの要素
  • 10 要素技術の相関関係~7つの機能要件の連携と役割

2章 アイデンティティセキュリティ

  • 11 アイデンティティセキュリティ~アクセス元である主体を管理・制御
  • 12 ID~主体を認証・制御する出発点
  • 13 認証と認可~アクセス制御のための基本要素
  • 14 IAM~組織におけるユーザーIDの管理基盤
  • 15 IDaaS~クラウドネイティブなIDアクセス管理
  • 16 認証方式~本人を特定する3つの手法
  • 17 多要素認証(MFA)~複数の認証方式の組み合わせ
  • 18 パスワードレス認証~FIDOに準拠したパスキーの仕組み
  • 19 シングルサインオン(SSO)~利便性とセキュリティの両立
  • 20 リスクベース認証~高度化された動的な認証プロセス
  • 21 アクセス制御モデル~権限の範囲を決める認可の仕組み
  • 22 SDP~境界を仮想的に定義する仕組み
  • 23 動的アクセスポリシー~ゼロトラストに必須のルール設計

3章 デバイスセキュリティ

  • 24 エンドポイントセキュリティ~デバイスの境界化と包括的な保護対策
  • 25 端末資産管理~管理端末と非管理端末
  • 26 UEM~端末管理の仕組みとソリューション
  • 27 AV/NGAV~デバイスを脅威から保護する技術
  • 28 EPPとEDR~脅威予防と発見的統制の実装
  • 29 XDR~広範囲な情報から多層的かつ自動的に脅威を検知

4章 ネットワークセキュリティ

  • 30 セキュアネットワーク~信頼できる通信環境の構築
  • 31 ネットワークの設計~前提条件とサポート要件
  • 32 IDS/IPS~ネットワークの内側で検知・防御
  • 33 ファイアウォール~従来型FWからNGFWへ進化
  • 34 SASE~ゼロトラストネットワークの基盤
  • 35 SWG~安全なネットアクセスを実現する仕組み
  • 36 ZTNA~IAPとIAMの連携で動的制御
  • 37 SD-WAN~ネットワークを仮想化する仕組み
  • 38 マイクロセグメンテーション~ネットワーク細分化で被害を最小化
  • 39 NDR~ネットワークの異常挙動を検知・対処
  • 40 CASB~クラウド環境でのゼロトラスト

5章 リソースセキュリティ

  • 41 リソースセキュリティ~保護対象領域を守る技術と仕組み
  • 42 CSPM~クラウドの構成・設定を管理
  • 43 CWPP~クラウド環境の内部侵害対策
  • 44 CNAPP~サイロ化の課題を解決する仕組み
  • 45 WAF~Webアプリケーションの脆弱性悪用から保護
  • 46 データ暗号化~情報漏えい対策の基本機能
  • 47 DLP~機密データの識別・監視・保護
  • 48 IRM~ファイルの権限設定でデータ保護
  • 49 DSPM~機密データの可視化・管理・保護
  • 50 データバックアップ~ZTDR成熟度モデルによるレジリエンス向上
  • 51 データガバナンス~統制による価値向上とリスク低減
  • 52 データライフサイクル管理~運用面からデータを管理する仕組み

6章 監視・運用・自動化

  • 53 監視・運用・自動化~ゼロトラストを横断する共通機能
  • 54 SIEM~組織内のイベント情報を統合
  • 55 UEBA~主体の挙動に注目した技術
  • 56 CTEM~ITリソースの継続的な脆弱性監視
  • 57 ASM/EASM~攻撃面の脆弱性を管理する仕組み
  • 58 SOC~高度な脅威に対応する組織体制
  • 59 CSIRT~インシデント対応の実働部隊
  • 60 SOAR~脅威検知後の対処を自動化

7章 導入と実装

  • 61 導入の原則~ゼロトラスト化を成功させる要諦
  • 62 ゼロトラスト成熟度モデル~機能要件(領域)ごとの導入プロセスを可視化
  • 63 導入・移行のプロセス~ゼロトラスト化を進める手順
  • 64 導入・実装①~アイデンティティのゼロトラスト化
  • 65 導入・実装②~デバイスのゼロトラスト化
  • 66 導入・実装③~ネットワークのゼロトラスト化
  • 67 導入・実装④~アプリケーション&ワークロードのゼロトラスト化
  • 68 導入・実装⑤~データのゼロトラスト化
  • 69 導入・実装⑥~機能間連携を実現する土台の構築
  • 70 DAAS~守るべき保護対象領域の特定
  • 71 CI/CD~ソフトウェア開発を自動化する仕組み
  • 72 DevSecOps~安全性を担保する三位一体の開発環境
  • 73 インシデントレスポンス~脅威リスクに備える仕組みの構築

8章 実装モデル

  • 74 実装モデル~ゼロトラスト実装の選択肢
  • 75 アイデンティティ起点型~認証・認可を中心に3要素構成へ拡充
  • 76 リモートアクセス型~テレワーク環境のゼロトラスト化
  • 77 インターネット型~SWGやRBIによるセキュア環境
  • 78 SASE型~セキュアなクラウド利用環境の実装

9章 課題と対策

  • 79 導入・運用コスト~いかに高額化する費用を抑えるか
  • 80 プロジェクトへの誤解~導入の形骸化を招く製品中心の考え方
  • 81 レガシーシステム~古いシステムをどう置き換えていくか
  • 82 環境変化の軽視①~組織文化や運用体制にも迫られる変革
  • 83 環境変化の軽視②~業務部門からの抵抗を回避するには
  • 84 内部リスク対策~人的リスクに対処するための考え方
  • 85 今後の展望~進化の先にあるゼロトラストの将来像

プロフィール

長谷川丈一はせがわじょういち

モノからコトまで、背景にあるストーリーを掘り起こし、“わかりやすく”伝えることを理念とするコンテンツ制作会社。ビジネス全般をはじめ、デジタル分野や情報セキュリティ、最新テクノロジーなどを強みとし、企業のオウンドメディアや冊子の企画・制作を手掛ける。

https://www.istoria.co.jp
hasegawa@istoria.co.jp