MCPの教科書[下巻] ~内部構造・開発・運用・防御

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著者
益子竜与志ましこたつよし 著
定価
3,740円(本体3,400円+税10%)
発売日
2026.8.26
判型
A5
頁数
528ページ
ISBN
978-4-297-15852-1 978-4-297-15853-8

概要

AI導入戦略を描き、ロードマップも決まった。では、具体的に誰がどう実装し、安全に運用するのでしょうか。本書では、MCPを活用したAIシステムをどう作るか、どう動かすか、どう守るかにフォーカスします。MCPの基礎的なアーキテクチャ、通信仕様から丁寧に紐解き、技術的な制約やセキュリティリスクへの対策を体系化。各種業務システム・サービス・データベースとの連携手順、カスタムMCPサーバーの開発、プラットフォーム統合から安全な運用、コンプライアンス設計に至るまで、豊富な図解とコード例とともに解説します。

本書を読めば、理解から構築、統合、運用、防御まで、本番環境で「動くMCP」を実現するための全工程が一本の道としてつながるはずです。

こんな方にオススメ

  • プロジェクトマネージャー
  • 情報システム部門担当者
  • 開発担当者
  • セキュリティ担当者

目次

第1章 MCPアーキテクチャの技術詳細

  • 1.1 MCPの3層アーキテクチャ
  • 1.2 JSON-RPC 2.0プロトコルとメッセージ仕様
  • 1.3 トランスポート層の設計と選択
  • 1.4 初期化ハンドシェイクとケーパビリティネゴシエーション
  • 1.5 主要機能の実装詳細
  • 1.6 MCPシステムのセキュリティ設計
  • 1.7 MCP仕様の最新動向と今後の展望

第2章 MCPの技術的制約とセキュリティ脅威

  • 2.1 MCPが抱える技術的な制約と限界
  • 2.2 セキュリティリスクと攻撃ベクトル
  • 2.3 技術的制約への対策実装
  • 2.4 セキュリティテストとペネトレーションテスト手法

第3章 MCPサーバー実践カタログ

  • 3.1 ファイルシステム連携サーバー~クラウドストレージへのアクセス~
  • 3.2 データベース連携サーバー~リレーショナルDBからNoSQLまで~
  • 3.3 ナレッジベース連携サーバー~社内知識へのアクセス~
  • 3.4 Webスクレイピング・API連携サーバー~インターネット情報へのアクセス~
  • 3.5 Git/GitHub連携サーバー~バージョン管理システムへのアクセス~
  • 3.6 Slack/Teams連携サーバー~コミュニケーションツールへのアクセス~
  • 3.7 業務システム連携サーバー~エンタープライズアプリケーションへのアクセス~

第4章 カスタムMCPサーバーの設計と開発

  • 4.1 カスタムMCPサーバー開発の判断基準と設計パターン
  • 4.2 開発環境のセットアップ
  • 4.3 MCPサーバーの基本実装パターン
  • 4.4 ツール定義とリソース設計
  • 4.5 プロンプトテンプレートの活用
  • 4.6 エラーハンドリングとロギング戦略
  • 4.7 パフォーマンス最適化とスケーリング設計

第5章 AI駆動開発の実践ワークフロー

  • 5.1 CursorをMCPで拡張する~カスタムツール統合の実践~
  • 5.2 MCPを活用した仕様駆動開発とAIの融合
  • 5.3 要件定義・設計フェーズでのMCP活用
  • 5.4 MCPによるコード生成・レビュー・リファクタリングの自動化
  • 5.5 テスト自動生成とCI/CDパイプラインへのMCP統合
  • 5.6 開発コスト削減効果の定量測定
  • 5.7 AI開発環境の拡張とクラウドデプロイの自動化
  • 5.8 OpenClawによるAIエージェントの業務統合

第6章 AIエージェントプラットフォームとMCPの統合実践

  • 6.1 Copilot StudioとMCPの連携実装
  • 6.2 n8n/DifyとMCPの連携実装
  • 6.3 Amazon Bedrock AgentCoreとMCPの連携実装
  • 6.4 マルチプラットフォームでのエージェント運用パターン

第7章 MCPによる業務自動化の実装

  • 7.1 業務フロー分析へのMCP活用~ボトルネック特定の自動化~
  • 7.2 MCPによる業務システム連携パターン~ERP/CRM/SFAとの統合設計~
  • 7.3 ドキュメント生成・管理業務へのMCP統合
  • 7.4 カスタマーサポート業務のMCPエージェント化
  • 7.5 MCPによる社内ナレッジベース構築と活用
  • 7.6 MCP導入によるコスト削減効果の可視化とレポーティング

第8章 セキュリティ実装とコンプライアンス

  • 8.1 データプライバシー保護とアクセス制御
  • 8.2 MCPサーバーのセキュリティリスクと対策
  • 8.3 プロンプトインジェクション対策
  • 8.4 監査ログと説明可能性の確保
  • 8.5 セキュリティ運用とインシデント対応の実践

プロフィール

益子竜与志ましこたつよし

複数のITベンチャーで技術責任者/経営企画を歴任し、事業戦略とプロダクト成長を主導。2017年にRagate株式会社を創業し、サーバーレス技術の黎明期よりAWS・サーバーレス開発プロジェクトを牽引する。AWS Top Engineers 2024(Service)、AWS Rising Star Partners of the Year - Japan賞を受賞。経営課題/戦略を起点としたDX戦略策定とクラウドシステムデリバリを強みに、SMB市場を中心に数多くの企業変革を支援。MBAの学習で培った経営戦略・マーケティングミックスの知見と、AWS、AI、UI/UX、先端技術の深い専門性を掛け合わせ、価値創出を加速させている。

著書:『AI駆動で進める「小さく確実な」クラウドネイティブ移行』(技術評論社)