知識地図
AIエージェント開発の知識地図
――仕組みから開発、運用、ガバナンスまで
- 塚田真規,松好祐紀 著
- 定価
- 2,860円(本体2,600円+税10%)
- 発売日
- 2026.9.17
- 判型
- A5
- 頁数
- 256ページ
- ISBN
- 978-4-297-15875-0
サポート情報
概要
本書では、ソフトウェア開発や日常業務を大きく変えつつあるAIエージェントの仕組みから、実際に開発し、運用するためのポイントまでを解説します。また、AIエージェントの利用拡大や高度化により、注目が集まっているガバナンスやセキュリティも取り上げます。
AIエージェントやその周辺技術だけでなく、「プロンプトエンジニアリング」や「コンテキストエンジニアリング」といったプラクティスも日々大きく進化し続けています。一方で、AIエージェントの構成要素と、開発および運用に必要な原則の中には、新しい技術が登場しても変わらず重要なものがあります。本書では、そうした変わらない部分を軸に、AIエージェントの基本を理解し、実践に踏み出すための知識地図を示していきます。
こんな方にオススメ
- AIエージェントの開発・運用に関心のある人
目次
- はじめに
第1章 AIエージェントとは
1.1 生成AIとLLM
- 1.1.1 生成AIとは
- 1.1.2 LLMとは
- 1.1.3 主要なLLM
- 1.1.4 プロンプトの基礎
- 1.1.5 LLMの限界とリスク
1.2 AIエージェントの概要
- 1.2.1 AIエージェントの定義
- 1.2.2 AIエージェントの構成要素
- 1.2.3 AIエージェントの動作
- 1.2.4 ワークフローとAIエージェント
1.3 AIエージェントのユースケース
- 1.3.1 コーディングエージェント
- 1.3.2 運用支援エージェント
- 1.3.3 Physical AI
第2章 AIエージェントを支える仕組み
2.1 AIエージェントを支える全体像
- 2.1.1 AIエージェントの構成要素と本章の構成
2.2 AIエージェントの思考
- 2.2.1 AIエージェントの思考パターン
- 2.2.2 ReAct
- 2.2.3 Plan-and-Execute
- 2.2.4 Chain-of-Thought
- 2.2.5 Self-Refine
2.3 AIエージェントの知識拡張
- 2.3.1 なぜ外部情報が必要なのか
- 2.3.2 ナレッジベースの検索
2.4 AIエージェントの外部連携
- 2.4.1 外部連携の必要性
- 2.4.2 Tool Useの概要と仕組み
- 2.4.3 AIエージェントツール定義の設計
2.5 AIエージェントの記憶
- 2.5.1 「記憶」の必要性
- 2.5.2 短期記憶
- 2.5.3 長期記憶
2.6 AIエージェントと人の協調(Human-in-the-Loop)
- 2.6.1 Human-in-the-Loopの必要性と適用基準
- 2.6.2 Human-in-the-Loopのパターン
- 2.6.3 Human-in-the-Loopの運用上の注意点
2.7 コンテキストエンジニアリング
- 2.7.1 コンテキストエンジニアリングとは
- 2.7.2 コンテキストエンジニアリングの手法
- 2.7.3 導入・運用ポイント
2.8 ハーネスエンジニアリング
- 2.8.1 ハーネスエンジニアリングとは
- 2.8.2 ハーネスエンジニアリングの構成要素
2.9 AIエージェント開発に向けて
第3章 AIエージェントの開発
3.1 AIエージェント開発フレームワーク
- 3.1.1 AIエージェント開発フレームワークの基本
- 3.1.2 OpenAI Agents SDK
- 3.1.3 Google Agent Development Kit
- 3.1.4 Strands Agents
- 3.1.5 Microsoft Agent Framework
- 3.1.6 Mastra
- 3.1.7 その他主要なフレームワーク
- 3.1.8 フレームワークの選び方
3.2 ノーコード・ローコードプラットフォーム
- 3.2.1 Dify
- 3.2.2 n8n
- 3.2.3 Opal
3.3 AIエージェントを構築してみよう
- 3.3.1 全体構成
- 3.3.2 事前準備
- 3.3.3 「お出かけプランナー」エージェントの実装
- 3.3.4 ツールの実装
第4章 AIエージェントの運用と評価
4.1 AIエージェントの運用
- 4.1.1 AIエージェントのデプロイと運用
- 4.1.2 AIエージェント運用の特性
- 4.1.3 AIエージェント運用サービス
- 4.1.4 汎用コンテナ基盤での運用
4.2 AIエージェントのオブザーバビリティ
- 4.2.1 オブザーバビリティの重要性
- 4.2.2 テレメトリデータ
- 4.2.3 オブザーバビリティを支援するサービス
- 4.2.4 アラートによるモニタリング
4.3 AIエージェントの評価
- 4.3.1 評価の必要性と難しさ
- 4.3.2 LLM-as-a-Judge
- 4.3.3 AIエージェントの評価方式
- 4.3.4 AIエージェントの評価メトリクス
- 4.3.5 AIエージェント評価支援ツール
4.4 AIエージェントの継続的改善
- 4.4.1 LLMOpsとは
- 4.4.2 継続的改善のサイクル
- 4.4.3 継続的改善の実践に向けて
第5章 AIエージェントの連携と標準化技術
5.1 マルチエージェントシステム
- 5.1.1 マルチエージェントが必要な理由
- 5.1.2 Supervisor
- 5.1.3 Swarm
- 5.1.4 その他のパターン
- 5.1.5 A2A(Agent2Agent)
5.2 MCP(Model Context Protocol)
- 5.2.1 MCPとは
- 5.2.2 MCPの仕組み
- 5.2.3 既製MCPサーバーの活用
5.3 AIエージェントとUIをつなぐプロトコル
- 5.3.1 AIエージェントとUI連携の観点
- 5.3.2 MCP Apps
- 5.3.3 A2UI(Agent-to-User Interface)
- 5.3.4 AG-UI(Agent-User Interaction Protocol)
5.4 AIエージェントの決済プロトコル
- 5.4.1 AP2(Agent Payments Protocol)
- 5.4.2 ACP(Agentic Commerce Protocol)
- 5.4.3 x402
5.5 AGENTS.mdとAgent Skills
- 5.5.1 AGENTS.md
- 5.5.2 Agent Skills
第6章 AIエージェントの安全性と信頼性
6.1 AIエージェントの脅威とリスク
- 6.1.1 AIエージェント特有の脅威
- 6.1.2 OWASP Top 10 for Agentic Applications
- 6.1.3 国内外のセキュリティガイドラインと推進組織
6.2 リスクへの対策手法
- 6.2.1 ガードレール
- 6.2.2 回答の根拠性検証
- 6.2.3 Human-in-the-Loopによる制御
- 6.2.4 サンドボックス環境での実行
- 6.2.5 監視と検知
6.3 責任あるAIとガバナンス
- 6.3.1 責任あるAI
- 6.3.2 法規制とガイドライン
- 6.3.3 何をAIエージェントに任せるか
Appendix ハンズオンの事前準備
Appendix. A AnthropicのAPIキー取得
- Appendix. A.1 アカウントの作成
- Appendix. A.2 APIキーの作成
Appendix. B ハンズオン環境の構築
- Appendix. B.1 アカウントの作成
- Appendix. B.2 リポジトリの作成
- Appendix. B.3 コードスペースの起動
- Appendix. B.4 uvの導入
- Appendix. B.5 .envの作成
プロフィール
塚田真規
三菱電機株式会社 ソフトウェアエンジニア。生成AIを活用し、グループ全体の事業・業務の改革を推進。AWSを中心としたクラウドや生成AIを活用したアプリケーション開発やAIエージェント基盤構築にもリーダとして従事。
Japan AWS All Certifications Engineers (2024/2025/2026)
AWS Community Builder (カテゴリ:AI Engineering)
著書に、『AIエージェント開発 / 運用入門[生成AI深掘りガイド]』(共著、SBクリエイティブ、2025年)、『AWSではじめるMCP実践ガイド』(共著、技術評論社、2026年)がある。
松好祐紀
KDDIアジャイル開発センター株式会社 ソフトウェアエンジニア。AWSを中心にクラウドを活用したアプリケーションやシステム開発に従事。社内AIエバンジェリストとして、AI駆動開発の推進やナレッジ共有を通じた組織全体のAI活用促進に取り組む。また、生成AI教育プログラム「KAGAI Learning Hub」にも携わり、KDDIグループ内外のAI人材育成を支援。個人でも生成AIの検証や開発に取り組み、技術記事の執筆やイベント登壇を通じて発信。
AWS Community Builder (カテゴリ:Machine Learning)