ネットワークエンジニアは縁の下の力持ち

すでにネットワークは、企業に、家庭に欠かすことができない重要な社会的インフラとなっています。家庭には常時回線が敷設され、定額コストで1日中インターネットを楽しむのも今では当たり前のこととなっています。

普段とくに意識することなく、インターネットを使っていますが、その接続を提供するプロバイダでは、インターネットが問題なく使えるよう1日中監視、また設定作業を行っている人たちがいます。

また、業務にネットワークを使っている企業では、業務に支障なくネットワークが使えるよう管理したり、業務の要望に応えてネットワークの設計/構築を行っている人がいます。この人たちがネットワークエンジニアなのです。

ネットワークエンジニアは、⁠使えて当たり前」のネットワークをトラブルなくかつ安全に運用するために、不可欠な存在です。急激なトラフィック(ネットワークに流れるデータ)の増加や、ネットワーク上にあるハードウェアの故障などのトラブルの原因を素早く突き止め、解決しなければならないハードな任務を背負っています。そのためには、あらゆる知識を吸収し、新しい動向をチェックし、不意のトラブルにも対処して経験を積んでいくなどの努力を行っています。その研鑽がネットワーク社会を支えている、まさに「ネットワークにおける縁の下の力持ち」と言えるでしょう。

中規模~大規模ネットワークで多く導入されているCisco社のルータを操作するためのコマンドを集めたのが「Ciscoルータコマンド ポケットリファレンス」です。手元に置いておけば、ネットワークエンジニアの強い味方になる1冊です。