CMSとは?
CMS(Content Management System)とは、その名のとおりコンテンツを管理するシステムです。最近ではとくに、ECM(Enterprise Content Management)という包括的な括りのうち、とくにWebで利用できるWeb CMSをCMSとして表現することが多くなってきています。
現在CMSとして提供されているものは、商用/非商用にかかわらず大変多くの種類があります。商用のものは、数万円のエントリレベルから、構築/管理を含め数千万円となる大規模のものまで幅広くあります。
一方、非商用のもので今最も注目されているのがオープンソースソフトウェア(OSS)のCMSです。最も有名なものの1つとしてXOOPSやPloneなどが挙げられます。
こうした中、最近注目を集めているのがGeeklogです。
Geeklogの魅力
ここでは簡単にGeeklogの魅力を紹介しましょう。
PHP×MySQLを利用したシステム
Geeklogは、PHP×MySQLを利用して稼働するシステムです。PHPは、Lightweight Languageと呼ばれるスクリプト言語で、とくにWebに特化していることから、Web制作者の方に好んで利用されています。またMySQLは、オープンソースのデータベースとして、日本ではPostgreSQLと並んで多くの方に利用されています。
直感的な操作、軽快な表示
Geeklogは大変すぐれたインターフェースを実装しています(図)。Web/コンテンツ管理に関して、管理者サイドがストレスを感じることなく、直感的に操作できるのが特徴です。
また、テンプレートやデータベースなどが分割されるCMSの場合、表示時間に時間がかかる場合がありますが、Geeklogはアーキテクチャで工夫しており、表示速度を損なうことなく、サイトの運用が行えます。
図 Geeklogの画面(左:標準テーマ、右:Geeklog Japaneseテーマ)
SEO効果、アクセシビリティ、ユーザビリティ
最近はWebサイトを管理する上で、SEO効果やアクセシビリティ、ユーザビリティといった要素を判断基準とする場合が多く見られます。
Geeklogの場合、RSSを実装したり、URLリライト機能を実装することでSEO対策、ひいては最近流行りのWeb 2.0的な外部との連携を容易に行えます。
また、多言語対応やCSSテンプレートの利用によるアクセシビリティ対策、アクセスユーザごとのカスタマイズによるユーザビリティの向上なども実現可能です。
詳しくは書籍で
さて、大変魅力的なGeeklogに関する“日本初”となる解説書がいよいよ発売されます。執筆は、日本での第一人者有限会社アイビーソーホー今駒哲子氏を中心に、Geeklog Japaneseの方たちによるものです。
ぜひ本書『無償CMS Geeklog導入ガイド』を参考に、Geeklogを活用した次世代Webサイト管理/コンテンツ管理を実現してください。