オブジェクト指向の「本質」つかむ

普及するオブジェクト指向

Java、C#、UMLなど、現在ソフトウェア開発・システム開発で使われている技術の多くは、オブジェクト指向に基づいています。

こうした技術は、オブジェクト指向がわからなくても、⁠使用」することはできます。しかし、それぞれの技術を最大限に「活用」するためには、オブジェクト指向を理解することが必要です。

今回、技評SE新書の創刊第4弾として発売された『いちばんやさしいオブジェクト指向の本』は、オブジェクト指向を理解するための、いちばんやさしい入門書の決定版です。プログラミングやソフトウェア開発についてよく知らないという方でも、オブジェクト指向が簡単に理解できるように、なるべく専門知識を必要とせずに読めるように工夫して書かれています。

オブジェクト指向は難しい?

「オブジェクト指向は難しい」という感想は、ソフトウェア業界でよく聞かれます。かなりの開発経験を持つベテランエンジニアからも、そのような声を聞くことは少なくありません。

ですが、オブジェクト指向の歴史を見てみると、実はもともとは子供たちのために考えられた技術だということがわかります。ですので、本来それほど難しいものではないはずなのです。それなのに難しく感じられるのはなぜでしょうか?

それは、オブジェクト指向の考え方は、オブジェクト指向以外の考え方とはかなり違うからです。そのため、従来の考え方の延長線上でとらえてしまうと、どうしても理解するのが難しい部分があるのです。

逆にいえば、新しいものを学ぶという新鮮な気持ちで接すれば、オブジェクト指向を意外なほど簡単に理解できるということになります。

技評SE新書 創刊第4弾

今回、技評SE新書の創刊第4弾としては、⁠いちばんやさしいオブジェクト指向の本』と同時に、⁠新米リーダーの不安』も発売されました。こちらは、中小規模のプロジェクトで新米リーダーが遭遇するさまざまな課題に対して、有効な知識を提供する内容です。ぜひ併せてお読みください。