数学検定って?

数学検定は、⁠財)日本数学検定協会が実施する数学の検定試験で、正しくは「実用数学技能検定」といいます。数学検定には、1級から8級までの各段階があり、任意の級を受検することができます。そのなかでも、数学検定3級は、受検者数が年間10万人を超える人気資格試験です。

この数学検定3級のレベルはどれくらいかというと、だいたい中学1年から高校1年で習う問題レベルになっています。因数分解、方程式、平方根、2次方程式、ピタゴラスの定理などが出題範囲です。たとえば、次の問題のとおり。皆さん解けますか??

【問1】次の不等式を解きなさい。   4-2(3x+1)<12-x
【問2】次の2次方程式を解きなさい。  x(2x-5)=-2

何かと使える!数学検定

数学検定3級の受検者の方には、現役の中学生、高校生をはじめ、数学をもう一度勉強してみたいと考えている方や、就職試験でSPIを受けなければならない就職活動を控えた学生さんたちなど、いろいろおられます。ちなみに、数学検定をもっていると高校進学時の内申書にもその旨が記載されるようです。これは、高校受験を控える学生さんたちには朗報ですね。

数学の勉強のすすめ!

本書は、数学嫌いの中学生が東大生による8日間の授業によって数学嫌いを克服し、数学検定合格を目指してレベルアップする様子を、楽しく読み進めながら勉強できるのが一番の特徴です。

本書の主人公は、現役東大生の先生と、数学が苦手な中学3年生のたかしくんです。

たかしくんが先生に丁寧に教えてもらい、ときには怒られながらもどんどん問題を解いてゆき、8日目の授業の最後には数学がすこし好きになる、そんなストーリーです。

数学検定3級を受検される予定の方にも、数学が苦手な方にも、また数学を勉強しなおしたいという方にもお勧めできる一冊です。解法の裏技も満載! みなさんも、たかしくんといっしょに数学の世界を旅してみませんか?

【問題の答え】
問1:x>-2  問2:x=1/2、x=2