日経は上昇、新興はボロボロ
日本の景気回復は順調に進み、それとともに株価も堅調に上昇しています。特に好調なのが大型株。軟調な新興をよそ目に年初来高値、上場来高値を次々と更新しています。そういった銘柄は長かった不況、バブル崩壊、ITバブル崩壊、金融危機などを乗り越え、ウミを出し切り、新しい成長ステージへ入ったと言えます。
一方、個人投資家は2006年のライブドア事件以降、新興市場が急落し、壊滅的なダメージを受け、相当の退場者を出してしまいました。東証1部が軟調だった頃、政府は、日銀による株の購入や公的資金の注入など、さまざまな対策を打ちましたが、新興にはそういった対策が全く入らず、桁が変わるほど落ちてしまった銘柄が続出しています。
そんな中、退場しなかった個人投資家はたゆまぬ努力と技術向上でたくましく生き残っています。そういったいまどきの個人投資家を支えているのが、ネット証券の革新的なサービスだといえます。
個人を支援する、ネット証券各社のサービス
ネット証券は、まさに戦国時代です。生き残りをかけ、個性的なサービスが次々と生まれています。
例えばリアルタイムツール。リロードすることなく、板の変化を見ることができ、さらにニュースも配信された瞬間に見ることができます。チャートも取引時間中、刻一刻と作られていきます。
ドラッグアンドドロップでの発注も可能で、反射神経さえあれば、暴騰、暴落の瞬間を逃すことなく売買することができます。
手数料も見逃せません。約定価格によって、無料から数百円という激安設定になっている証券会社もあります。
注文のバリエーションも増えています。値上がりしたときに買いを入れたり、値下がりしたときに売りを入れることができる「逆指値」、寄付きの成買いや指値不成立時の引け買いといったものから、上がっても下がっても売ることができる「W逆指値」など、証券会社によって異なりますが、かなり自由度の高い戦略を立てることができます。
株価を知らせてくれるサービスもあります。設定した株価になると、携帯やパソコンにメールを送ってくれるというものです。
このメールと上記の注文方法をうまく使えば、取引時間中、株価とにらめっこしなくて済む環境が出来上がります。ポートフォリオに大量の銘柄を登録していても、狙った値段が瞬時に知らされるのです。
サラリーマンなど、日中忙しい人はぜひ活用したいサービスです。
SBIイー・トレード証券のリアルタイムツール「HYPER E*TRADE Ver2.0」
その他のサービス
その他、先物やオプション、FX、外国株、投資信託、REIT、ETFなど、日本株以外の商品の充実も挙げられます。実際、日本株よりもFXの方が、成績の良い個人投資家もかなりの数いるでしょう。オプションや先物も、知識さえあれば、プロ顔負けの売買をすることも可能です。
もし、既存のサービスに物足りなさを感じているとか、そろそろ本格的に再開しようか、という人は、いまどきのサービスや手法を確認してみることをオススメします。