人は、毎日何かを考えている。考えたことを書き留めないと、同じことを考えている。だから何度も同じことを言ってしまうことになる。
書き留めて、新しいことを考えようではないか。人は考えれば何か新しいことを考えつくことができるというのが、アイデアマラソンの基本的な考え方である。毎日、思いついたことを書きとめる。1年に1000個の思いを書きとめよう。これがポケットアイデアマラソン手帳'08(ポケアマ)の挑戦である。1000個の発想なんてとても無理だとあきらめることはない。1日にたった3個、何か思いや、気付き、感想、工夫、計画、キーワード、小さなスケッチ、気の利いた言葉や洒落などを書き留めていくだけだ。
1日にいくつ書いてもよいのが、この手帳の最大の特徴だ。つまり今日未来の分を書くことができる。まず最初に、計画や夢や希望を10個並べてみよう。10個や20個の計画を持っていない人はいない。大切な人に、大切な時、大切な贈り物を考えることも発想のうち。こうして3日坊主はぶっ飛ばす。次の関門が、3週間である。ここで手帳を見直してほしい。3週間に、なんと63個の発想を書き留めているはず。
3週間で、あなたはきっと自分の持っている発想の実力に触れることができるのだ。ここに小さいがはっきりとした手ごたえを感じ始める。3カ月を過ぎると、もう止まらない。1000件に向かって一直線で進んでいく。
電気メーカーの研究員。開発の重要なヒントが浮かぶことも少なくない
母親が育児日記として利用。日々の成長を描くスケッチがかわいい!
たった1冊の手帳が、あなたに大きな自信を与え、あなたの人生を変えることになる。さあ、始めてみようではないか、今まで挑戦したことのない発想の探索の旅を。自分の思ったことを、いつでも、どこでもさっと書き入れることができるポケット・アイデアマラソン手帳'08は、あなたの真の発想能力を引き出す脳に最も近い記憶装置となるだろう。
ここに載せた手帳の使用例は、研究者の着想手帳と若い母親の育児の思いつきの手帳である。その内容の自由さ、多彩さを見てほしい。過去3年間、すでに、何千人もの人たちが、年間1000個、いや数千個の発想をポケアマに書き留めている。あなたも1000個を達成し、私にメールで知らせてほしい。喜びをともにしたい。
(樋口健夫)