「ツルルルル…あっ携帯だ。」町のあちこちで繰り広げられる、そんな風景。でもこれほど身近な携帯電話について、あなたは何を知っていますか?本稿では、意外と知らない携帯電話について考えるきっかけを、触りだけ、ご提供できればと思っております。
携帯電話について語る際に欠かせないのが、「1G/2G/3G」というキーワード。それぞれ、第1世代、第2世代、第3世代を意味しています。1Gは、アナログ方式の携帯電話。そして2Gは、デジタル方式の携帯電話です。デジタル方式の採用により、メールやインターネットを使えるようになり、携帯電話が「電話をするためだけ」のものではなくなったのです。
そして3Gでは、IMT-2000という取り決めに準拠することで、電話番号を変えることなく海外でも同じ携帯電話を使える仕組みが実現しました。また、データ送信の高速化も実現し、データ通信サービスが、さらに発展することになります。CDMA 1X、FOMAといった、auやNTTドコモのブランド名は、この3G対応であることを意味しています。
そしていま、この3Gの次の規格となる、4Gすなわち第4世代の携帯電話が作られようとしています。4Gでは、どのような携帯電話が私たちの手元に届くのか、楽しみですね。このように、携帯電話には様々な歴史、しくみ、背景があります。使って楽しむだけではなく、携帯電話について知って楽しむ。そんな書籍が、「図解 携帯電話の技術とサービス」です。