情報処理技術者試験 Q&A

今年も春試験の出願の時期がやってきました。前回苦杯をなめた方、リベンジのチャンスです! 受けようかどうしようか迷っている方、試験まではまだ時間があるので、まずは出願してから考えましょう。

さて、ここでは試験にまつわるよくある質問について、お答えしてみようと思います。

試験が変わるって本当なの?

2009年春試験から、新しい試験制度が始まるようです。2007年12月初旬現在の情報では、以下の改編が予定されています。

  • 初級シスアド試験を発展的に解消しITパスポート試験(仮称)が始まる
  • 基本情報、ソフトウェア開発試験は改編される
  • システムアナリスト試験と上級シスアド試験を統合
  • テクニカルエンジニア情報セキュリティ試験と情報セキュアド試験を統合

しかし、これまでに既に改編時期の繰り延べがありました(当初2008年秋試験から変更の予定だったのです⁠⁠。今後も変更がありえます。最新の情報は、情報処理技術者試験センターHPで確認してください。ひとまず、2008年の秋期まではこれまでの試験制度でいくようです。

試験が変わったら、変更前の試験で合格しても意味がないの?

そんなことはありません。もちろん履歴書にも引き続き書くことができます。⁠○年合格」など書いておくとより望ましいかもしれません。春試験の受験を考えている方は、安心して出願しましょう。

すでにIT系の仕事をしてるから、勉強なしでも大丈夫だよね?

IT関連の仕事に従事している方でも、幅広い知識が問われる午前問題で涙を飲む方が意外なほど多いのです。また、午後試験では知識は十分あっても短い試験時間の間に長文を読みこなし、解答を導き出す力が必要とされます。油断は大敵です。

過去問題って何年分やればいいの?

過去4回分で十分でしょう。基礎知識的な問題は、毎回似たものが出題されます。また、ハードウェアやネットワーク関連などの問題は、あっという間に古くなってしまいます。

過去問対策は量より質。10回分をひたすら流れ作業のように解くよりも、2年分、すなわち4回分を完全に解けるようにしておくことが合格への近道となります。