介護福祉士は、1988年から国家資格となった比較的新しい資格ですが、高齢化社会の到来による需要増を反映して、現在では登録者数が64万人を超える人気資格となっています。受験者数も初回(平成元年)の11,973人から20回(平成20年1月実施)の142,765人にまで急増しています。現在、介護保険施設の介護職員の約4割、在宅サービスにおける介護職員の約2割が介護福祉士だといわれています。
さて、この介護福祉士ですが、リハビリテーションから、精神保健、医学一般、介護技術など幅広い知識が必要です。しかも、全13科目という科目数の多さ。全科目でまんべんなく、正解しなければなりません。そこで、効果的な勉強法が重要になってきます。
まず、全科目を次の3つのグループに分けて、得意な分野と苦手な分野を把握することから、始めましょう。
- 介護行為そのものについての分野
- 要介護者の状態や生活状況などを把握するための基礎知識分野
- 法律や社会福祉の考え方に関する分野
3.の法律関係が苦手な人が多いようですが、得意なものから始めるか、苦手なものから始めるかは、個人によって異なるでしょう。
『らくらく突破 介護福祉士試験によく出る問題集2009』では、実際に介護福祉士試験で出題された問題を13科目120のポイントに分けて掲載しています。だから、問題を解きながら、学習の要点をつかんだり、自分の苦手分野や弱点分野をチェックすることができます。もちろん、ポイントや重要度は、最新の出題傾向に合わせても毎年変更。実戦に即、役立つ内容です。本書を使って、ポイントの重要度順に学習してみるのもひとつの方法でしょう。特に、苦手分野は大事なところからクリアしていくと、達成感も高まりますね。
本書ではさらに、この1月に実施された第20回の問題と解説もいち早く掲載! 最新動向をつかみつつ、学習ができます。次の介護福祉士試験は、『らくらく突破』でらくらく突破してください。