ピーターからの挑戦状!

20年前の日本人にあって、今の日本人に足りないものがある。それは論理的に考える力だ。そしてこの力を身に付けるのに一番適しているのが、中学入試レベルの算数である。

中学入試レベルなら、難しい数式も専門知識もいらない。だれでも挑戦することができる。しかも問題の質がよく、良問が多い。

できれば、実際に解いてみることをお勧めする。すると、発想力、思考力、発見力などが要求されることがすぐわかるだろう。最初は、慣れないので、戸惑うかもしれない。しかし、数問解いていくうちに、普段の生活で疲れた脳が、徐々にフル回転していくのを体感することができる。

最後の問題まで解き進めていけば、算数が思ったよりも面白くなってくる。

本書を読み、自力で解いていけば、算数・数学の思考能力が身につくだけでなく、日々の暮らしで役立てることができる。

是非、読者には、ピーターからの挑戦状を受け取って欲しい。

では、問題を紹介しよう。福岡の西南学院中学校の算数問題だ。パズルっぽくて面白い。

1から5までの数字を書いた5枚のカードがあります。そのうちの4枚を使って2けたの数を2個つくるとき、次の問に答えなさい。

になります。⁠ア⁠⁠~⁠ウ]にあてはまる数を求めなさい。

になります。⁠エ⁠⁠~⁠キ]にあてはまる数を、2通り求めなさい。

 1から5までの数字という条件をはずすとほかにどんな答えがあるか求めなさい。

では、本書でお会いしましょう。
では、本書でお会いしましょう。
[答え]

[ア]=2、⁠イ]=3、⁠ウ]=5

[エ]=5、⁠オ]=1、⁠カ]=2、⁠キ]=4 と、⁠エ]=4、⁠オ]=2、⁠カ]=1、⁠キ]=5 の2通り。

③の答えと解説は、本書でお読みください。