ITパスポート試験とは?
国家試験の情報処理技術者試験が、平成21年春期試験から大改定されます。このうち、初級シスアドに代わり、ITに関する初歩的知識を問う試験として新たに実施されるのが、この「ITパスポート試験」です。
合格するとどうなる?
この試験は、合否判定とあわせて取得点数が試験結果に記載されます。合格すると、ITの基本知識を証明できることはもちろん、その知識レベルまで点数で証明することができるので、就職・転職の際、非常に有効な資格としてアピールできます。
合格するにはどうすればいい?
合格するためには幅広い知識が必要です。また、より多くの良問にチャレンジすることも大切です。本書は、まさにうってつけの問題集です。
まずは「要点整理」を活用しよう
問題を解くのに必要な知識を得るために、本書の巻頭に掲載している「出題分野別 要点整理」から、重要用語の意味を十分に理解しておきましょう。
「予想問題」を解こう
本書で掲載している「予想問題」を巻末の答案用紙を使って解答していきます。解答後は、間違えた問題などは解説文を読み、なぜ間違えたかを理解します。必要に応じて「要点整理」に戻って確認しましょう。
問題を解く時間に注意しよう
問題を解く際、時間配分に注意しましょう。ITパスポート試験の試験時間は165分で、中問形式の解答に多少時間がかかることを考慮すると、小問形式88問分を1問90秒ペースで解答していけば、中問形式ごとの解答にそれぞれ約11分かけることができます。
ITパスポート試験の概要
試験の構成
- ① 試験時間:165分
- ② 出題形式:多肢選択式(四肢択一。小問形式+中間形式)
- ③ 出題数:100問を全問解答(小問形式:88問、中問形式:12問)
配点等
- ① 配点・採点:1,000点満点。素点方式で採点
- ② 合格基準:次の(1)、(2)の両方を満たした場合、合格
- 総合得点(分野別得点の合計):満点の60%以上
- 分野別得点:出題される3つの分野ごとに満点の30%以上