もうすぐ春。就職や転職などで、新しい一歩を踏み出す方も多いことでしょう。
新しい生活のスタートに合わせて、4月の第3週の日曜日に行われる情報処理技術者試験を受けるべく、受験申し込みを済ませている方。学習は進んでいますか?
「意気込んで申し込んではみたものの、参考書を買っただけであんまり勉強してないや。最近仕事にプライベートに何かと忙しくて、気づくと時間が経っちゃってたんだよね。当日行くのやめよっかなー。めんどくさいしどうせ落ちるし。」
…むむむ、ちょっと待ってください。まだあきらめるのは早すぎます! せっかく受験料を払ったのだし、試験までの短い間だけ、がんばってみませんか?
当日、試験に行かずに家で過ごしたりしても、そこはかとなく落ち着かない一日を過ごすことになります。それよりは、一夜漬けでもいい、落ちてもいいからとりあえず当日試験を受けに行くほうが、すっきり過ごせるというものです。
というわけで、ここでは、今からでも間に合う、効率よく得点力をUPできる試験対策を伝授いたします。
計算問題はオイシイ!
計算問題が、食わず嫌いになっていませんか? 計算問題は、実はけっこうオイシイ得点源。問題の出題されるパターンはだいたい決まっているので、一度解き方を理解してしまえば本番でも必ず正解できます。
たまに、本番の試験で、見たことのないややこしい計算式がずらずら書いてあるような問題が出ることがあります。でもこれはおおむね「こけおどし」。理解するのにちょっと時間がかかるかもしれないので、印をつけて後回しにしましょう。そしてひとまず最後の問題まで行ったところで、おもむろに戻ってきて問題文を注意深く読んでみましょう。実は簡単なことを、難しそうに表現してるだけ、なんてことはよくあります。
計算問題=サービス問題と考えられるようになれば、合格はすぐそこです。
三文字略語は意味で覚える!
覚えにくい三文字略語。特にストラテジ系の分野に多く出題されますが、SCM、SFA、EDI…とか、ほとんど呪文のようですよね。これを丸暗記しようとしても、覚えたそばから抜けていってしまいます。
まずはもとの、省略されていない英語で意味を考えると、覚えやすさがまったく違います。たとえばEDIのフルスペルは「Electronic Data Interchange」。日本語にすると電子的なデータ交換となって、意味が想像しやすくなります。
短期型の本が有効!
これから試験までの短い間で集中的に学習したい方にお勧めなのが、「わかる教科書」シリーズ。試験範囲をコンパクトにまとめ、1項目を見開きでレイアウトしました。
学校や仕事との兼ね合いで、まとまった学習時間をとるのはなかなか難しいですが、通勤時間やちょっとした空き時間など、15分単位しか時間がとれなくても、本書なら十分1項目を学習することができます。忙しい方にうってつけの構成になっています。
巻末には簡易版の模擬試験も付けました。執筆陣は情報処理技術者試験の受験指導で定評ある著者。用意したのは「ITパスポート試験」と「基本情報技術者試験」の2冊ですので、この2つの試験を受験しようと考えている方はぜひ、この本で合格を目指してください。